2001 World Rally Championship
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- 7月23日発行 -

【 7月22日(日)最終総合成績 】

「マールボロ三菱ラリーアート」
トミー・マキネン総合優勝!!
フレディ・ロイックス総合5位入賞。
三菱、マニュファクチャラーズポイントで逆転トップに!!


(総走行距離814.06km/内CS距離351.76km/CS11はキャンセル)

Photo

三菱ランサーエボリューション
T・マキネン/R・マニセンマキ
(写真:01.7.22第3レグ)

 2001世界ラリー選手権(WRC)第8戦サファリラリーは7月22日(日)最終レグが行われ、「マールボロ三菱ラリーアート」のトミー・マキネンが総合優勝、チームメイトのフレディ・ロイックスは総合5位 でゴールした。サファリ2勝目(96年)のマキネンはこれでWRC通算23勝目。ユハ・カンクネン(フィンランド)、カルロス・サインツ(スペイン)、コリン・マクレー(英国)と並ぶ最多勝となった。
 マニュファクチャラーズポイントではマキネンの優勝:10ポイント、ロイックス4位 *:3ポイントを加えて三菱がフォードに6ポイント差の66で逆転トップに立った。ドライバーズポイントではマキネンがポイントを40に伸ばし単独のトップに躍り出た。 グループNはガブリエル・ポッゾが今季4度目の優勝、三菱ランサーは1999年グレートブリテンラリー以来、グループN連勝記録を23勝に伸ばした。
*:4位のデルクールがマニュファクチャラーズ登録ドライバーではなかった為、5位 のロイックスが4位のポイントを獲得。

最終日まで続く有力ドライバーのリタイア
 最終日は初日と同じナイロビ南方のルートでの戦い。参戦した41台のうち、最終日のスタートまで残ったのはわずか17台で、このラリーの過酷さがしのばれる。天候不順のためちょっとした混乱もあった。ナイバシャ湖に停泊していた偵察のヘリコプターが離陸できず、飛べたのは悪天候を予測して別 の場所に待機していた三菱チームの1機だけ。このラリーでは安全のため、ヘリの偵察つきでCS*を走ることが事前に決まっており、三菱以外の車は主催者のヘリの偵察でスタートしたが、ラリーカーと主催者のヘリでは連絡もスムーズに行かず、競技が大幅に遅延したためCS11はキャンセルとなった。CS10ではペター・ソルベルグ(スバル)がホイールベアリング破損でリタイア。最終CSで完走目前だったブルーノ・ティリー(スコダ)がクラッシュでリタイアしたため、5ワークスのうちエントリー車がすべて完走したのは三菱ただ1チーム。“カーイーター”と呼ばれる過酷なラリーで三菱ランサーの優れた耐久性が証明される結果 となった。
*:競技区間の呼び方は他のイベントのように「スペシャル・ステージ」とは言わず 「コンペティティブ・セクション(CS)」と言う。

トミー・マキネン、完ぺきな勝利!
Photo

三菱ランサーエボリューション
F・ロイックス/S・スミッツ
(写真:01.7.22第3レグ)
 トミー・マキネンは実に総走行距離2956.85kmのマラソンラリーで理想的な走りを見せた。三菱ランサーとミシュランタイヤとのコンビネーションは完璧で、サスペンションとのマッチングもかつてないほど良好。マキネンも車は今までで最高の仕上がりだったと自信を持って言う。「ミシュランの新しい強化タイヤはグリップもフィーリングも良かった。タイヤで悩まされることは全くなかった、素晴らしかったよ」とマキネン。この日は最初のCS10でトップタイムを出しさらにリードを広げた後、CS12で岩にヒットしてホイールリムを破損したほかはトラブルなしの走りだった。4か月ぶりの勝利、ドライバーズポイント単独首位 にマキネンの顔もほころぶ。「とても素晴らしい勝利だ。サファリはとにかくタフで、何度も悔しい思いをしたが、これで今までの悔しさも帳消しだ。ここではとにかくタフな車が欲しかったが、今回のランサーはまさにその要求に応えてくれた車だった」チームメイトのフレディー・ロイックスはサファリ初完走、総合5位 を獲得した。この日スタート前のサービスでクラッチを取り替えたためのタイムオーバーのペナルティー、CS10でターボのトラブルでスローダウン、CS12で前の2台をパスするときにコースアウトしパンクなど多少のトラブルもあった。しかし、トラブルフリーなら更に上位 も確実だったと思わせる素晴らしい走りを見せた。「初めてサファリを完走することができてとてもハッピーだ。ここまでサファリのために費やした努力が報われた感じだ」とロイックスは話した。

