2001 World Rally Championship
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- 6月4日発行 -

【 6月3日(日) 最終レグ】

「マールボロ三菱ラリーアート」ロイックス総合5位
田口勝彦は最終レグSS20で惜しくもリタイア
グループNは三菱ランサーが1位から5位迄独占。
グスタボ・トレレスが優勝。


(総走行距離356.13km/内SS距離97.46km SS15〜22)快晴


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三菱ランサーエボリューション
G・トレレス/J・デルヴォーノ
(グループN 1位/最終レグ終了時)


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三菱ランサーエボリューション
マールボロ三菱ラリーアート
F・ロイックス/S・スミッツ
(写真:01.6.3 第3レグ)
 世界ラリー選手権第6戦キプロスラリーは6月3日(日)、最終日の第3レグを行いレマソスにゴール。「マールボロ三菱ラリーアート」のフレディ・ロイックスが総合5位 に入り、貴重なマニュファクチャラーズ3ポイントを獲得した。三菱ワークスからのWRC初参戦の田口勝彦は総合10位 まで躍進していたが、最終日SS20でサスペンション破損により、残念ながらリタイアとなった。ラリーはフォードのC・マクレーが優勝。ドライバーズポイントでは依然マキネンが27点でトップ。マニュファクチャラーズポイントではフォードが50点で首位 に立った。
 グループNは三菱ランサーのグスタボ・トレレスが優勝。三菱ランサーは上位 5位を独占し、1999年グレートブリテンラリー以来、グループN連勝記録を21に伸ばした。
 最終日を迎えたキプロスラリーは、朝8時にレマソスをスタートし、SS合計97キロを争った。全日程中、第3レグが最も短い距離だが、岩だらけでラフな道のりは一瞬の心のスキも許さないハードなコースで、完走僅か35台という厳しさだった。トルードス山地を通 り抜けるコースはもうもうとホコリが立ちこめ、観戦中のファンめがけてラリーカーがはねとばした岩や小石が容赦なく降りかかったが、世界の走りに沸くファンたちは大きな声援を送っていた。

●ロイックスが貴重なマニュファクチャラーズ3ポイント獲得
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三菱ランサーエボリューション
マールボロ三菱ラリーアート
田口勝彦/D・リンガー
(写真:01.6.3 第3レグ)
 マキネンのリタイヤによってマニュファクチャラーズポイント獲得はロイックスにかかっていた。ロイックスはラフロードを慎重に走りながらも、激しく消耗していくタイヤの限界と戦いながらアタック、総合5位 とひとつ順位を上げてゴールした。この結果三菱は貴重な3ポイントを獲得。「総合5位 でフィニッシュできてとてもハッピーだ。マニュファクチャラーズポイントを獲得する為に今日は全力でアタックしたが、コースがとてもラフだったからトップスピードというわけにもいかなかった。とにかくここでポイントを取れたのは良かった。この後アクロポリスとサファリへ向けてまた頑張る」とロイックスはシリーズ中1、2を争うサバイバルラリーを振り返った。

 ワークス初参戦、しかも欧州ラリー初参戦の田口勝彦は、総合10位まで順位 を上げたが、SS20でサスペンションを破損、惜しくもリタイアとなった。「もう少しだったのに、とても残念。もちろんこのラリーはとてもラフですから、こういうことはいつでも起こるとは分かってはいたのですが、それでも残念です。SS20があと3キロで終わるというところになって、石に当たってサスペンションが壊れました。10位 でゴールできていたのに、と思うととても悔しいです。でも今回、チームがチャンスを与えてくれて本当に感謝しています。この経験を次に生かしていきます」。ほろ苦デビュー戦ではあったが、田口はさらなる飛躍を誓った。

●グループNは三菱ランサーが上位5位を独占

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三菱ランサーエボリューション
G・トレレス/J・デルヴォーノ
(写真:01.6.3 第3レグ)
 グループNではグスタボ・トレレスが最後まで危なげない走りを展開、今季初優勝を飾った。4度のグループN世界チャンピオンを獲得したベテランは、初日からラリーをリードし続けての“完全勝利”だった。「初日にセイフティーリードがとれたので、あとは無理なアタックをする必要がなかった。それにしてもタフなラリーだった。ここで優勝できて、満足している」とトレレス。

 一方、昨年のグループNチャンピオンで、今回グループN復帰戦のマンフレッド・ストールはこの日最初のSS15でパンクに見舞われ、グループN2位 でフィニッシュした。「さあ行くぞ!というところでパンクして、正直ガックリきた。2位 は悪くなかったけど、まだまだだね」とストールは話していた。グループNはトップ5を三菱ランサーが独占。ポイント首位 のガブリエル・ポッゾは3位に入り、ポイントリードを維持。
 また、FIAチームカップ部門でエントリーし、注目を浴びていた三菱ランサーの女性ドライバー、ナタリー・バラット(英国)は部門3位 に入り、女性ドライバーとして初めてシリーズポイントを獲得。31年の歴史があるキプロスラリーで女性ドライバーとしては初めて完走する快挙だった。

 世界ラリー選手権第7戦アクロポリスラリーは6月15日〜17日に開催される。ギリシア文化の影響が色濃いキプロスに続き、“本家”ギリシアでの開催となる。このラリーも酷暑とラフロードで名高く、激戦は必至である。




■ 暫 定 総 合 成 績 【第3レグ終了時】 ■

         
順 位 ドライバー 車名 タイム グループ
1. C・マクレー/N・グリスト フォード・フォーカスWRC 5時間07分32秒7 Gr-A
2. R・バーンズ/R・レイド スバル・インプレッサWRC 16秒4 Gr-A
3. C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC 26秒5 Gr-A
4. 新井敏弘/G・マクニール スバル・インプレッサWRC 5分38秒3 Gr-A
5. F・ロイックス/S・スミッツ 三菱ランサーエボリューション 6分10秒2 Gr-A
6. P・ハグストロム/T・ガルデマイスター  トヨタ・カローラWRC 9分32秒5 Gr-A
7. A・マクレー/D・セニアー ヒュンダイ・アクセントWRC 10分35秒6 Gr-A
8. B・ティリー/S・プレボ スコダ・オクタビアWRC 11分38秒0 Gr-A
9. A・シュワルツ/M・ハイマー スコダ・オクタビアWRC 12分48秒1 Gr-A
10. A・バカシャブ/B・ウィリス トヨタ・カローラWRC 22分12秒1 Gr-A
11. G・トレレス/J・デルヴォーノ 三菱ランサーエボリューション 27分11秒3 Gr-N
12. M・ストール/P・ミュラー 三菱ランサーエボリューション 31分06秒0 Gr-N
13. G・ポッゾ/D・スティロ 三菱ランサーエボリューション 35分59秒0 Gr-N
[2位以下のタイムはトップとの差]

WRCシリーズポイント(全14戦中6戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: フォード 50

2位: 三菱 47

3位: スバル 22

4位: プジョー 20

5位: ヒュンダイ 10

6位: スコダ 7

ドライバーズ 1位: マキネン (三菱) 27

2位: サインツ (フォード) 26

3位: マクレー (フォード) 20

4位: バーンズ (スバル)15

5位: オリオール (プジョー) 10

5位: ロバンペラ (プジョー) 10

グループNドライバーズ 1位: ポッゾ (三菱) 27

2位: トレレス (三菱) 20

3位: ストール(三菱) 12

4位: ジレ (三菱) 10

4位: ダーシルヴァ (三菱) 10

4位: ワルフリドソン (三菱) 10



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