MITSUBISHI MOTORS

北海道情報大学 × 北海道三菱自動車販売株式会社 岩見沢店
スペシャルプロジェクト
プロジェクション
マッピング

DELICA D:5 PROJECTION MAPPING

2016年12月17日(土)~18日(日)、北海道三菱自動車販売株式会社岩見沢店にて、
デリカD:5のボディにプロジェクションマッピングをするユニークな催しが実施された。
なんと、このプロジェクトの制作に携わったのは北海道情報大学の学生たちだ。
果たしてどのような経緯で実現されたのか、プロジェクトに関わったメンバーの皆さんにお話を伺った。

KEY PERSON

プロジェクト発足の
きっかけは
若手社員のヒラメキから
北海道三菱自動車販売株式会社
岩見沢店 販売課
入倉竜吾さん

2016年4月に入社し、7月に岩見沢店へ配属になりました。あるとき社長から、新入社員の目線で「ショールームでできる、なにか面白いことは?」という、新しいプロモーション方法の提案を求められました。
そこで北海道情報大学の学生時代に自分が学んだ、プロジェクションマッピングの提案を出したところ、快く了承を得ることができ、すぐに大学時代の恩師・向田教授に連絡を取りました。

実は大学の卒業前に教授と「プロジェクションマッピングをできたら面白いですよね」という話をしていたこともあり、ちょうどいいタイミングで夢のプロジェクトが実現できる!
という期待感が高まりました。なぜ投影対象をデリカD:5にしたかというと、三菱自動車でイチオシのクルマだし、車体が大きいので、投影したときに迫力があると思ったからです。

COMMENT

入倉さんは在学中、北海道・野幌にある商業施設のリニューアルオープン時、3Dプリンターで出力した模型にプロジェクションマッピングを施した。彼は学生のうちに企業と携わることで得るものの大きさを知っている。

11月に後輩たちが制作したプロトタイプの映像を見せてもらって、そこでデリカD:5のコンセプトや詳細情報のチェックなど、けっこう口うるさく提言したと思います(笑)。私も学生時代はプロジェクションマッピングを企業と組んで制作させていただける機会があったのですが、そのときに私も企業の方から同じように細かく指示をいただいて……。

口うるさくした理由は、自分が社会人になった今、後輩たちにも私と同じような経験をしっかりとさせてあげたい。という強い気持ちの現れがあったからかもしれません。このような機会が作れ、プロジェクトに携わることができて、本当によかったと思っています。

SUPPORTER

学生たちの力で
デリカD:5に
プロジェクションマッピングを
実現することとは
北海道情報大学
情報メディア学部 情報メディア学科 教授
向田茂さん
COMMENT

約1/50スケールのデリカD:5を3Dプリンターで出力。もし、展示車両に投影できない場合はこちらにプロジェクションマッピングをする構想もあったという。

私の専門分野は画像処理ですが、大学においては3DCGを教えていて、プロジェクションマッピングはその技術を活用して制作しています。

プロジェクションマッピングという言葉が浸透したのは、ここ4~5年の間ではないでしょうか。代表的なものとしてはオーストラリアのオペラハウス、日本でしたら東京駅もそうですし、今は大きな建物に映像を映し出すのが「プロジェクションマッピング」と思われている感はあります。しかし対象物に映像を投影する手法は、実は大きな建物主流の現在よりも前から使われていました。小さなものですとスニーカーもありますし、クルマの例もあります。

実は我々、今回のようにクルマに投影してみたのは初めての試みでした。今までですと建物や簡単な造形を作っての作品作りが主でした(プロジェクションマッピングありきの考え)。投影したときはやはり、デリカD:5への奥行き方向に対する変化や、曲線部の歪みなど、細かな調節に学生たちは苦労していましたね。

できあがりを見ると実際「まだまだ、もうちょっと頑張らなきゃね」というのは正直ありましたが、学生たちは短い期間のなかでよく頑張って作りあげたと思っています。

プロジェクトは決してひとりではできなくて、いろいろな人と話しをする必要があるし、進めていくうえで様々な問題も出ます。時間や納期などキチンと守らなければならない。学生のうちに企業と関わることは、「プロ意識」に直結すること。そういった経験というのはこれから先、必ず役に立つ。よって教育的にはとても意味があることと考えています。

岩見沢店ではデモンストレーションの際に店内を暗くしてくださったのですが、お店の営業活動を考えたときにそれが果たして大丈夫なのかという懸念はありました。プロジェクト実施にあたり、全面的に協力していただいたことを心より感謝しています。

