【ドバイ(アラブ首長国連邦)7日】
FIAワールドカップ世界クロスカントリー・シリーズ最終戦のUAEデザートチャレンジは、7日ドバイ市内の特設コース(3.2キロ)でプロローグランを行い、J-L・シュレッサー(シュレッサー・メガーヌ)が2分13秒でトップ。2位にはS・ペテランセル(メガ)、3位はJ・クラインシュミット(三菱パジェロ)、日本の篠塚建次郎(三菱パジェロ)は4番手だった。8日はドバイからアブダビへ移動。レグ1の520キロ(うちSS307キロ)を行い、アブダビ南約100 キロの砂漠のビバーク地に入る。
川のような入り江になったドバイの港近くの空き地がプロローグランの特設会場となった。前日の砂嵐、猛烈な雨・風でスタート&ゴールのゲートや招待客用のテントはすべて吹き飛ばされた。コースも水が流れ、早朝からブルドーザー、ローラーを入れて補修する騒ぎだ。時ならぬ砂漠の国の雨は「2年ぶり。いやこれだけ一気に降ったのは3年ぶり」と砂漠に住む人たちを驚かせた。トータル2,055キロに及ぶラリーのスタート順位を決めるプロローグは、駆け引きが盛んだ。トップ・タイムをマークするとレグ1では1番から5番まで、好きな位置でスタートできる。砂漠のSSは落とし穴がいっぱい。砂丘の砂の硬軟、わだちの選択、相手のペースなど、最初に走るより少し後の方が有利だ。「トップ・タイムをとるのは今日の路面では無理。シュレッサーにトップをとられるのはわかっていました。2番手になりすぐ後ろの位置を選ばれるのはいやだった。その点、4番手は理想的。シュレッサーは5番手あたりを選ぶんじゃないかと思いますよ」と篠塚は言った。昨年は平均時速120キロにも達する高速ステージの連続。固い路面の砂漠ロードが多かったが、今回は砂丘越えも増え、シュレッサーのバギータイプの車が必ずしも有利とはいえないコース設定だと主催者は言っている。かつて三菱が作ったプロトタイプ・パジェロの骨格と三菱エンジンを搭載したメガは、2輪の名手だったペテランセルが乗り、2番手につけている。「このラリーでチェックし、パリダカでがんばりたい」とペテランセルは意欲的。サービス体勢が整えば、シュレッサーとともに、篠塚の手強い相手に浮上してくるだろう。8日のルートはアブダビ南方の砂漠。SSの区間は307キロだが、高速ダートが予想されている。
●W杯スキーの滑降競技で3連勝するなどフランスのビッグスターだったルック・アルファンが、今回からシュレッサー・ルノーで登場。昨年まではパジェロだったが、上位進出を狙ってプロトタイプのT3クラス。バギー・タイプではない4輪駆動だがやる気満々。「このラリーで車の様子をつかみ、来年のパリダカでは、ベスト6には入りたい」と意欲的だった。
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