2001 World Rally Championship
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- 2月12日発行 -

【2月11日(日)最終レグ 】

三菱ランサーのラドストロム総合2位
マキネンは逆転優勝を賭けた最後のSS17でリタイア
三菱マニュファクチャラーズポイントで首位に立つ


走行距離478.81km/内SS距離97.55km

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三菱ランサーエボリューション
マールボロ三菱ラリーアート
T・ラドストロム / T・ターナー

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三菱ランサーエボリューション
S-O・ワルフリドソン/L・バックマン
 世界ラリー選手権第2戦スウェディッシュラリー最終日は2月11日(日)、スウェーデンのカールスタッドにゴールし、「マールボロ三菱ラリーアート」のトーマス・ラドストロム(三菱ランサー)が総合2位に入賞。前日総合2位のトミー・マキネンは逆転優勝を賭けて最後のSS17でアタックに出たが、転倒して惜しくもリタイア。フレディー・ロイックスは前日16位から総合13位に順位を上げてゴールした。ハリー・ロバンペラ(フィンランド、プジョー206)が通算3時間27分10秒1で今年も優勝は北欧勢だった。ラドストロムはマニュファクチャラーズポイントでは最高点の10点を獲得し“助っ人”の役目を最大限に果たした。これで三菱は合計23ポイントとなり、2位のフォードに9点差でトップを堅持。グループNでは三菱ランサーのS−O・ワルフリドソンが余裕のドライビングで後続に1分49秒04の大差をつけて優勝した。上位9台は三菱が独占し、三菱はグループN、破竹の17連勝となった(99年グレートブリテンラリーから)

●2月9日第1レグ・厳冬のスウェディッシュラリーがスタート!
 前日8日にセレモニースタートを行った後、ラリーは快晴となった2月9日に本格的にスタートした。気温はマイナス10度ほど。SS1ではロイックスとデルクール(フォード・フォーカス)がスピン。SS2ではバーンズ(スバル・インプレッサ)がスノーバンクでスタック、13分以上ロスで完全にポイント圏外に去った。SS3ではマクレー(フォード・フォーカス)がコースアウトでスタックし5分のロス。昨年のスウェディッシュの勝者グロンホルム(プジョー206)はウォーターポンプとエンジントラブルで初戦モンテカルロに続くリタイアとなった。ラドストロム(三菱ランサー)は好調快進撃。SS3で総合トップに躍り出て、SS4終了まで総合トップをキープし、この日トップのサインツ(フォード・フォーカス)から19秒3差の総合3位につけた。マキネンはマシントラブルなく走っていたが、1番手スタートの不利と観客を避けてのスローダウンでトップと35秒6差の総合5位だった。ロイックスはスタックなどで総合23位。グループNでは三菱ランサーのワルフリドソンが総合首位に立った。

●2月10日第2レグ・マキネン、アタック開始!
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三菱ランサーエボリューション
F・ロイックス/S・スミッツ
 
 
天候は快晴、気温はマイナス20〜マイナス14度ほど。トップから35秒6差の総合5位でスタートしたマキネンがスタートからアタックを開始した。SS7で3位、SS8で3位、SS10で5位タイムとまとめここで総合2位まで浮上。SS10でスノーバンクに当たりヒヤッとするシーンはあったものの、SS11ではトップタイムで総合首位を走るロバンペラに5秒8差の総合2位まで追い上げた。ラドストロムも好調3位をキープした。SS7で派手にスタックするが、すぐにリカバーする強さを見せた。ロイックスも総合16位まで挽回した。サスペンションセットアップをソフトにした結果、特にトラブルもなくまずまずの走行だ。グループNではワルフリドソンがSSトップをケネス・ベックルンドと争いつつ、総合で1分30秒の大差で首位をキープした。

●2月11日第3レグ・スノースペシャリストのラドストロムが活躍。
 タイヤチョイスが明暗を分ける

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三菱ランサーエボリューション
マールボロ三菱ラリーアート
T・マキネン /R・マニセンマキ

