2000 World Rally Championship
LINK LINK
LINK BUTTON
LINK BUTTON


【レグ3・最終レグ レポート】

マールボロ三菱ラリーアートのマキネン、総合4位
グループN部門、三菱ランサーがトップ16独占

8月20日 レグ3 (SS19-SS23)
SS距離 116.97 km
リエゾン412.17km
総走行距離 529.14 km

Photo

三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ

三菱、改良型ランサーエボリューションを投入
2000年WRC第9戦ネステ・ラリーフィンランドが8月20日、ユバスキラでゴールし、マールボロ三菱ラリーアートのトミー・マキネンが総合4位でゴールした。しかし、チームメイトのフレディ・ロイックスは第2レグでリタイアに終わった。また、グループN部門では三菱ランサーがこれまで以上の圧倒的な強さでラリーを席捲し、部門トップ16位を独占。地元のJ・パソネンが第2戦スウェディッシュラリーに続き今シーズン2勝目、ランサーはシーズン9勝目を飾った。

Photo

三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ(総合4位)
WRC全14戦のなかで最も高速でスリリングなラリーとして知られるフィンランドラリーは今年で記念すべき50周年を迎え、例年通りフィンランド中央部の都市ユバスキラを拠点として、8月18日に50回大会が開幕。今回のラリーにサスペンション、フロント・フレーム、ディファレンシャルなど多くを改良したランサーエボリューションを投入したマールボロ三菱ラリーアートは、同ラリー6勝目を目指し、また1994年から5連勝を記録したマキネンも最多タイ記録の6勝目にチャレンジした。ユバスキラ北部で行なわれた第1レグに臨んだマキネンは、途中コース上にストップしていたサインツ(フォード)を避けるのにスロー走行を余儀なくされたり、タイヤ選択にミスするなど思いのほか苦しい走行となり、総合6位。一方ロイックスはジャンプからの着地時にイグニッションがカットしてタイムロス、その後も断続的に同じトラブルに悩まされ、総合18位で初日を終了した。

Photo

三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ
ユバスキラ南西で行なわれた第2レグでは、マキネンは順位浮上を狙い、この最長レグをハードに攻めた。パンクで遅れたカンクネン(スバル)をかわし、総合4位へと浮上。総合3位のマクレー(フォード)に12秒差に迫った。しかし、ロイックスにとっては残念な一日となった。この日最初のSSでコースアウトし、インタークーラーとラジエータを破損。その後エンジンのオーバーヒートでやむなくリタイアし、最終日を迎えることなくラリーを終えることとなった。最終レグは最高速が125km/hにも達する3日間を通じて最速の戦いとなったが、マキネンのコ・ドライバー、マニセンマキが第2レグで背中を傷めたため、マキネンは彼を配慮しながらの走行となり、総合4位をキープ。プジョーのリンドホルムを抑えてゴールした。総合優勝はグロンホルム(プジョー)が前戦ニュージーランドに続いて2連勝を飾り、地元初優勝。ポイントでもバーンズ(スバル)を抜き、トップに立った。

グループNランサー、今シーズン9連勝達成
Photo

三菱ランサーエボリューションVI
J・パソネン/J・ホンカネン
(グループN部門 総合優勝)
グループN部門では、三菱ランサーが圧倒的な強さを発揮した。序盤から常にラリーをリードし、一時はトップ21台を独占。最終的には上位16台独占となり、かつてないほどの強さを見せつけた。その中で地元のJ・パソネンが終始トップを走行し、シーズン2勝目を獲得。2位には同じく地元のJ・ピカリストが入り、地元勢がやはり強さを見せた。3位にはM・ストールがつけてポイントのリードをさらに広げて選手権トップの座を守った。これでランサーは今シーズン無敗の9連勝を飾ることとなった。

次戦キプロスラリーは初のWRCとして9月7〜10日に開催される。狭くツイスティなラフロードと酷暑がドライバーとマシンを大いに苦しめることになるだろう。


■ 暫 定 総 合 成 績 【レグ3・最終レグ終了後】■

順 位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車名 タイム グループ
*1. M・グロンホルム /
T・ラウティアイネン
FIN/FIN プジョー206WRC 3時間22分37秒1 Gr-A
*2. C・マクレー / N・グリスト GB/GB フォード・フォーカスWRC 1分06秒2 Gr-A
3. H・ロバンペラ/R・ピエティライネン FIN/FIN トヨタ・カローラWRC 1分09秒6 Gr-A
*4. T・マキネン / R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
1分38秒7 Gr-A
*5 S・リンドホルム/J・アホ FIN/FIN プジョー206WRC 2分06秒0 Gr-A
6 F・デルクール/D・グラタループ F/F プジョー206WRC 5分05秒0 Gr-A
7. P・ハグストローム/T・ガルデマイスター FIN/FIN トヨタ・カローラWRC 5分16秒5 Gr-A
*8. J・カンクネン/J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 5分52秒9 Gr-A
*9. A・マクレー/D・シニア GB/GB ヒュンダイ・アクセントWRC 6分09秒1 Gr-A
10. M・マルティン/M・パーク EE/GB トヨタ・カローラWRC 6分50秒6 Gr-A
16. J・パソネン/J・ホンカネン FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
14分48秒7 Gr-N
(Gr-N優勝)
17. J・ピカリスト/E・メルトサラミ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
16分12秒1 Gr-N
(Gr-N2位)
18. M・ストール/P・ミュラー A/A 三菱ランサー
エボリューションVI
16分28秒1 Gr-N
(Gr-N3位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
Nationality;
A=オーストリア / B=ベルギー / EE=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス



●ドライバーのコメント

マキネン(総合4位):
「優勝を目指したけれど、不運にもサスペンションが僕の好みに最後まで仕上がらなかった。それで苦しい戦いとなったね。納得のいくタイムを出せたときもあるが、ランサーをもっと良くしていかないといけない」

コーワン(チーム・ディレクター):
「苦しいラリーだった。だから今回の4位という結果はそれほど悪いわけじゃない。これまではトミーが優勝することが当然のように思っていたのかもしれない。もちろん表彰台を逃したことはつらいが、今はその原因を追求し、次戦までには解決していかなくてはならない」

パソネン(グループN部門 総合優勝):
「ランサーの調子も良く何の問題もなかった。最終日には少しスローダウンすることができたぐらいだ。優勝はいつも嬉しいけれど、今回は地元のそれも世界選手権だから、嬉しさも特別だ」


WRCシリーズポイント(全14戦中9戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: フォード 63

2位: スバル 60

3位: プジョー 54

4位: 三菱 33

5位: スコダ 8

6位: セアト 7

7位: ヒュンダイ 5

ドライバーズ 1位: グロンホルム (プジョー) 44

2位: バーンズ (スバル) 38

3位: マクレー (フォード) 36

4位: サインツ (フォード)27

5位: マキネン (三菱) 26

6位: カンクネン (スバル) 18

グループNドライバーズ 1位: ストール (三菱) 45

2位: トレレス (三菱) 34

3位: パソネン (三菱) 21

4位: ポッゾ(三菱) 16


トップにもどる


[ Webマガジン ] このコンテンツは日本国内向けの情報です。
These home page contents apply to the Japanese domestic market only.
MMC RALLIART