2000 World Rally Championship
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- 11月12日発行 -

【11月12日(日) レグ3(最終)レポート】

三菱ランサー、T.マキネン総合優勝!(暫定)
グループN、三菱ランサー13連勝

T.マキネン、事後車検で失格

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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ
(11/12 レグ3)

三菱ランサー総合及びグループN両タイトルの栄冠!
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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ
(11/12 レグ3)
FIA世界ラリー選手権第13戦ラリーオーストラリアが11月12日パースでゴールを迎えた。三菱ランサーエボリューションで「マールボロ三菱ラリーアート」から出場したトミー・マキネン(フィンランド)が総合優勝、また、グループNも、三菱ランサーで出場のグスタボ・トレレス(ウルグアイ)が今季3勝目のグループN優勝を達成。三菱ランサーはグループN開幕13連勝の不敗神話を守った。また、「チームADVANラリーアート」から三菱ランサー(グループA)出場した田口勝彦は日本人最高位の総合11位でゴールした。


【レグ1 (11/10)】
スタート順位を決める戦術、駆け引きが展開。

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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ
(11/12 レグ3)
ラリーオーストラリア過去2回の優勝と、このイベントを得意とするマキネンはSSトップタイムを3回マークする快調な出足を見せ、ラスト2ステージを残し総合2位。パース近郊のステージの路面はビー玉状の玉砂利で覆われており、1番手スタートは砂利かき役となる。これを嫌う上位のドライバー達の間で戦術的な駆け引きが展開された。第2レグのスタート順位を決めるSS9で出来るだけ有利なポジションを確保するために、ワークスドライバー達は意図的にタイムを落としながら走行。その結果、マキネンは1位カンクネン(スバル)と13.7秒差の総合3位で第1レグをゴール。一方、10日30才の誕生日を迎えたチームメイトのロイックスはSS3スタート後の6km地点でトランスミッショントラブルによって惜しくもリタイアした。グループNのディフェンディングチャンピオンのグスタボ・トレレスは、最大のライバル、マンフレッド・ストール(三菱ランサー)に18秒差のリードをつけてグループN1位で第1レグを終えた。

【レグ2 (11/11)】
″戦略ステージ″の攻防。マキネン、総合3位。

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三菱ランサーエボリューションVI
G・トレレス / J・デルヴォーノ
(11/12 レグ3)
1番手スタートを嫌うドライバー達が″戦略ステージ″と呼ぶSS16を迎えた。このSSの順位で最終レグのスタート順が決まる重要なSS。砂利かき役を避け、かつトップから僅差となるような有利な順位をとるためにトップドライバー達は慎重にペースダウン。だが、C・サインツ(フォード)失格のニュースはドライバー達に微妙なプレッシャーを与え、(昨日のSS9でサインツはタイムコントロールゾーンの始まりを示すイエローサインとフライングフィニッシュの間で車を停止させ、規則違反の失格)。SS16が始まると予想外の展開が始まった。トップをスタートしたカンクネン(スバル)がよもやのコースオフでリタイア。2番手スタートのデルクール(プジョー)が思い切りスローダウンしたために後続のドライバー達の計算が狂った。3番手スタートのマキネンは思いのほかペースダウンが足りずにトップから9.9秒落ちの4位のタイムで総合1位。5番手スタートのグロンホルム(プジョー)もSS7位のタイムでは速過ぎて総合2位。そしてこのSSの前までマキネンに23秒差をつけて総合1位のバーンズ(スバル)はドライバーズチャンピオンを争うライバルのグロンホルムの3.6秒後方という絶妙な位置につけるSS13位のタイムで総合3位。こうしてドライバー達の″戦略ステージ″の微妙な駆け引きが明暗を分ける結果となった。しかし、マキネンはSS17のフライングスタートで10秒のペナルティを課せられ、結局第2レグは総合3位で決戦の最終レグを迎えることになった。

