2002World Rally Championship
  46回 ラリー・ド・フランス ツール・ド・コルス
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- 3月11日発行 -

【3月10日(日) 最終・第3レグレポート】
(総走行距離240.37km/内SS13〜SS16:4ヵ所距離112km)
天候:晴れ/気温:20度前後
路面:ドライ、一部ウエット

「マールボロ三菱ラリーアート」
三菱ランサーエボリューションWRC
F・デルクール総合7位、A・マクレー総合10位
グループNは三菱ランサーエボリューションのフェレロスが優勝


三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.3.10 レグ3)

 2002年FIA世界ラリー選手権第3戦ツール・ド・コルスは3月10日(日)、最終日の第3レグを行い、アジャクシオにゴール。「マールボロ三菱ラリーアート」のフランソワ・デルクール(フランス)は総合7位でゴール。マニュファクチャラー選手権対象車では5番手となり、マニュファクチャラーズポイント2ポイントを獲得した。アリスター・マクレー(英国)は10位。
 グループNでは三菱ランサーエボリューションのラモン・フェレイロス(ペルー)が優勝。三菱ランサーエボリューションがラリーを圧倒的にリードし、上位9台まで三菱ランサーエボリューションが占めた。
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.3.10 レグ3)
 ラリーはプジョーのジル・パニッツィ(フランス)が優勝。マーカス・グロンホルム(フィンランド)、リチャード・バーンズ(英国)が続いてゴールし、プジョーが1、2、3フィニッシュを決めた。
 ドライバーズ選手権ではグロンホルムが18点でトップ。パニッツィとトミー・マキネン(フィンランド、スバル)が10点で追っている。マニファクチャラーズ選手権では三菱が5点で4位。首位プジョーは第2戦スウェディッシュラリーに続き最高点の16点を獲得し、合計36点でリードを広げた。
 前日の雨模様とはうって変わり、この日のコルシカは日差しに包まれ、暖かい気候のドライコンディションとなった。初日スタートした61台のうち、最終日のスタートまで残った43台がアジャクシオの南東へとむかうSS4か所112kmを争った。ワークスチームではコリン・マクレー(英国、フォード)、ケネス・エリクソン(スウェーデン、ヒュンダイ)の2台がリタイアした。

デルクールはマニュファクチャラーズ2ポイントを獲得
 デルクールは最終日出だしのSS13でパンクがあったものの、その後のSS14では前日までの総合8位をキープ。SS15で4位の位置を走っていたコリン・マクレーがリタイアしたため7位に順位を上げ、そのままゴールした。プジョー3番手ゴールのバーンズと個人エントリーのフィリップ・ブガルスキー(フランス、シトロエン)はマニュファクチャラーズポイント対象外のため、デルクールはポイント対象車としては5位のゴールとなった。「今朝のコンディションはとてもスリッピーで、最初のSSでパンクしてしまったが、今回のサスペンションとタイヤの相性が良くてうまくいった。モンテカルロより飛躍的に性能向上しているのは確かだけれど、今回も大変なラリーだった。完走してチームのポイントを獲得できたのはよかったけど、ドライバーズポイントにはあと一息だったのが残念だ」とデルクール。

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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.3.10 レグ3)

 アリスター・マクレーもSS13でパンク1回。最終SSでは空気抜け防止タイヤのムースが破損しタイムロスはあったが、トップ10でのゴールを果たした。「最後の10kmでは車のフロントがかなり振動するようになって、ひどいアンダーステアになった。ツイスティーなコースだったから辛かった。3日間ずっとプッシュし続けてその成果はあったし、今後に向けてもよかったと思う。初日のブレーキトラブルがなければもっとスッキリ走れたんだろうけど、完走できて良かった」。

 「マールボロ三菱ラリーアート」のチームマネージャー、デレック・ダウンシーは「ここでの目標だっチームのポイントを獲得できたことはとりあえず良かった」と話す。「今回のようにロードコンディションが激変する環境でのデータも得られたし、これで次のターマック(舗装路)ラリーのカタルニアに向けての改良もできる。今年はここまでの3戦で1台もリタイアを出していない。これはいい材料だと思っている」。