 快晴に恵まれた前2日と一転、最終日は前夜からの雪が降り止まず、雪の降る中でのラリーとなった。気温は前日までよりグッと上がってマイナス4度から2度。この暖かさで路面の氷がゆるみ、ソフトな状態になった。
 ラリーのセオリーから行けば前日の総合トップで先頭を走るロバンペラのスピードが落ちるはずが、マキネンもラドストロムもロバンペラを上回るスピードが出ない。これにはマキネンも青ざめた。「ハリーはスパイクの長いタイヤを使っているが、それが良かったのでしょう。他に理由が思い当たらない。とにかく勝ちたい。アクセル全開です」とマキネン。ラドストロムは優勝をマキネンに任せ、迫りくるサインツから総合3位を死守することに集中した。そしてラストのSS17、逆転を賭けアタックしたマキネンはわずか2kmでコースアウトして横転。残念なリタイアとなった。代わりにラドストロムが総合2位を死守し、マニュファクチャラーズポイント10点を勝ち取った。

 次戦の第3戦ポルトガルラリー(3月9日〜11日)は今年初のグラベルラリー。マキネンは1997年に勝っており、ロイックスは98年に3位入賞している。ドライバーズポイントではサインツ、ロバンペラと同点首位になったマキネンが心機一転巻き返しを図る。

●ドライバーズコメント
「マールボロ三菱ラリーアート」トミー・マキネン(リタイア)
「最後はタイヤの選択は良かったと思います。しかし、ミスしてコースアウトしてしまいました。かなりのスピードセクションで車が完全にスノーバンクに突っ込んでしまい、コースに戻ることができませんでした。とてもとても失望しています」

「マールボロ三菱ラリーアート」トーマス・ラドストロム(総合2位)
「すばらしい結果です。先に行くトミーのつけた目印も助けになりました。最後のSS17は今までのスウェディッシュで一番難しいコースでした。ところどころ凍結してまるでスケートリンクです。トミーがコースアウトしているのを見て、これは何が何でも自分がポイントを取らねばと思うと凄いプレッシャーがかかりました。とにかくカルロス(サインツ)に抜かれないようにとがんばりましたが、ラストのSSでは正直、震えが止まりませんでした。それでもチームのための最大限の10点を取ることが出来て良かったと思います」

「マールボロ三菱ラリーアート」ティナ・ターナー(コ・ドライバー)
「トーマスのドライビングは素晴らしかった。チームオーダーがなかったのにも感謝しています。満足しています」

「マールボロ三菱ラリーアート」フレディー・ロイックス(総合13位)
「初日は大変で、ばかげたミスもありました。その後は良くなって、盛り返せた分、この成績は自分の中ではそれなりに受け止めています。次はもっと頑張ります。トーマスとティナは素晴らしかった」


■ 暫 定 総 合 成 績 【第3レグ(最終レグ)終了後】 ■

       
順 位 ドライバー/コ・ドライバー NAT. 車名 タイム グループ
1. H.ロバンペラ/R.ピエティライネン FIN/FIN プジョー206WRC 3時間27分01秒1 Gr-A
2. T.ラドストロム/T.ターナー S/S 三菱ランサー
エボリューション
27秒9 Gr-A
3. C.サインツ/L.モヤ E/E フォード・フォーカスWRC 37秒0 Gr-A
4. T.ガルデマイスター/P.ルカンダー FIN/FIN プジョー206WRC 2分05秒3 Gr-A
5. F.デルクール /D.グラタループ F/F フォード・フォーカスWRC 2分25秒2 Gr-A
6. P.ソルベルグ /P.ミルズ N/GB スバル・インプレッサWRC 2分48秒5 Gr-A
7. D.カールソン /B.メランダー S/S トヨタ・カローラ WRC 3分18秒2 Gr-A
8. K.エリクソン /S.パーマンダー S/S ヒュンダイ・アクセントWRC 3分35秒8 Gr-A
9. C.マクレー/N.グリスト GB/GB フォード・フォーカスWRC 4分28秒8 Gr-A
10. B.ティリー/S.プレボット B/B スコダ・オクタビアWRC 5分23秒6 Gr-A
13. F.ロイックス/S.スミッツ B/B 三菱ランサー
エボリューション
7分54秒3 Gr-A
14. S-O.ワルフリドソン/L.バックマン S/S 三菱ランサー
エボリューション
10分37秒2 Gr-N
(Gr-N優勝)
17. K.ベックルンド/T.アンダーソン S/S 三菱ランサー
エボリューション
12分26秒6 Gr-N
(Gr-N2位)
18. S.ブロンクヴィスト/A.ゴニ S/YV 三菱ランサー
エボリューション
16分56秒9 Gr-N
(Gr-N3位)


*日本時間2月12日午前0時入電
[WRC=ワールドラリーカー/2位以下はトップとのタイム差]

Nationality;
B=ベルギー / E=スペイン F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / N=ノルウェイ / YV=ヴェネズェーラ / S=スウェーデン


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