2000 World Rally Championship
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【レグ3/最終レグ レポート】

三菱ランサーのマキネン、総合4位
選手権2位で序盤戦を終了

ロイックスは総合8位
グループNではランサーがトップ7独占

4月2日 第3レグ
SS距離:110.38km
総走行距離 489.23km

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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ

マキネン、総合4位で3戦ぶりの完走
4月2日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦カタルニアラリーの最終第3レグが、ヨレット・ド・マール北西で開催され、マールボロ三菱ラリーアートのトミー・マキネンが総合4位でゴールし、3戦ぶりの完走を果たした。チームメイトのフレディ・ロイックスは総合8位で終え、2台ともに結果を残した。

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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
F・ロイックス / S・スミーツ
この日残されたステージは4ヵ所。実際には往復するので2ヵ所のステージのみで最終レグは開催された。タイヤ選択ミス、そしてブレーキ系トラブルなど不運な2日間を過ごしたマキネンは、この日に奇跡の逆転優勝を目指した。ポルトガル同様ラテンの熱い観客たちがコース脇に大勢詰めかけ、ラリーは日増しにヒートアップしていった。地元の英雄サインツ(フォード)が、3位につけて優勝を狙っているのだから、その声援たるや尋常ではない。マキネンはこのサインツをまずは倒さなくてはならなかったのだが、トップ4台の争いはすさまじく、一度のSSトップタイムをマークしたものの、マキネンのスピードを以ってしてもそれは容易なことではなかった。その結果、総合4位の位置は変わらずゴール。優勝も表彰台の獲得もならなかったが、スウェディッシュラリー以来3戦ぶりの完走を果たせたことのもつ意味は大きいはずだ。これでマキネンはドライバーズ選手権2位の座をキープしたまま、シーズン中盤戦へと突入していく。しかし、その一方でマニュファクチャラーズ選手権では、今回優勝したフォードが三菱を逆転し、三菱はプジョーとともに3位に後退することになった。

フレディ・ロイックスは前日同様またしても、ブレーキに若干のトラブルを抱えた。しかし、総合8位の地位は確保してゴールを迎えた。かつては総合2位に入ったこともある相性のよいラリーでのこの成績には、ロイックス自身も満足できないだろう。そのストレス解消を次戦以降に期待したい。

マクレー、一年ぶりの勝利
フォードのマクレーが昨年のポルトガル以来一年以上ぶりに優勝の美酒を味わった。それはフォードにとっても同様で、これで5戦して4メーカーが優勝を飾るという昨年以上の混戦となっている。マキネンを含めたトップ4のこの日の争いは熾烈を極めた。特にマクレーとバーンズ(スバル)は1秒にも満たないタイム合戦を繰り広げ、最終SSを前に両者の差はわずかに6秒。最後まで予断を許さない状況が展開された。そして最終ステージは両者同タイムという互いに一歩も譲らない好勝負を展開し、結果マクレーが成長著しいバーンズを下し、久々の優勝、通算19勝目を飾ることになった。

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三菱ランサーエボリューションVI
(グループN 1位 / レグ3終了時)
U・ニッテル/ D・ルフ
グループN部門では三菱ランサーがトップ7
グループN部門では、三菱ランサーのニッテルが優勝を決めた。実に1996年アルゼンチンラリー以来のWRC優勝だった。これで三菱は今シーズン5戦5勝。優勝者も5人を生み出し、ランサーの基本性能の高さもさることながら、ドライバーの層の厚さも証明した。特に今回のラリーでは2位に同部門4連覇のトレレス、3位に現在チャンピオンシップ・リーダーのストール、4位にポルトガル・ウィナーのカンポス、5位にサファリ勝者のメンヅィ、6位にスウェディッシュ優勝のパソネンが入るなど、グループNのオールスターがこぞって結果を残した。これらのドライバーにメンデスが7位に入り、三菱ランサーは部門トップ7を独占する圧倒的なパフォーマンスでシーズン初のオールターマックラリーを席捲した。

次戦第6戦アルゼンチンラリーは5月11〜14日に開催される。


■ 暫 定 総 合 成 績 (レグ3/最終レグ 終了後)■

*1. C・マクレー / N・グリスト GB/GB フォード・フォーカスWRC 4時間07分13秒0 Gr-A
*2. R・バーンズ / R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 5秒9 Gr-A
*3. C・サインツ/L・モヤ E/E フォード・フォーカスWRC 11秒7 Gr-A
*4. T・マキネン / R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
40秒2 Gr-A
5. M・グロンホルム /
T・ラウティアイネン
FIN/FIN プジョー206WRC 1分51秒7 Gr-A
*6. G・パニッツィ/H・パニッツィ F/F プジョー206WRC 2分10秒9 Gr-A
*7. F・デルクール/D・グラタループ F/F プジョー206WRC 3分36秒4 Gr-A
*8. F・ロイックス / S・スミーツ B/B 三菱ランサー
エボリューションVI
4分12秒5 Gr-A
9. A・ナバッラ/S・フェデリ I/I トヨタ・カローラWRC 5分05秒4 Gr-A
10. M・マルティン /
M・パーク
EE/GB トヨタ・カローラWRC 5分29秒0 Gr-A
17. U・ニッテル/D・ルフ D/D 三菱ランサー
エボリューションVI
18分57秒7 Gr-N
(Gr-N1位)
18. G・トレレス/J・デル・ブオノ ROU/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
20分02秒7 Gr-N
(Gr-N2位)
19. M・ストール/P・ミュラー A/A 三菱ランサー
エボリューションVI
23分26秒4 Gr-N
(Gr-N3位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
Nationality;
A=オーストリア / B=ベルギー / D=ドイツ / E=エストニア / EE=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / I=イタリア / N=ノルウェイ / RA=アルゼンチン / ROU=ウルグアイ


●ドライバーのコメント

トミー・マキネン:
「完走してポイントを獲得でき、満足している。しかし最初の2日間は本当につらかった。昨日のブレーキ・トラブルが出る前までは優勝も夢ではなかったけれど、その後は本当にハードな戦いを強いられた。でも、上位のマシンにも何が起こるか分からないと思って、プッシュしつづけたけどね。今は次のアルゼンチンに目を向けている。ここで4度目の優勝を目指したい」

フレディ・ロイックス:
「とにかく楽なラリーじゃなかった。そのひと言に尽きる。今後のことを見つめることが今は大事だ」



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