2000 World Rally Championship
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【レグ3(最終レグ) レポート】

マキネン、僅差の総合2位で、三菱は選手権首位をキープ
ロイックスは最後の逆転で総合8位獲得
グループN部門は三菱ランサーがトップ10を独占

2月13日
SS距離:96.18km
総走行距離:425.43km

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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン / R・マニセンマキ

待望の雪を舞台に最後の決戦
FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦インターナショナル・スウェディッシュラリーは2月13日に最終日の第3レグが行なわれ、マールボロ三菱ラリーアートから出場したトミー・マキネンが激戦の中、総合2位入賞を飾った。前日までは8度近くまで気温が上がるという異常気象に見舞われたスウェーデンだが、最終日前夜には気温も低下。雨は雪に変わった。この結果、コースは3cmの積雪という今回のラリー初の良好なコンディションとなり、最後の勝負の舞台として相応しいものとなった。ラリーはカールスタッドをスタート、80Hほど北にあるハグフォスを中心に5ヶ所のSSが行なわれたが、時折降る雪の中、WRC史上に残る熱戦が展開された。

マキネン、わずか6.8秒差の惜敗。しかし選手権は依然リード
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三菱ランサーエボリューションVI
マールボロ三菱ラリーアート
F・ロイックス / S・スミーツ
最終日を前に総合2位につけたマキネンの目標は逆転優勝。最初の第16SSからマキネンは首位のM・グロンホルム(プジョー)にアタックをかけた。しかし、気負いすぎたマキネンはコーナーで膨らみコース脇の岩をヒット。マシンにダメージはなかったが、1秒でも貴重な展開だけに、痛いミスとなった。それでもマキネンはアクセルを緩めず、連続してSS2番手のタイムを記録しながらグロンホルムを猛追。第19SSまでを終了し、最後の第20SSを残した時点で15.9秒まで差を詰める。そして最終第20SSでも全力を尽くしたマキネンだったが、グロンホルムにはわずか6.8秒及ばずに総合2位でゴール。それでも最後まで諦めることのなかったマキネンの健闘はラリーを大いに沸かせた。一方、マールボロ三菱ラリーアートのもうひとりのドライバー、フレディ・ロイックスはこの日を総合10位でスタート。第17SSで9位、第18SSで8位と順調に順位を上げていった。第19SSでは再び総合9位に後退するが、最終第20SSではまたしても8位に浮上してラリーをゴールすることになった。今回の結果でマキネンはドライバーズ選手権首位を手堅くキープ。また三菱もマニュファクチャラーズ選手権首位の座を守ることになった。

ついにプジョー復活。気になる今後の展開
今回のプジョーの優勝は86年RACラリー以来のもの。80年代に2回のチャンピオンを獲得したプジョーは昨99年からWRCに復帰したが、復帰2年目にして早くも優勝を飾り、今後の三菱との戦いが注目される。また、優勝したグロンホルムは初日から総合首位をキープしつづけ、嬉しいWRC初優勝となった。今回のラリーで総合3位に入賞したC・マクレーは昨年以来9戦連続リタイアという珍記録を作っていたが、今回は無事に完走して10戦連続とはならずに安堵の一息。またこれまで北欧人しか優勝していないスウェディッシュラリーだが、今回もフィンランド人の優勝によってその不敗の伝統は守られた。

グループN部門は三菱ランサー圧勝。
凱歌はフィンランド勢に上がる

スタート以来、三菱ランサー勢が上位を独占してきたグループN部門はラリーアート・スウェーデンとラリーアート・フィンランドが激しい優勝争いを展開。その結果第1レグ以来ラリーを有利に展開してきたフィンランドのJ・パソネンとJ・ピカリストが1−2フィニッシュ。スウェーデンのS-O・ワルフリドソンが部門3位にとどまり、フィンランド勢が地元スウェーデン勢を破ることになった。またトップ10までをランサーエボリューション勢が占め、ランサーの基本性能の高さを証明した。


Photo
グループN 1位
三菱ランサーエボリューションVI
J・パソネン / J・ホンカネン

【暫 定 総 合 成 績 (レグ3終了後)】

*1. M・グロンホルム /
T・ラウティアイネン
FIN/FIN プジョー206WRC 3時間20分33秒3 Gr-A
*2. T・マキネン / R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
6秒8 Gr-A
*3. C・マクレー / N・グリスト GB/GB フォード・フォーカスWRC 13秒7 Gr-A
4. T・ラドストローム /
T・ソーナー
S/S トヨタ・カローラWRC 14秒9 Gr-A
*5. R・バーンズ / R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 35秒0 Gr-A
*6. J・カンクネン / J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 2分47秒6 Gr-A
*7. F・デルクール/ D・グラタループ F/F プジョー206WRC 3分31秒9 Gr-A
*8. F・ロイックス / S・スミーツ B/B 三菱ランサー
エボリューションVI
5分08秒3 Gr-A
9. M・マルティン / M・パルク EE/EE トヨタ・カローラWRC 5分14秒0 Gr-A
*10. D・オリオール / D・ジロウデ F/F セアト・コルドバWRC 5分15秒9 Gr-A
17. J・パソネン /
J・ホンカネン
FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
15分28秒8 Gr-N
(Gr-N1位)
18. J・ピカリスト /
E・メルトサルミ
FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
16分00秒2 Gr-N
(Gr-N2位)
19. S-O・ワルフリドソン /
L・ベックマン
S/S 三菱ランサー
エボリューションVI
16分48秒8 Gr-N
(Gr-N3位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差

Nationality;
B=ベルギー / EE=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / S=スウェーデン

●ドライバーのコメント

トミー・マキネン:
「これまでで最も高速のスウェディッシュラリーだった。最終ステージ前のグロンホルムとの差は少々大きすぎたけど、彼には大きなプレッシャーもかかっていたはずだし、この種の緊張に慣れている僕は、かなり近くまで追い上げることはできた。ただしほんの少しだけ届かなかった。だけど大いにラリーを楽しんだし、2位は決して悪い成績じゃない。今回は素直にグロンホルムを祝福したい」

フレディ・ロイックス:
「最後にマルティンに勝てて嬉しいね。最後のステージまで延々とバトルを繰り返し、最後は全開でのアタックだったけど、自分自身に可能な限りクリーンに走れと言い聞かせていたんだ。ここで良い感じのリズムを掴めたし、とても喜んでいる」


★WRCシリーズポイント(全14戦中2戦終了時)

マニュファクチャラーズ1位:三菱 18

2位:プジョー 11

3位:フォード 10

4位:スバル 9

5位:セアト 3

6位:スコダ 1

ドライバーズ1位:マキネン(三菱) 16

2位:グロンホルム(プジョー) 10

3位: サインツ(フォード) 6

4位:カンクネン(スバル) 5

5位:マクレー(フォード) 4

6位:ガルデマイスター(セアト)&ラドストローム(トヨタ) 3

8位:ティリー(トヨタ)&バーンズ(スバル) 2

10位:ロイックス(三菱) 1

グループNドライバーズ1位:ストール(三菱) 13

2位:2位:パソネン(三菱) 10

3位:トレレス(三菱)&ピカリスト(三菱) 6

5位:ガリ(三菱)&ワルフリドソン(三菱) 4


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