2002World Rally Championship
  第21回 ADACラリードイッチェランド
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- 8月26日発行 -

2002年世界ラリー選手権第10戦

【8月25日(日) 最終・第3レグレポート】
(総走行距離363.49km 内SS17〜SS23 102.93km)
気温:26度前後 天候:晴れ時々曇り
路面:ドライ


WRC初開催ドイツラリー
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール、総合9位でゴール
グループNは三菱ランサーエボリューションが優勝
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三菱ランサーエボリューションWRC2
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.8.25 第3レグ)


三菱ランサーエボリューション(グループN)
       H・ガスネル/S・ガスネル
(写真:02.8.25 第3レグ)
 2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ドイツラリーは8月25日(日)、最終日の第3レグを行いトリアーにゴール。「マールボロ三菱ラリーアート」のフランソワ・デルクール(フランス)は総合9位でフィニッシュ、マニュファクチャラーズポイント対象者では6番手となり、1ポイントを獲得した。
WRCシリーズ初開催となったドイツラリーは28歳のセバスチャン・ローブ(シトロエン)がWRC初優勝を挙げ、シトロエンに今季初勝利をもたらした。マニュファクチャラーズポイントではスポット参戦のシトロエンが対象外のため、2位のリチャード・バーンズ(英国)、3位のマーカス・グロンホルム(フィンランド)のプジョーチームが最高点の16点を獲得、フォードとの差を34点に伸ばして、マニュファクチャラーズタイトルに王手をかけた。次のサンレモラリーの結果次第ではタイトルが決まる。
ドライバーズポイントではグロンホルムが51ポイントで依然首位。2位のコリン・マクレー(英国、フォード)との差は18点となった。3位にはカルロス・サインツ(スペイン、フォード)を抜いてプジョーのバーンズが上がった。
グループNではヘルマン・ガスネル(ドイツ)がリードを保ち、プロダクションカー世界ラリー選手権フル参戦のクリスティアン・ソルベルグ(フィンランド)に2分15秒4の差で優勝。3位 はサンドロ・ウォレンウェイン。上位5位までを三菱ランサーエボリユーションが独占した。


ランサーエボリューションWRC2、サンレモラリーに向けて更なる進化を目指す


三菱ランサーエボリューションWRC2
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.8.25 第3レグ)
初日スタートした86台は、最終日の朝には50台に減った。この日はトリアーを出て南東へ向かい、SS7カ所102.93kmを戦うコース。ボスタルシー湖のほとり、美しい街セントウェンデルを基点に最後の激しい争いが展開された。
デルクールは前日に比べいくぶんパフォーマンスダウン。SS20まで総合8位をキープしていたが、SS21でサインツにかわされて総合9位のゴール。
「エンジンのブーストが弱くなり、出力が下がってしまった。全体としては良くなっている。2日目にはいいタイムも出せたし、車もかなり進化してきている。一歩一歩ね。とりあえず次のサンレモに向けての改良のテーマも見つかったし、次はもっと車の実力を見せられると期待している」。
デルクールのコ・ドライバー、ダニエル・グラタルーはこう言う。
「ラリーを通してミスもなかったし、ハッピーだ。ドイツは少しのミスが高くつくところだからね。チームのポイントも取れて良かった。もちろんドライバーズポイントが取れればもっと良かったけどね」。


三菱ランサーエボリューションWRC2
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.8.25 第3レグ)
「マールボロ三菱ラリーアート」のチーフエンジニア、ベルナール・リンダウアーはWRC2の改良の進み具合についてこう話した。
「ターマック路面でのパフォーマンスが非常に良くなった。トップグループにも近づいている。でもこれはターマックでのWRC2改良の第一歩にすぎない。次のサンレモではもっと先へ進むと信じている。事前に1週間のテストを計画している。そこできっちり情報を収集して、車のパフォーマンスをもっと上げていきたい」。

「マールボロ三菱ラリーアート」チームマネージャー、デレック・ダウンシーはこう言う。「今回の車のパフォーマンスにはとても満足している。車にとっても人にとっても難しいラリーだったが、特にデルクールの第2レグでのタイムはチーム全体にとって満足のいく終わり方ができた。次はサンレモに向けてもっと改良が進むことを期待している」。


