2000 World Rally Championship
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- 11月27日発行 -

【 11月26日(日)レグ3(最終)レポート 】

三菱ランサーのマキネン総合3位でWRC最終戦を飾る。
WRCグループNドライバーズチャンピオンは
三菱ランサーのM・ストール


総走行距離1509.48km SS17カ所(内SS380.80km)
晴れ / 気温6度
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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ(総合3位)

三菱ランサーのM・ストール、グループNチャンピオン、三菱グループNドライバーズ5連勝。
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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ(総合3位)
 2000年FIA世界ラリー選手第14戦(最終戦)ラリー・オブ・グレートブリテンが11月26日、ウエールズの首都カーディフにゴール。三菱ランサーで「マールボロ三菱ラリーアート」から出場したトミー・マキネン/リスト・マニセンマキ(コ・ドライバー)が総合3位に入賞。グループNでは三菱ランサーのマンフレッド・ストールが今季4勝目を挙げ、初のグループNチャンピオンに輝いた(1996年のトレレスからグループNドライバーズ5連勝)。また、三菱ランサーは今シーズン、グループN全戦全勝の偉業を達成した。総合優勝はリチャード・バーンズ(スバル)、2位のマーカス・グロンホルム(プジョー206)が初のWRCドライバーズチャンピオンを獲得した。

【11月23日/24日第1レグ】 泥、雨、風の悪コンディションの中、ラリースタート。
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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ(総合3位)
 第1レグ1日目、カーディフ中心街の特設コースで行われたスーパーSS(SS1/ 2.43km)は連日の雨でまるで“湖"。スタートは2台づつの並走となったが、さすがの名手たちも水と浮き上がった泥で覆われた路面で苦戦を強いられた。マキネンは併走するデルクール(プジョー)が巻き上げた石でウインドスクリーンを割るなどトップと4秒遅れの23位でスタート。翌第1レグ2日目、一瞬雨が上がって曇りになるかと思えば次の瞬間には豪雨となるような不安定な天候、更に粘土質のドロドロでスリッピーな路面。ラリーが進むにつれて状況は悪化してきた。総合トップはC・マクレー(フォード)、M・ グロンホルム(プジョー)が2位、C・サインツ(フォード)が3位。マキネンは4位に上がってきた。F・ロイックス(三菱ランサー)はSS2でコースアウトし、惜しくもリタイア。R・バーンズ(スバル)は左リアを岩にヒットし、リアサスペンションが曲がり、1分以上のタイムロス。条件の悪さは想像以上でベテランのカンクネン(スバル)もスピンしてコースを外れ、積まれていた材木にぶつかって大きく遅れた。サインツもバンパーとフェンダーを落としてタイヤはむき出し、ブレーキにも問題が起こり、危うくリタイヤの危機に遭った。マキネンは、最初のSS2で右フロントタイヤをパンクしたが6位まで順位を押し上げた。SS4のジャンクション(分岐)ではスリッピーな路面に足を取られてコースオフ、約20秒タイムロスしたが、すぐにペースを取り戻しSS5では3位に浮上した。SS6では9キロ過ぎに岩にヒットしてステアリングを破損し再び4位。午後の雨でさらに悪化した路面を走り抜け、第1レグはトップと52.6秒差の総合4位。

【11月25日第2レグ】 ウエールズの森のサバイバルラリー。マキネンがコンマ3秒でサインツを追う。
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三菱ランサーエボリューションVI
M・ストール / P・ミュラー
(グループNドライバーズチャンピオン )
 ラリーをリードしていたマクレー(フォード)がSS12でわだちに足をとられて転倒。ラジエータを破損し、エンジンから白煙を上げながら3キロほど走ってリタイアした。ここでバーンズがトップタイムを出して1位に躍り出たが、チャンピオンを狙うグロンホルムの順位は変わらず2位のまま。グロンホルムは守りの走りでラリーを進める。一方、C・サインツ(フォード)とマキネンの熾烈な3位争いが繰り広げられた。マキネンはSS10でオイルクーラー、 バンパーを壊し、SS11では泥だらけの難しいトリッキーな路面に大苦戦。右コーナーを直進し、藪の中に飛び込んだり、ジャンクションでスピンするアクシデントもあった。マキネンはいいタイムを記録しかかるとスピン。リカバーしようとアタックをかけるとまたスピン。修復して走り、コースオフ…戻ってさらに激走。3位のサインツとはコンマ3秒の4位で最終レグを迎えた。グループNではストール(三菱ランサー)が大きなトラブルもなく好調に飛ばした。チャンピオン争うトレレスはマキネンと同じSS11で連続パンクに悩まされ大きく順位を落とした。

