2001 World Rally Championship
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- 11月4日発行 -

【11月4日(日) 最終、第3レグレポート】

総走行距離356.45km/SS18〜21距離105.69km
気温20度前後/曇り


「マールボロ三菱ラリーアート」
マキネン総合6位、ロイックスは総合11位でゴール
チャンピオン争いは最終戦グレートブリテンラリーに持ち越し
マクレー42 p , マキネン41p, バーンズ 40p

グループNは三菱ランサーが28連勝を達成!

Photo

三菱ランサーエボリューションWRC
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン/ T・ハンツネン
(写真: 第3レグ)

2001年世界ラリー選手権(WRC)第13戦のオーストラリアラリーは11月4日(日)
西オーストラリアの州都パースにゴールした。「マールボロ三菱ラリーアート」のトミー・マキネンは、総合6位。ドライバーズポイント1ポイントを獲得して、41ポイントとし、トップのコリン・マクレー(フォード)に1ポイント差の2位となった。
 これにより、2001年シーズンのタイトル争いは熾烈を極めたまま、最終戦グレートブリテンまで持ち越されることになった。 一方、チームメイトのフレディ・ロイックスも、ランサーエボリューションWRCのパフォーマンスを引き出しながらも、第2レグのペナルティの2分10秒が響き、前日と同様の11位でゴールした。 グループNでは地元の強豪エド・オーディンスキーが第1レグからリードを譲らず優勝を飾った。彼は同大会8度目のグループN優勝となった。グループNは三菱ランサーが上位4台を独占。99年のグレートブリテンラリー以来の破竹の28連勝を飾った。

熾烈を極める選手権争い マキネンのタイトルは最終戦に持ち越しに

 第13戦を終え、ドライバーズタイトル争いは熾烈を極めている。マキネンは、今シーズンの開幕戦モンテカルロで優勝して以来、常に首位を堅持、時にライバルとジョイントリーダーとなり、また単独首位に返り咲いたりしながら、これまでの戦いを進めてきた。最終戦を前に42点のマクレーに首位の座を譲っているが、マキネンは41点。リチャード・バーンズ(スバル)も終盤に調子を上げ、40点に迫っている。チャンピオン争いはこの3人に絞られた。
あくまでも計算上ではあるが、33点でランキング4位のカルロス・サインツ(フォード)にも、タイトル獲得のチャンスが残されている。また、マニュファクチャラーズ部門では、プジョーとフォードが4ポイント差で争っており、グレートブリテンでこの2チームのどちらかに決まる。タイトル争いはドライバーズ、マニュファクチャラーズ両部門とも、最終戦に持ち越しとなった。

マキネンは最終戦のグレートブリテンラリーに自信を深める

Photo
三菱ランサーエボリューションWRC
マールボロ三菱ラリーアート
F.ロイックス/S.スミッツ
(写真: 第3レグ)

 最終・第3レグをスタートしたマシンは54台。かつてはバニングスと呼ばれ、現在はソティコ・フォレストの名称で知られるパース南東の松林の一帯に4つのSS(競技区間)、合計105kmのステージが展開された。スペクタクル性に富むこのラリーでも、随一と言われるスリリングなコース設定。
天候は前日に引き続き、時折雲りとなり、涼しい1日となったが、熱心なラリーファンがソティコの森へと足を運び、観戦ポイントは大観衆で膨れ上がった。


「マールボロ三菱ラリーアート」のマキネンは、今回がランサーエボリューションWRCのグラベル(未舗装路)ラリー・デビュー戦に当たること、コ・ドライバーがティモ・ハンツネンに代わったこと、コルシカのアクシデントの後遺症でひどい背筋痛に悩まされたことなど、難しい状況に置かれていたにもかかわらず、粘り強くポイント圏内でフィニッシュした。今日のマキネンのパフォーマンスをひと言で表すなら、正確無比。ほとんどレコードラインを外すことなく、ランサーWRカーは確実な走りを見せていた。
この1戦で確かな手応えを掴んだマキネンは「第1、第2レグは難しいラリーだったが、今日はだいぶ良くなった。マシンバランスを若干変更して今日の戦いに備えたのだが、これが功を奏してパフォーマンスが向上した。ハンドリングは満足できるレベルに仕上がった。もうこの瞬間から、気持ちをグレートブリテンに切り替える必要がある。ニューパーツのテストも待っているが、とにかく最終戦はすごい戦いになるだろう。ニューマシンでタイトルを獲得するためにも、いつもどおりハードワークを続けるつもりだ」とグレートブリテンでのタイトル獲得に自信を深めて語った。

