2000 World Rally Championship
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【10月1日 第3(最終)レグ(SS13~18)】

「マールボロ三菱ラリーアート」
2台ともにリタイア
グループN部門、三菱ランサーがトップ13独占

総走行距離:307.70 km
SS距離:128.87 km

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三菱ランサーエボリューションVI
M・ストール/P・ミュラー
(レグ3 /グループN部門優勝)
半年ぶりのターマックラリー「10000コーナー・ラリー」大波乱
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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ
(レグ3)
WRC第11戦ツール・ド・コルスが10月1日、アジャクシオにゴール。マールボロ三菱ラリ ーアートのトミー・マキネンは最終日の第3レグでコースオフ、チームメイトのフレディ・ロイックスは第1レグ開始直後にコースオフで戦列を離れ、三菱の2台はともにリタイアに終わった。しかし、グループN部門では三菱ランサーが上位14台を独占し、M・ストールが優勝を飾った。

1980年以来の秋期開催となった今年のツール・ド・コルスは30度前後の気温のなか、夜半な ど雷雨に見舞われることもあったが、比較的好天のもと開催された。常にコーナーの連続、約半年ぶりのターマックラリー。コースの習熟が勝敗の大きな鍵となる同ラリーでは、過去地元フランス勢が圧倒的な強さを見せてきた。前戦キプロスラリーで好調なところを見せたマキネンとロイックスのふたりは、今回のラリーにもその調子をキープして臨んできた。マキネンは9月29日の第1レグで2番手タイムを2度記録するなど常に6番手以内のタイムで走行、途中岩にヒットする場面もあったが、快走を見せ総合6位でゴール。トップから26秒差と好位置につけた。一方、ロイックスは、開始直後にリタイア・リストに名を刻むことになった。ロイックスのランサーは、第1SSのスタート地点からわずか300m地点でコースオフ。硬めのタイヤがグリップを発揮する前に20m下の水無し川へと転落、リタイアとなった。

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三菱ランサーエボリューションVI
G・トレレス/J・デルブォーノ
(レグ3 /Gr-N2位)
初日でロイックスを失った三菱だが、マキネンは前日の好調を維持して第2レグをスタート。 しかし、夜半に降った雷雨の影響によるスリッピーな路面、さらに前走車が泥をまき散らし、コース状況は一変。マキネンはリズムを狂わされた。さらに観客の多さによるSSのキャンセルなども重なり、第9SSで岩にヒット。マキネンはマシンの左フロント部分にダメージを負ってしまう。続く第10SSではC・マクレー(フォード)の転落事故によるラリー中断。第2レグは波乱の展開となった。総合9位に後退して迎えた最終第3レグで巻返しを図りたいマキネンだったが、最初のステージでコースオフ。ゴールを迎えることなく、ラリーから姿を消すことになった。この時、マキネンのランサーが立入禁止区域にいたカメラマンに接触、負傷したが大事には至らなかった。これで三菱は2台を失い、不運な結末に終わった。総合優勝はG・パニッツィ(プジョー)がWRC初優勝。同じプジョーのM・グロンホルムは5位に入り、ポイント・リーダーの座を守った。

グループNランサー、11連勝達成
グループN部門では、三菱ランサーがこれまで同様終始ラリーをリード。M・ストールを筆頭にトップ13位をランサーが占めた。これでストールは今季3勝目。ライバルのG・トレレスを抑えきったことで初のチャンピオンに向けて大きく前進した。ランサーはこれで11戦11勝、不敗記録をさらに更新した。

次戦はターマックラリー2連戦となるサンレモラリー。イタリア北西部のアルプス山麓を舞台に10月20日~22日にかけて開催される。


■ 暫 定 総 合 成 績 【レグ3 終了後】■

順 位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車名 タイム グループ
*1. G・パニッツィ/H・パニッツィ F/F プジョー206WRC 4時間02分14秒2 Gr-A
*2. F・デルクール/D・グラタループ F/F プジョー206WRC 33秒5 Gr-A
*3. C・サインツ/L・モヤ E/E フォード・フォーカスWRC 1分12秒6 Gr-A
*4. R・バーンズ / R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 1分30秒9 Gr-A
5. M・グロンホルム/T・ラウティアイネン FIN/FIN プジョー206WRC 1分57秒1 Gr-A
6. P・リアッティ/C・カッシーナ I/I フォード・フォーカスWRC 2分53秒8 Gr-A
*7. S・ジャン-ジョセフ/J・ボエル F/F スバル・インプレッサWRC 3分09秒5 Gr-A
*8. D・オリオール/D・ジロウデ FIN/FIN セアト・コルドバWRC 3分30秒7 Gr-A
9. S・ローブ/D・エレナ F/F トヨタ・カローラWRC 6分53秒2 Gr-A
10. F・モレル/D・マーティー F/F プジョー206WRC 7分20秒4 Gr-A
17. M・ストール/P・ミュラー A/A 三菱ランサー
エボリューションVI
20分13秒8 Gr-N
(総合優勝)
18. G・トレレス/J・デルブォーノ ROU/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
20分46秒4 Gr-N
(Gr-N2位)
20. J-M・サントーニ/J-M・カサマッタ H/H 三菱ランサー
エボリューションVI
23分19秒1 Gr-N
(Gr-N3位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
Nationality;
A=オーストリア / B=ベルギー / CH=スイス / E=エストニア / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / H=ハンガリー / I=イタリア / RA=アルゼンチン / ROU=ウルグアイ



●ドライバーのコメント

トミー・マキネン:
「きつい右コーナーでブレーキをかけたけど、ちょっと遅すぎた。クルマはスライドし、それでコースオフ。すでに上位は狙えなかったから、今日はテストをしようと思っていた。はじめはチャンスがあるかなと思っていたんだけど、うまくはいかなかったね。他のイベントならミスをしても、特に問題にはならないけど、ここでは山岳地帯でやっているから、致命傷になりかねない。本当に一番難しいターマックラリーだよ。次のサンレモではがんばるよ。ここと大きな違いがあるわけじゃないけど、サンレモのほうが少し速くて僕にはいいな。ラリー前にテストをして、新しいタイヤとかその他いろいろ試そうと思っている」

フィル・ショート(チームマネージャー):
「残念な結果だ。コルシカではコースオフしたら、大きなアクシデントになることが多い。不運にも今回は我々の2台にそれが及んでしまった。しかし、マシン自体は調子がよく、多くのことを学べたし、確かな前進はできた」

マンフレッド・ストール(グループN部門優勝):
「最終日はリスクを冒さないように慎重に走った。常に集中していないといけないから、本当にタフなラリーだった。でも、ここで勝てて本当にうれしい」


WRCシリーズポイント(全14戦中11戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: フォード 83

2位: プジョー 74

3位: スバル 69

4位: 三菱 35

5位: スコダ 8

5位: セアト 8

7位: ヒュンダイ 5

ドライバーズ 1位: グロンホルム (プジョー) 46

2位: バーンズ (スバル) 44

3位: マクレー (フォード) 42

4位: サインツ (フォード)41

5位: マキネン (三菱) 28

6位: カンクネン (スバル) 18

グループNドライバーズ 1位: ストール (三菱) 58

2位: トレレス (三菱) 50

3位: ポッゾ(三菱) 22

4位: パソネン (三菱) 21


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