2000 World Rally Championship
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【レグ3・最終レグ レポート】

マールボロ三菱ラリーアート
マキネン総合5位、ロイックス総合8位でゴール
グループN部門、三菱ランサーがトップ7独占

9月10日 レグ3 (SS18-SS23)
SS距離 88.75 km
リエゾン225.11km
総走行距離 313.86 km

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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ

ラフロードと酷暑のキプロスラリー、WRC初開催
WRC初開催となった第10戦キプロスラリーが9月10日、リマソルにゴールし、マールボロ三菱ラリーアートのトミー・マキネンが総合5位、フレディ・ロイックスが総合8位でそれぞれゴールした。また、グループN部門では三菱ランサーが終始ラリーをリードし、今季無敗の10連勝を達成。トップ7も独占し、G・トレレスが優勝した。

今年で28回目を迎えるキプロスラリーは、チャイナラリーのWRC中止を受け、急遽WRC開催が決定された。そのためトップドライバーはほとんどこのラリーの経験がなく、すべてがイーブンの状態でラリーは8日に幕を開けた。ラフな路面と酷暑、アクロポリスラリーとよく比較される同ラリーは、時にアクロポリスを上回る厳しさも見せた。
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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
F・ロイックス / S・スミーツ
リマソルの北西に広がる山岳地帯で行なわれた第1レグでは、現在ポイント・トップのM・グロンホルム(プジョー)をはじめ20台近くのマシンが姿を消した。この日完走したマシンもトラブルとは無縁ではなく、そのなかでマキネンとロイックスにも不運は襲った。ラフな路面と格闘しながら順位浮上を狙った両者だったが、マキネンはスピンによりリヤのドライブシャフトを破損し、2WD走行を余儀なくされ、ロイックスもスロットルの不調により転倒、マキネン同様ドライブシャフトを破損し、苦戦を強いられた。これで両者ともタイムロスし、初日をマキネンが総合7位、ロイックスが総合11位で終えた。

続く第2レグでは、三菱勢は好調な走りを展開した。2台ともに2度のSSトップを記録し、三菱はこの日8カ所のSS中4カ所でトップタイム。特にロイックスは1998年アクロポリスラリー以来となるSSトップ獲得で好調をアピールした。この日はマキネン、ロイックスともに大きなトラブルもなく、マキネンが総合6位、ロイックスが総合8位に浮上し最終レグに臨んだ。その最終レグでは気温が前日同様30度を越えるハードな条件となった。ここでマキネンは最初のSSでトップタイムをマークし、続くSSでトヨタのM・マルティンをパス、総合5位へと浮上した。その後さらにSSトップを記録し、さらなる上位浮上を目指した。しかし、初日のトラブルによるタイムロスは大きく、4位のR・バーンズ(スバル)に当初の1分20秒の差を54秒差にまで縮めたが、ここまでが精一杯。総合5位でゴールを迎えた。一方、ロイックスも前日の好調を維持して順調に上位とのタイムを刻んでいったが、順位浮上は叶わず、総合8位でラリーを終えた。総合優勝はフォードのC・サインツがJ・カンクネン(スバル)に並ぶ史上最多タイの23勝目を飾った。また、タイトル争いではグロンホルムが、2ポイント差で辛うじて首位を守った。

グループNランサー、今シーズン10連勝達成
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三菱ランサーエボリューションVI
G・トレレス/J・デル・ブオノ
(グループN部門 総合優勝)
グループN部門では、三菱ランサーが圧倒的な強さを見せた。特にトレレスは得意のラフロードで真価を発揮。マシンを労る巧みな走法で終始ラリーをリードし、シーズン2勝目を達成。ランキング・トップのM・ストールに迫った。2〜3位には若手のG・ポッゾとC・メンヅィが入り、非凡さを見せた。これでランサーは今季10連勝、トップ7を独占する強さをWRC屈指のラフロードでもみせつけた。

次戦ツール・ド・コルスはコルシカ島(仏)を舞台に、狭くツイスティなターマックで9月29日〜10月1日にかけて開催される。


■ 暫 定 総 合 成 績 【レグ3・最終レグ終了後】■

順 位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車名 タイム グループ
*1. C・サインツ/L・モヤ E/E フォード・フォーカスWRC 5時間26分04秒9 Gr-A
*2. C・マクレー / N・グリスト GB/GB フォード・フォーカスWRC 37秒3 Gr-A
*3. F・デルクール/D・グラタループ F/F プジョー206WRC 1分30秒8 Gr-A
*4. R・バーンズ / R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 2分04秒1 Gr-A
*5. T・マキネン / R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
2分58秒2 Gr-A
6. M・マルティン/M・パーク EE/GB トヨタ・カローラWRC 3分45秒4 Gr-A
*7. J・カンクネン/J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 7分01秒7 Gr-A
*8. F・ロイックス / S・スミーツ B/B 三菱ランサー
エボリューションVI
8分05秒7 Gr-A
9. 新井敏弘/R・フリーマン J/GB スバル・インプレッサWRC 9分15秒9 Gr-A
10. S・ジャン-ジョセフ/J・ボエル F/F スバル・インプレッサWRC 22分16秒1 Gr-A
11. G・トレレス/J・デル・ブオノ ROU/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
22分40秒7 Gr-N
(Gr-N1位)
12. G・ポッゾ/R・オルティス RA/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
24分21秒1 Gr-N
(Gr-N2位)
13. C・メンヅィ/E・ガリンド RA/RA 三菱ランサー
エボリューションVI
25分26秒5 Gr-N
(Gr-N3位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
Nationality;
A=オーストリア / B=ベルギー / E=エストニア / EE=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス J=日本 / RA=アルゼンチン / ROU=ウルグアイ



●ドライバーのコメント

T・マキネン:
「初日は最悪、2日目は良、そして最終日は最高だった。この日はトラブルなく良かったけど、やはり初日の遅れが響いた。どうしようもなかったね。でも、今回の復調はここしばらく不調なラリーが続いたから、とても満足している。このラリーはマシンに厳しくつらいラリーだけど、良い国で気に入った。でも、サービスの規定を変更すべきだね。サービス間に長距離ステージがありすぎた」

F・ロイックス:
「チームにとってもいいラリーだった。第2レグからは好調に走れてスピードも自信も取り戻すことが出来たよ。僕にはアクロポリスよりもいいラリーだったね。でも、もう少しツイスティじゃなくなれば、もっとよいラリーになるんじゃないかな。来年はもっとよい成績を目指したい。それから今後、今回のような好調さを維持していきたいね」

G・トレレス(グループN部門優勝):
「すべては順調だった。クルマの調子も良かったから、この結果にはとても満足している。ストールとチャンピオン争いをするためには、どうしても優勝が欲しかったからね。これでまたチャンピオンを狙うことができるよ」


WRCシリーズポイント(全14戦中10戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: フォード 79

2位: スバル 64

3位: プジョー 58

4位: 三菱 35

5位: スコダ 8

6位: セアト 7

7位: ヒュンダイ 5

ドライバーズ 1位: グロンホルム (プジョー) 44

2位: マクレー (フォード) 42

3位: バーンズ (スバル) 41

4位: サインツ (フォード)37

5位: マキネン (三菱) 28

6位: カンクネン (スバル) 18

グループNドライバーズ 1位: ストール (三菱) 48

2位: トレレス (三菱) 44

3位: ポッゾ(三菱) 22

4位: パソネン (三菱) 21


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