チームメイトのロイックスは、素晴らしいパフォーマンスを見せていただけに、第2レグSS15のスタートに遅れて受けた2分強のペナルティが惜しまれる。今日は、マキネン同様、トラブルフリーの走行だった。「いいラリーだった。自分自身でもいい走りができたと思っているから、よけいに昨日のタイムロスが悔しい」とロイックス。「2番目というスタート順の不利もあった。特に今日は難しい状況に追い込まれたが、予定どおりミスなく、全開でドライブできた。これがオーストラリアラリー最大の収穫だよ。マシンフィーリングもとてもいい。グループAとは雲泥の差がある。正しい方向に向かって進んでいるという手応えを感じた」

チーフエンジニアのベルナール・リンダウアーは、今回のラリーを次のように総括する。「非常にポジティブな結果が出た。ラリーを通じてマシンの熟成が進んだおかげで、グラベル用基本セットアップが確立できるまであと一歩というところまで来た。スピードアップのヒントも見つかったし、信頼性も十分だった。熟成の方向性が正しいと確信できたから、非常に満足している」


グループN破竹の28連勝、オーディンスキーが前人未踏の8勝目を達成

Photo
三菱ランサーエボリューション
E・オーディンスキー/I・スチュワート
(写真: 第3レグ)

グループNでは、第1、第2レグでリードを築いた地元オーストラリアのエド・オーディンスキーが、最終レグでも完璧なパフォーマンスを見せ、オーストラリアラリー・グループNでの前人未踏の8勝目をマークした。オーディンスキーは「嬉しい。終始リードをしていたが、イージーではなかった。ファンの応援を励みにして、2位とのタイム差を保つことを考えて走った。ランサーはノントラブルだった」と語った。これにより三菱は99年グレートブリテンラリー以来の28連勝を飾った。


2001年FIA世界ラリー選手権最終戦グレートブリテンラリーは、11月22(木)〜25日(日)に英国で開催される。ロンドンの西約200kmに位置するカーディフをスタート・ゴールとするウェールズの森を舞台に、いよいよ2001年WRCドライバーズ、マニュファクチャラーズ両タイトル争いの雌雄が決せられることになる。

 

■ 大会最終日11月4日(日)【最終総合成績(暫定)】 ■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車名
タイム
グループ
1.
*M・グロンホルム/T・ラウティアイネン プジョー206WRC
3時間17分01秒3
Gr.A
2.
*R・バーンズ/R・レイド スバル・インプレッサWRC
40秒4
Gr.A
3.
D・オリオール/D・ジラウデ プジョー206WRC
1分20秒1
Gr.A
4.
*H・ロバンペラ/R・ピエティライネン プジョー206WRC
1分30秒9
Gr.A
5.
*C・マクレー/N・グリスト フォード・フォーカスWRC
1分40秒0
Gr.A
6.
*T・マキネン/T・ハンツネン 三菱ランサーエボリューションWRC
3分02秒7
Gr.A
7.
*P・ソルベルグ/P・ミルズ スバル・インプレッサWRC
3分41秒2
Gr.A
8.
*C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC
4分59秒2
Gr.A
9.

G・パニッツィ/H・パニッツィ

プジョー206WRC
5分09秒1
Gr.A
10.
*A・マクレー/D・セニアー ヒュンダイ・アクセントWRC
7分31秒7
Gr.A
11.
*F・ロイックス/S・スミッツ 三菱ランサーエボリューションWRC
7分53秒0
Gr.A
12.
*K・エリクソン/S・パーマンダー ヒュンダイ・アクセントWRC
8分15秒7
Gr.A
17.
E・オーディンスキー/I・スチュワート 三菱ランサーエボリューション
17分25秒9
Gr.N
18.
G・ポッゾ/D-L・スティロ 三菱ランサーエボリューション
17分47秒2
Gr.N
19.
F・デュパル/J-M・フォーティン 三菱ランサーエボリューション
18分17秒7
Gr.N
*マニュファクチャラーズポイント対象ドライバー
《WRC=ワールドラリーカー/2位以下のタイムはトップとの差》

 

■2001年世界ラリー選手権シリーズポイント 第13戦終了時(暫定)■

●ドライバーズ
順位
ドライバー名(チーム)
ポイント
1.
コリン・マクレー(フォード)
42
2.
トミー・マキネン(三菱)
41
3.
リチャード・バーンズ(スバル)
40
4.
カルロス・サインツ(フォード)
33
5.
ハリ・ロバンペラ(プジョー)
30
6.
マーカス・グロンホルム(プジョー)
26
7.
ディディエ・オリオール(プジョー)
23
8.
ジル・パニッツィ(プジョー)
22
9.
フランソワ・デルクール(フォード)
15
10.
ペター・ソルベルグ(スバル)
11
11.
ヘサス・ピュラス(シトロエン)
10
12.
フレディ・ロイックス(三菱)
9
●マニュファクチャラーズ
順位
メーカー
ポイント
1.
プジョー
90
2.
フォード
86
3.
三菱
69
4.
スバル
62
5.
スコダ
15
6.
ヒュンダイ
13


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