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| -8月10日発行 - |
| ランサーエボリューションWRカー 技術概要 |
![]() 三菱ランサーエボリューションWRC マールボロ三菱ラリーアート トミー・マキネン (2001年8月6日 ラリーアートヨーロッパにて撮影) |
2001年世界ラリー選手権(WRC)第8戦サファリラリーで5回目の総合優勝を果
たした三菱自動車は、増々高速化するWRCの将来を見据えて、他のワークスチームの出場車両と同様、生産車からの改造の自由度が広い“WRカー(ワールドラリーカー)”で2001年WRC第10戦サンレモラリーから出場する。
著しく走行条件の異なるモンテカルロラリーとサファリラリーでの総合優勝は、生産車からの改造範囲に厳しい制約のあるグループA規定で出場しているランサーエボリューションが、他社ワークスチームのWRカーを上回る操縦性・走破性・信頼性を示すと共に、ベースとなる生産車の技術力の高さを実証した。
7月24日に英国で行われたシェークダウンに続き、ランサーWRカーの玉
成はラリー出場と合わせ順調に進められ、サンレモラリー出場までに約4,000kmの走行テストが計画されている。ランサーエボリューションWRカーは、三菱の30年間にわたるモータースポーツ活動で得たノウハウと最新技術が組み合わされた究極のマシーンであり、グループA車両規定では出場車に搭載することができなかった先行技術の実用性もラリーの実戦の場で確認でき、その成果
は生産車の技術事項として反映されることになる。
WRCで4度のドライバーズ・チャンピオンを獲得、信頼性を誇る現行グループAランサーが搭載している4G63ユニットにレスポンスの向上など新たな改良を施して搭載する。特に、グループA車両規定ではエアコンのラジエター搭載を前提としている生産車のインタークーラー位
置は一切変更を許されないが、WRカー規定ではインタークーラーの搭載位置が自由である為、この位
置変更により冷却効率が向上、既にエンジン単体で10馬力以上の出力向上を確認している。また、吸排気系の変更も可能となったことにより、エンジンレスポンスも更に向上した。
ロングホイールベースについては、ランサーエボリューションWRカーの開発を担当した現地エンジニアからも疑問視されていたが、シェークダウン走行 並びに 実走行テストを重ねるごとにその疑問は自信変わり、最終的にはランサーエボリューションWRカーの最大の特長であると誰もが確信した。ロングホイールベース化による旋回時のターン・イン特性については、グループA仕様で実績のある駆動系制御を活かして容易に解決できた。ラリーの高速化への対応として直進時の安定性の確保は最重要課題であり、ロングホイールベース化はその解決策として欠くことができない。
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