2000 APRC
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2000年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC) 第2戦
FAIラリー・オブ・キャンベラ(5月5日-7日)


【レグ3・最終レグ レポート】


田口勝彦、初のグループA三菱ランサーエボリューションで総合2位
2年連続チャンピオン獲得に向け、幸先よいスタート


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チームADVANラリーアート
田口勝彦(右)/D・リンガー(総合2位)


5月7日 レグ3(最終レグ)
総走行距離:176.69km
SS15〜21(76.46km)


暫定総合成績(レグ3/最終レグ終了後)
順位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車両 タイム グループ
1. P・ボーン/M・ステイシー AUS/AUS スバル・インプレッサWRC 3時間31分57秒4 Gr-A
2. 田口勝彦/D・リンガー J/GB 三菱ランサー
エボリューションVI
6分21秒1 Gr-A
3. C・クロッカー /G・フォレッタ AUS/AUS スバル・インプレッサWRX 11分07秒8 Gr-N
4. 奴田原文雄 / 林哲 J/J 三菱ランサー
エボリューションVI
14分36秒8 Gr-N
5. J・アーギル/S・スミス NZ/NZ 三菱ランサー
エボリューションVI
14分56秒1 Gr-A
6. K・シン/A・オー MAL/MAL プロトン・ウィラ4WD 14分56秒3 Gr-N
7. R・ジョーンズ/L・ブルト NZ/NZ 三菱ランサー
エボリューションV
16分46秒0 Gr-N
8. J・ミッチェル/C・トリンダー AUS/AUS 三菱ランサー
エボリューションIII
16分46秒5 Gr-N
9. D・ヘリッジ/C・ランデル AUS/AUS スバル・インプレッサWRX 20分19秒4 Gr-N
10. M・リントット/T・ジャクソン AUS/AUS スバル・インプレッサWRX 21分05秒8 Gr-N
※2位以下はトップとの差

Nationality;
AUS=オーストラリア / F=フランス / GB=イギリス / J=日本 / MAL=マレーシア / NZ=ニュージーランド


5月7日、オーストラリアの首都キャンベラを拠点に開催されたアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第2戦FAIラリー・キャンベラが終了し、「チームADVANラリーアート」から三菱ランサーエボリューションVIで出場した昨年のAPRCドライバー・チャンピオンの田口勝彦が総合2位でゴールした。

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三菱ランサーエボリューションVI
チームADVANラリーアート
田口勝彦/D・リンガー (総合2位)
今シーズンのAPRCは全6戦が予定されているが、すでに3月に開幕戦Gudang Garamラリー・オブ・インドネシアが行なわれ、プロトンで出場のK・シンが昨年に続き開幕戦を制した。ディフェンディング・チャンピオンである田口は開幕戦には出場せず、第2戦の今大会より念願のグループAランサーを得て、2000年シーズンへの参戦をスタートさせた。また、田口同様今大会よりスバルのP・ボーンもシリーズ参戦を開始し、今シーズンのチャンピオン争いはこの両者の間で展開されていくことになるだろう。両者の開幕戦とも言うべき、今回のキャンベラリーは5月5日に第1レグがスタートし、全行程654.15km/SS21ヵ所(296.86km)が戦いの舞台となった。

ラリー初日、スタート直前に襲った雨は第1レグのコースを非常にスリッピーなものとし、これに足元をすくわれるドライバーが後を絶たなかった。田口も第3SSでコースオフを喫し、ボーンも序盤にパンクに見舞われ、順位を落とした。さらに優勝候補のひとりであったトヨタ・カローラで出場したN・ベイツは初日でリタイアに追いやられる羽目となった。しかし、田口は慎重なドライビングでこの悪条件を走りきり、初日を総合2位でゴールした。翌第2レグではコース条件は改善され、ドライ・コンディションのなかでのラリーとなった。田口は非常にアグレッシブな走行を展開するボーンに対し、今回はグループA車両での初のラリーであることから、慎重なドライビングで優勝よりもまずは上位完走を最大の目標に切り換える作戦をとった。しかし、それでも常に2〜3番手のステージ・タイムで走行し、初めてのグループA車両でのラリーとは思えない速さと順応性の高さを見せた。

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三菱ランサーエボリューションVI
チームADVAN・PIAA
奴田原文雄/林哲 (総合4位)
最終第3レグでも田口は常に総合2位の座を確実にする危なげない走行を展開。結果的に3ヵ所のトップタイムをマークして6分21秒差でボーンに続く総合2位でラリーを終了。2年連続チャンピオン獲得に向け幸先よいスタートを迎えることができた。次戦はWRCと併催されるニュージーランドラリー。今回同様ボーンにとっては地元とも言うべきラリーが控えるが、田口もニュージーランドの経験は多く、さらにそれ以降のマレーシアやタイは、逆に田口にとってのホーム・イベントとも言うべきラリーである。後半戦に得意なラリーが控えていることは田口にとっては有利に働くことだろう。

また、田口と同じく「チームADVAN・PIAA」から三菱ランサーエボリューションVIで出場した奴田原文雄は総合4位、グループN部門では2位に入った。今回のラリーには61台がスタートし、36台が完走というサバイバル・ラリーとなったが、そのなかで三菱車はトップ10に5台が占める強さを見せ、改めてその信頼性と基本性能の高さを実証した。

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