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三菱ランサーエボリューション
G・ポッゾ/D・スティロ
(グループN)
(写真:01.7.22第3レグ)
三菱勢の競いはポッゾに軍配が
 グループNでは今年の新進注目ドライバー、ガブリエル・ポッゾが三菱ランサーで今季4勝目を上げた。グループN選手権首位 のポッゾは今やトップドライバーの仲間入りだ。「今日は大きなトラブルはなかった。もちろん慎重に乗ったよ。なにしろ一番タフなラリーだから、ここを勝てて本当にうれしい」とポッゾ。グループN2位 のマルコス・リガトはアフリカ大陸での初ラリーで大健闘した。「何しろ初めてだったから、とてもすごい経験だった。車はとても調子がよかった。素晴らしいラリーだった」と話していた。

 次戦第9戦は再びヨーロッパへ。ラリーフィンランドが8月24〜26日に開催される。ここはマキネンのホームグラウンドで、マキネンはすでに5勝を上げている。過去10年でディディエ・オリオール以外はすべてフィンランド人ドライバーが優勝しているこのラリー、今年もマキネンの活躍が期待される。



■ 暫 定 総 合 成 績 【最終レグ終了時】 ■

順 位 ドライバー 車名 タイム グループ
1. T・マキネン/R・マニセンマキ 三菱ランサーエボリューション 8時間58分37秒 Gr-A
2. H・ロバンペラ/R・ピエティライネン プジョー206WRC 12分37秒 Gr-A
3. A・シュワルツ/M・ハイマー スコダ・オクタビアWRC 18分15秒 Gr-A
4. F・デルクール/D・グラタループ フォード・フォーカスWRC 20分36秒 Gr-A
5. F・ロイックス/S・スミッツ 三菱ランサーエボリューション 1時間44分02秒 Gr-A
6. G・ポッゾ/D・スティロ 三菱ランサーエボリューション 2時間07分26秒 Gr-N
7. M・リガト/R・ガルシア 三菱ランサーエボリューション 2時間07分50秒 Gr-N
8. R・グリーン/O・テイラー スバル・インプレッサWRC 2時間55分56秒 Gr-A
9. A・アンワー/T・ムリウキ 三菱ランサーエボリューション 3時間13分03秒 Gr-N
10. R・ストール/P・ミュラー 三菱ランサーエボリューション 4時間41分23秒 Gr-N

[2位以下のタイムはトップとの差]

WRCシリーズポイント(全14戦中8戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: 三菱 66

2位: フォード 60

3位: スバル 28

4位: プジョー 26

5位: スコダ 15

6位: ヒュンダイ 10

ドライバーズ 1位: T・マキネン 40

2位: C・マクレー 30

3位: C・サインツ 26

4位: H・ロバンペラ 20

5位: R・バーンズ 15

6位: F・デルクール 14

7位: D・オリオール 10

8位: F・ロイックス 9

8位: P・ソルベルグ 9

グループNドライバーズ 1位: G・ポッゾ   47

2位: G・トレレス 26

3位: M・ストール 12

5位: O・ジレ 10

5位: S-O・ワルフリドソン 10

5位: P・ディアス-ダ-シルヴァ 10


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