PROJECTION MAPPING CREATORS

それぞれ大きな財産となった企業とのコラボレーション

COMMENT

左から、佐藤健さん(プロジェクトリーダー。絵コンテ作成、素材割り振り、スケジュール管理など担当)、 山谷凌平さん(映像編集ほか、パーツや動画の素材を全部集めて、それらをまとめる役割。)、小野寺道寛さん(映像編集担当。)、藤田充さん(映像編集担当。)、国府祥太朗さん(途中参加。アイデア出し。音の素材提供など担当。)。
※メンバーは全部で7名だが、取材当日は冬休み期間。スケジュールの都合が合う5名が取材に応じてくれた。

ー以下、佐藤さん

実は今回のメンバー全員が、はじめて企業と関わるプロジェクトだったのです。なので「なにかひとつ成功させてみたい」という気持ちは強くありました。最初のうちは実感がなかったのですが、やり終えたあとに「え、こんなに大きなことをやっていたんだ」という実感がジワジワと沸いてきました。

もっとも苦労したのはモチベーションを保ち続けること(笑)。あとは、制作の時間が短かったので、納期までにクオリティを上げるためにどうすればよいのか?
というスケジュールの組み方にも難儀しました。

あとは実際にデリカD:5に映像を投影する。それがまた別の仕事なんですね。その映像を調整するのが……。調整にあたっては、3Dプリンターで出力したデリカD:5でテストしていたのですが、それが実物の約50分の1のサイズなんです。実車はその50倍ですから、まったくの別モノ。ちょっとしたズレでも歪みが気になってしまうので、実車での調整が想像以上に大変でした。やっぱり最後の追い込みはみんなシンドかったと思います。

COMMENT

プロジェクト時のミーティング、制作作業の場となったのは学内のメディアクリエイティブセンター。それぞれ2~3台のモニターを駆使してPC作業を行っていた。3Dプリンターもこちらに完備していた。

プロジェクトをやり終えて、それぞれ思うことAFTER THIS PROJECT

VOICE
01
佐藤健さん

プロジェクトリーダーとして経験ができたので自信がつきました。また仕事の割り振り、スケジュール管理、コミュニケーションの仕方など多くのものを得ることができました。最初はこれで大丈夫なのか?

という不安が大きかったですが、見ているうちにデリカD:5に映し出される映像が大きいので、PC画面で見るよりも迫力に驚き、あとからすごいものを作ったなと感じました。

VOICE
02
山谷凌平さん

映像を合わせることを主に担当。自分でパーツ制作もしながら、みんながバラバラに作った映像を合わせていく作業をしました。絵コンテの段階でしっかりと役割を決めていたので、編集のときあまり苦労しなかったのが収穫でした。今回のプロジェクトで、普段関わっていないゼミの人たちと関わることができ、技術の共有ができたのもよかったです。

COMMENT

メンバーのお気に入り場面、ワイヤーフレーム(線)のデータ。線だけでデリカD:5とわかるところがいい。動きながら色も変化していき、見ていて飽きない工夫が施されている。

VOICE
03
小野寺道寛さん

映像の編集を担当したのですが、僕自身が制作に使うソフト自体を使うのに慣れていなかったため、他の人よりもスタートが遅れてしまいました。自分だけ技術が低い状態からだったんですけれど、制作をするうえで様々なことを調べたり、ほかのメンバーからも作業の進め方や技術面のアドバイスをもらったので、僕自身、力になったことが多いと思っています。

VOICE
04
国府祥太朗さん

途中参加であまり全体的に関われなかったので、「もっとたくさんやりたかった」という気持ちが一番強いです。悔やまれるのは実際にデリカD:5を大学に持ってきていただいたときのエンジンスタート音の収録に立ち会えなかったこと……。僕は「音」に興味があるので、その時に参加したかったです。

VOICE
04
藤田充さん

中盤あたりから助っ人として参加したんですけれど、「プロジェクションマッピングをクルマにできる」と聞いたとき、とてもモチベーションが上がりました。また作業を進めて実車に投影したとき、なにを調節すべきか?
ということがわかったし、なにより自分のゼミとは違う専門分野の人と繋がりを持つことができたのは大きな収穫です。

MOVIE

完成したデリカD:5のプロジェクションマッピング映像はコチラ!

[ 北海道情報大学より映像提供 ]

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