【レグ3・最終レグ (11/12)】
マキネン、王者の意地。最終レグでフルアタック!栄冠を勝ち取る

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三菱ランサーエボリューションVI
G・トレレス / J・デルヴォーノ
(11/12 レグ3)
第3レグ最初のSSスタート直前になって、バーンズ(スバル)がタイムコントロールでパンクを修復すためにストップ。しかしこれは規則上では許されており、バーンズはマキネンの後方、3番手からスタートすることになり、結果、スタート順位はグロンホルム(プジョー)、マキネン、バーンズの順になった。バーンズの有利が予想されたが、王者マキネンが4年連続チャンピオンの意地を見せた。最終レグの勝負どころは実質3つのロングステージ。SS18(35.29km)、SS19(36.84km)、SS20(25.16km)。マキネンは怖いほどコース幅を目いっぱいに使い、フロントを土手に当てて壊しながらも″鬼神の走り″でSS18とSS19でコースレコードを塗り替えるベストタイムを連発して、2位のバーンズに10秒の差をつけ一気に3位から首位に浮上。ここで勝負を決めた。「これ以上は速く走ることは不可能なぐらいのフルアタックだった。最高に集中できたドライビングだった」と感慨深げに語った。コンディションの不利をものともしない圧巻の走りで、堂々の総合優勝となった。マキネンは第1戦モンテカルロラリー以来の今季2勝目を飾った。


■ 暫 定 総 合 成 績 【レグ3終了後】■

順 位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車名 タイム グループ
*1. T・マキネン / R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
3時間43分51秒7 Gr-A
*2 M・グロンホルム/T・ラウティアイネン FIN/FIN プジョー206WRC 5秒5 Gr-A
*3. R・バーンズ/ R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 8秒2 Gr-A
*4 F・デルクール/D・グラタループ F/F プジョー206WRC 1分38秒4 Gr-A
*5. K・エリクソン / S・パルマンダー S/S ヒュンダイ・アクセント 2分26秒1 Gr-A
6. T・ラウッカネン / K・リンドストーム FIN/FIN フォード・フォーカスWRC 2分36秒4 Gr-A
*7. T・ガルデマイスター / P・ルカンダー FIN/FIN セアト・コルドバWRC 2分54秒8 Gr-A
8. P・ボーン / C・ヴィンセント NZ/NZ スバル・インプレッサWRC 4分39秒0 Gr-A
9. D・オリオール / D・ジロウデ F/F セアト・コルドバWRC 8分00秒1 Gr-A
10. N・ベイツ / C・テイラー AUS/AUS トヨタ・カローラWRC 9分12秒3 Gr-A
11. 田口勝彦 / B.ウイリー J/GB 三菱ランサー
エボリューションVI
13分52秒1 Gr-A
13. G・トレレス / J・デルヴォーノ ROU/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
17分44秒4 Gr-N
(Gr-N 1位)
14. 新井敏弘 / R.フリーマン J/GB スバル・インプレッサWRC 18分26秒7 Gr-N
(Gr-N 2位)
15. M・ストール/ P・ミュラー A/A 三菱ランサー
エボリューションVI
19分36秒1 Gr-N
(Gr-N 3位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
Nationality;
A=オーストリア / AUS=オーストラリア / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / J=日本 / NZ=ニュージーランド / RA=アルゼンチン/ S=スウェーデン



●ドライバーのコメント

T・マキネン「マールボロ三菱ラリーアート」総合優勝:
「久々の勝利の味は最高だ。本当に嬉しい。クルマの調子はよく、滑りやすいコンディションでものすごくうまく走れた。最終戦グレートブリテンでもこの調子でいけるはずだ。グロンホルムの2位によりドライバーチャンピオンの可能性は消えたのは確かに残念だが、我々はまだ競争力のあるクルマであることを証明できた。もうひとつ優勝して今シーズンを締め括りたいね」

G・トレレス(グループN優勝/三菱ランサー):
「ランサーは素晴らしく、クルマの調子は本当によかった。ストールとのポイント差が1ポイント。どちらが勝っても不思議ではないが、ぼくにも5回目のタイトルがかかっている。最終戦が楽しみだ。」


WRCシリーズポイント(全14戦中13戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: プジョー 99

2位: フォード 88

3位: スバル 74

4位: 三菱 49

5位: セアト 9

5位: スコダ 8

7位: ヒュンダイ 7

ドライバーズ 1位: グロンホルム (プジョー) 55

2位: バーンズ (スバル) 48

3位: マクレー (フォード) 43

3位: サインツ (フォード)43

5位: マキネン (三菱) 42

6位: デルクール (プジョー) 22

グループNドライバーズ 1位: ストール (三菱) 65

2位: トレレス (三菱) 64

3位: ポッゾ(三菱) 22

4位: パソネン (三菱) 21


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