グループNは上位9台が三菱ランサーエボリューション

三菱ランサーエボリューション
R・フェレイロス/ D・バレージョ
(写真:02.3.10 レグ3)
 フェレイロスは99年グレートブリテンラリー以来、WRCのグループN2勝目。「今日は無理しないで丁寧に走った。とても難しいコンディションで、正直少し怖かったぐらいだ。でも勝つことができてとてもハッピーだ。2位でゴールしたことも何度かあるけど、それよりもやっぱり勝つほうがずっといい」とフェレイロス。
 2位はツール・ド・コルス初参戦のブルガリア人ドライバー、ディミター・イリブが入った。「初めて走ったコルシカでこれだけの成績が上げられてとてもハッピーだ。車はすばらしかった」とイリブ。

 

マクレー(フォード)がコースオフでリタイア
 ラリーは最終日、コリン・マクレーがSS15でコースオフして木に激突。マクレーはしばらく車から出られず、アジャクシオの病院に飛行機で運ばれた後、脳しんとうと指の骨折と診断された。マクレーは2年前のツール・ド・コルスでも崖から落ちて顔面骨折の大けがをしている。フォードは他にもセミワークスのフランソワ・デュバル(ベルギー)がタイヤがバーストしてコースオフ、リタイア。他、エリクソンはディファレンシャルにトラブルが発生してSS14のスタートを切れずリタイアとなった。
 マクレー、デュバルのリタイアと難続きのフォードと対照的にプジョー勢は快調でパニッツィ、グロンホルム、バーンズで表彰台を独占した。4位ゴールのブガルスキーは今回チームサポートのない個人参加での快挙。ペター・ソルベルグ(ノルウェー、スバル)5位、カルロス・サインツ(スペイン、フォード)6位、がドライバーズポイント圏内でゴールした。

次戦は高速ターマックのカタルニアラリー
 WRC第4戦は高速ターマックラリーのカタルニアラリー(スペイン)が3月21日(木)〜24日(日)に開催される。バルセロナ北東部のヨレット・ド・マールを拠点にカタルニア地方の山岳を走る。またカタルニアラリーでは1600ccの車両で争われるジュニアWRC第2戦が併催される。

 

■第3レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
G・パニッツィ/H・パニッツィ プジョー206WRC
3時間54分40秒3
2
M・グロンホルム/T・ラウティアイネン プジョー206WRC
40秒5
3
R・バーンズ/R・レイド プジョー206WRC
52秒4
4
P・ブガルスキー/J・P・シャローニ シトロエン・クサラWRC
2分02秒2
5
P・ソルベルグ/P・ミルズ スバル・インプレッサWRC
2分28秒2
6
C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC
2分32秒8
7
F・デルクール/D・グラタルー 三菱ランサーエボリューションWRC
5分07秒8
8
M・マーティン/M・パーク フォード・フォーカスWRC
5分20秒0
9
F・ロイックス/S・スミッツ ヒュンダイ・アクセントWRC
6分13秒8
10
A・マクレー/D・セニアー 三菱ランサーエボリューションWRC
6分32秒5
2位以下のタイムはトップとの差

 

■2002年世界ラリー選手権シリーズポイント 第3戦終了時(暫定)■

●ドライバーズ
順位
ドライバー名(チーム)
ポイント
1
M・グロンホルム(プジョー)
18
=2
T・マキネン(スバル)
10
=2
G・パニッツィ(プジョー)
10
4
C・サインツ(フォード)
9
5
R・バーンズ(プジョー)
7
=6
S・ローブ(シトロエン)
6
=6
H・ロバンペラ(プジョー)
6
8
C・マクレー(フォード)
4
=9
P・ブガルスキー(シトロエン)
3
=9
P・ソルベルグ(スバル)
3
11
A・マクレー(三菱)
2
●マニュファクチャラーズ
順位
メーカー
ポイント
1
プジョー
36
2
フォード
20
3
スバル
16
4
三菱
5
5
ヒュンダイ
1
6
スコダ
0

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