28才のセバスチャン・ローブ(シトロエン)がWRC初優勝

 最終日も朝から突然のドラマがあった。前日まで総合10位につけていたアーミン・クレマー(フォード)がSS17でコースオフしリタイア、SS18ではハリ・ロバンペラ(プジョー)がリアウイングを破損し、結局ウイング破損から来るダウンフォース不足で車が不安定になりコースオフ、SS19でリタイア。サインツもSS17のスタートラインでエンジンが点火せず2分のタイムロスを強いられた。
WRC初勝利のローブは第2レグ終盤からバーンズの猛烈な追い上げにあう。最終日もバーンズはSS7カ所のうち4カ所でトップタイムを出して猛追、しかし残りの3カ所はしっかりローブがトップタイムで走り、結局逆転には至らなかった。それでもプジョーはグロンホルムの3位で今季6度目のマニファクチャラーズ得点最高点獲得(16点)となった。フォードはコリン・マクレーが4位。プライベートでスポット参戦のブルーノ・ティリーが5位。スバルで1台残ったトミー・マキネンは7位、スコダはケネス・エリクソンが10位だった。

WRCも終盤戦に突入。第11戦はイタリアのサンレモラリー
2002年WRCも残すところあと4戦。次戦は3週間空けて9月20(金)〜22日(日)にイタリア北西部で、今季最後のターマック戦となるサンレモラリーが開催される。有名リゾート地リヴィエラの近く、緑の山々の中の静かな村を通 り抜ける曲がりくねった狭い山岳路での戦いとなる。

■第3レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
S・ローブ/D・エレナ シトロエン・クサラWRC
3時間47分17秒3
2
*R・バーンズ/R・レイド プジョー206WRC
14秒3
3
*M・グロンホルム/T・ラウティアイネン プジョー206WRC
1分19秒1
4
*C・マクレー/N・グリスト フォード・フォーカスWRC
3分45秒3
5
B・ティリー/S・プレボ プジョー206WRC
5分18秒8
6
*M・マーチン/M・パーク フォード・フォーカスWRC
5分33秒0
7
*T・マキネン/K・リンドストロム スバル・インプレッサWRC
5分39秒2
8
*C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC
6分17秒0
9
*F・デルクール/D・グラタルー 三菱ランサーエボリューションWRC
6分35秒9
10
*K・エリクソン/K・ターナー スコダ・オクタビアWRC
13分34秒2
12
D・ソラ/A・ロマーニ シトロエン・サクソ(J1位)
23分22秒3
13
H・ガスネル/S・ガスネル 三菱ランサーエボリューション(N1位)
24分03秒6
16
K・ソルベルグ/A・カパネン 三菱ランサーエボリューション(N2位)
26分19秒0
24
S・ウォレンウェイン/
P・ツェイルフォッファー
三菱ランサーエボリューション(N3位)
36分31秒1
*マニュファクチャラーズ対象ドライバー
2位以下のタイムはトップとの差
N=グループN
J=ジュニア世界ラリー選手権

 

■2002年世界ラリー選手権シリーズポイント 第10戦終了時(暫定)■

●ドライバーズ
順位
ドライバー名(チーム)
ポイント
1
M・グロンホルム(プジョー)
51
2
C・マクレー(フォード)
33
3
R・バーンズ(プジョー)
31
4
C・サインツ(フォード)
26
5
G・パニッツィ(プジョー)
21
6
P・ソルベルグ(スバル)
19
7
H・ロバンペラ(プジョー)
18
8
S・ローブ(シトロエン)
18
9
T・マキネン(スバル)
15
10
M・マーチン(フォード)
10
11
P・ブガルスキー(シトロエン)
7
12
T・ラドストロム(シトロエン)
4
13
A・マクレー(三菱)
2
14
T・ガルデマイスター(スコダ)
2
15
B・ティリー(プジョー)
2
16
K・エリクソン(スコダ)
1
●マニュファクチャラーズ
順位
メーカー
ポイント
1
プジョー
115
2
フォード
81
3
スバル
42
4
スコダ
8
5
三菱
8
6
ヒュンダイ
6



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