【11月26日第3・最終レグ 】フィンランド人6人目のチャンピオンが誕生
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三菱ランサーエボリューションVI
M・ストール / P・ミュラー
(グループNドライバーズチャンピオン )
首位に立つバーンズ(スバル)は執念でリードを広げていくが、チャンピオン獲得条件の5位に入ればいいグロンホルムは余裕で2位キープ。サインツ(フォード)と激しい3位争いをしていたマキネンはSS16で今大会初のトップタイムを出し、サインツを抜いて3位に上がった。「最初のSS15は慎重に行きすぎてスピードが出せなかったが、SS16では快調に飛ばせた」。 そして最終SS17でもトップタイムを出し、サインツとの差を18秒5に拡げ、総合3位でゴール。WRC最終戦を飾るカーディフの表彰台は歓喜の渦につつまれた。
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三菱ランサーエボリューションVI
G・トレレス / J・デルブォ−ノ(グループN)
2位でゴールしたグロンホルムはフルシーズン初参戦でチャンピオン獲得、これは1990年にカルロス・サインツが達成して以来だ。マキネンは同じフィンランド人6人目の世界チャンピオンとなるグロンホルムを祝福し、トロフィーを渡す。マキネンは「グレートブリテンの3位は、このラリーで最高位、今シーズンをいい形で終えることが出来た。来シーズンはタイトル奪還を目指す」と早くも2001年の奮起を誓っていた。2001年は1月18日からモンテカルロで開幕。休息の間もなく、12月早々には来年に向けてのテストが始まる。


■ 暫 定 総 合 成 績 【レグ3終了後】■

       
順 位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車名 タイム グループ
*1. R・バーンズ/ R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 3時間43分01秒9 Gr-A
*2. M・グロンホルム / T・ラウティアイネン FIN/FIN プジョー206WRC 1分05秒6遅れ Gr-A
*3. T・マキネン / R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
1分15秒0遅れ Gr-A
*4. C・サインツ/ L・モヤ E/E フォード・フォーカスWRC 1分33秒5遅れ Gr-A
*5. J・カンクネン / J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 1分46秒9遅れ Gr-A
*6 F・デルクール/ D・グラタループ F/F プジョー206WRC 1分48秒5遅れ Gr-A
7 M・マルティン/ M・パーク EE/GB トヨタ・カローラ 3分24秒4遅れ Gr-A
8. G・パニッツィ/ H・パニッツィ F/F プジョー206WRC 3分35秒6遅れ Gr-A
*9. D・オリオール / D・ジロウデ F/F セアト・コルドバWRC 4分27秒5遅れ Gr-A
10. H・ロバンペラ / R・ピエティライネン FIN/FIN セアト・コルドバWRC 5分10秒1遅れ Gr-A
17. M・ストール / P・ミュラー A/A 三菱ランサー
エボリューションVI
24分43秒4遅れ Gr-N
(Gr-N 1位)
18. K・ベックルンド / T・アンダーソン S/S 三菱ランサー
エボリューションVI
26分28秒9遅れ Gr-N
(Gr-N 2位)
19. O・ハルキ / K・ムスタラフチ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
30分09秒4遅れ Gr-N
(Gr-N 3位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
Nationality;
A=オーストリア / E=エストニア / EE=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / S=スウェーデン



●ドライバーのコメント

2000年WRCグループNワールドチャンピオン マンフレッド・ストール
(オーストリア/1972年生まれ):
「最高の気分だ。プレッシャーはなかった。最終戦でチャンピオンが決まるなんて思ってもいなかったが、とにかく嬉しい」


WRCシリーズポイント(全14戦中14戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: プジョー 111

2位: フォード 91

3位: スバル 88

4位: 三菱 43

5位: セアト 11

6位: スコダ 8

6位: ヒュンダイ 8

ドライバーズ 1位: グロンホルム (プジョー) 65

2位: バーンズ (スバル) 60

3位: サインツ (フォード)46

4位: マクレー (フォード) 43

5位: マキネン (三菱) 36

6位: デルクール (プジョー) 24

グループNドライバーズ 1位: ストール (三菱) 75

2位: トレレス (三菱) 64

3位: ポッゾ(三菱) 22

4位: パソネン (三菱) 21


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