2000 World Rally Championship
LINK LINK
LINK BUTTON
LINK BUTTON

【レグ3 / 最終レグレポート】

シーズン前半戦終了
マールボロ三菱ラリーアートの2台はともにリタイア
グループN部門、三菱ランサーがトップ8独占

6月11日 レグ3
総走行距離 442.32km (第13〜19SS )
SS距離 141.89km

Photo

三菱ランサーエボリューションVI
G・ポッゾ/R・アメリオ・オルテス
(グループN優勝)

マキネンとロイックス、第1レグでリタイア
2000年のWRCは第7戦アクロポリスラリーを終えて、前半戦を終了した。今回のラリーでシーズン2勝目を目指したマールボロ三菱ラリーアートだったが、トミー・マキネンとフレディ・ロイックスは残念ながらともにリタイアに終わった。しかし、グループN部門では三菱ランサーがトップ8を独占し、今季不敗の7勝目を飾った。

Photo

三菱ランサーエボリューションVI
G・ポッゾ/R・アメリオ・オルテス
(グループN優勝)
今年のアクロポリスラリーは、6月9日にギリシャの首都アテネをスタートし、11日アテネの西方約120kmに位置するイテアでゴールを迎えた。毎年35度以上を記録する猛暑と、ヨーロッパ随一と言われるラフロードにより苛酷なサバイバル戦が展開される同ラリーは、今年も例年同様、初日から脱落するマシンが続出した。その初日の第1レグ。今回、全7ワークスが投入した14台のなかで最初の犠牲者となったのは、不運にも三菱のロイックスだった。スタートして間もなく第1SS中盤を走行中に右リヤの足周りが壊れ、コースアウト。ひとつのステージも完走することなくリタイアを余儀なくされた。さらに不運なことに同様のトラブルがマキネンにも発生。第3SSで土手にヒットし、3輪走行。サービスで修復し、続く第4SSへと向かった。しかし、その移動中にロイックス同様のトラブルでリヤの足周りが壊れてラリーを終えることとなった。

襲いかかる40度の猛暑とラフロード
初日にして2台を失った三菱だったが、グループN部門では、苛酷な条件下にもかかわらずランサーがラリーを席巻し、初日はトップ12を独占。迎えた翌10日の第2レグでも高い信頼性を発揮し、トップ10を堅持。アルゼンチン出身の若手G ・ポッゾが部門首位に立った。しかし、ラリー全体を見渡せば、この日スタートできたのは83台。117台がスタートしたラリーはすでに30台以上がリタイアしていた。そのなかには三菱の2台をはじめとする4台のワークスマシンも含まれており、その数はこの日さらに増加した。60度を超える車内でドライバーは体力を削られ、マシンは徐々にトラブルに蝕まれていった。その結果ラリー2日目で半数以上のマシンが姿を消し、ワークス勢も6台が残るのみとなった。

完走率41%のなか、アルゼンチンの新星がグループNを制す
Photo

三菱ランサーエボリューションVI
G・トレレス/J・デル・ブオノ
(グループN2位)
最終日は、生き残った55台すべてのマシンが完走を目指した。その結果フォードのC・マクレーが今季2勝目を飾り、C・サインツが2位につけ、フォードは1-2フィニッシュ。ポイントリーダーのR ・バーンズは3位を走行していたが、最終日にエンジントラブルでリタイア。リードを広げることはできなかった。バーンズのポイント首位は変わらないが、2位以下との差が縮まり、チャンピオン争いはさらに加熱。5連覇を狙うマキネンもこれからが巻き返しの時となる。グループN部門ではポッゾ(21才)が首位をキープし、優勝。1996年からラリーを始め、地元アルゼンチンで活躍後、今年から世界に乗りだした若手は世界選手権わずか5戦目にして優勝を飾った。最終的にワークスマシンは5台だけが生き残り、イテアに凱旋できたのはわずか48台のみ。完走率41%。今年もサバイバルラリーとなった。


■ 暫 定 総 合 成 績 【レグ3(最終レグ) 終了後】■

順 位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車名 タイム グループ
*1. C・マクレー/N・グリスト GB/GB フォード・フォーカスWRC 4時間56分54秒8 Gr-A
*2. C・サインツ/L・モヤ E/E フォード・フォーカスWRC 23秒1 Gr-A
*3. J・カンクネン/J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 6分38秒3 Gr-A
4. 新井敏弘/R・フリーマン J/GB スバル・インプレッサWRC 7分40秒8 Gr-A
*5. A ・シュワルツ/M・ヒーマー D/D スコダ・オクタビアWRC 9分11秒0 Gr-A
6. A・バカシャブ/B・ウィリス SA/GB トヨタ・カローラWRC 12分54秒9 Gr-A
7. J-P・リシェルミ/T・バルジョー F/F スバル・インプレッサWRC 13分33秒3 Gr-A
8. F・ドール/D・ブレトン F/F スバル・インプレッサWRC 13分59秒8 Gr-A
*9 F・デルクール/D・グラタループ F/F プジョー206WRC 15分12秒3 Gr-A
10. J ・パパディミトリウ/
N ・ペトロポウロス
GR/GR スバル・インプレッサWRC 16分21秒6 Gr-A
11. G・ポッゾ/R・アメリオ・オルテス RA/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
21分57秒0 Gr-N
(Gr-N優勝)
12. G・トレレス/J・デル・ブオノ RA/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
23分09秒8 Gr-N
(Gr-N2位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
Nationality;
B=ベルギー / D=ドイツ / E=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / GR=ギリシャ / J=日本 / RA=アルゼンチン / SA=サウジアラビア



●ドライバーのコメント

トミー・マキネン:
「混戦になったけれど、まだチャンスはある。ランサーも今後改良されるし。これからの戦いで逆転は可能だ」

ガブリエル・ポッゾ(グループN部門優勝):
「すべてがうまくいった。ラリーはタフだったけれど、ランサーは全く問題なかった。本当にうれしい。この優勝で前回のアルゼンチンで勝利を逃した悔しさの埋め合わせができた」



トップにもどる


[ Webマガジン ] このコンテンツは日本国内向けの情報です。
These home page contents apply to the Japanese domestic market only.
MMC RALLIART