2002World Rally Championship
  第38回 ラリー・カタルニア コスタブラバ
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- 3月25日発行 -

【3月24日(日) 最終第3レグレポート】
(総走行距離499.62km 内SS13〜SS18:6ヵ所 距離106.26km)
天候:快晴/気温:12〜25度
路面:ドライ

「マールボロ三菱ラリーアート」
三菱ランサーエボリューションWRC

デルクール 総合9位、マクレー 総合13位でゴール
グループNは三菱ランサーエボリューションが優勝


三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.3.24 レグ3)

 2002世界ラリー選手権(WRC)第4戦カタルニア・ラリーは3月24日(日)、最終日の第3レグが行われ、「マールボロ三菱ラリーアート」のフランソワ・デルクールが総合9位でフィニッシュ、マニュファクチャラーズ選手権対象車としては6番手でゴールし、前戦ツール・ド・コルスに続いてチームポイントを獲得した。チームメートのアリスター・マクレーは総合13位。
 ラリーは舗装路スペシャリストのジル・パニッツィ(フランス、プジョー)が前戦コルシカに続いて連勝した。

 WRC第4戦を終了してドライバーズ選手権ではプジョーのグロンホルムが 21点でトップ。2位にパニッツィが20点で続く。マニュファクチャラーズ選手権では2戦連続で最高点の16点を獲得したプジョーが52点で首位をキープ、2位のフォードに27点差とリードを広げた。三菱は4位。

 最終日のスタートを切ったのは45台。ジョレット・デ・マールから北西へ向かうSS6カ所106.26kmを争った。
 さわやかな快晴で気温も上がり、コースわきの丘に何千人もの観客が鈴なりになって見物していたが、幸い第2レグのようなSSキャンセルには至らず、ファンは週末のラリー見物を楽しむことができた。最終日のヤマ場はSS15と最終SS18の35kmのロングステージで、ヘアピンカーブを観戦する最高のポイントとなっている有名な橋があり、ラリーファンははるかに離れた場所に車を止め、7kmもの道のりをもひたすら歩いて、橋の上から熱い声援を送っていた。

デルクール、フルアタック!
貴重なマニュファクチャラーズポイント獲得

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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.3.24 レグ3)
 デルクールは最終日に猛烈アタック。まずSS13でフレディ・ロイックス(ベルギー、ヒュンダイ)を交わし、11位に浮上。SS15でトニ・ガルデマイスター(フィンランド、スコダ)を逆転してトップ10に入った。残るSS3カ所もこの3台が秒差の攻防をひろげて激しいポジション争いを展開したが、結局デルクールが総合9位でマニュファクチャラーズポイント1ポイントを獲得した。
 「とにかく最初から攻めまくったけど、最後のSS3カ所は気合が入った。 マキシマムアタックだった」。前日に射程に入れていた2台を捕らえポイントを獲得し、デルクールもほっとした様子。「SS18の6速ギアで走るロータリーで、ちょっとブレーキングが遅れてしまった。白煙が上がって横にそれたから、あの時はひやっとした。このラリーで1点が取れて、ここまでの改良に結果が出せたことは良かったと思う。コルシカよりも車のパフォーマンスは良かったし、スリッピーな舗装路では力を発揮していた。次の今季初のグラベル戦のキプロスは楽しみだ。WRCシーズン中盤に向けて車のポテンシャルがどんどん上がっていくという確信がある。とにかく前向きにいく」と話していた。

次戦グラベルラリーのキプロスに闘志を燃やすマクレー
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.3.24 レグ3)
 マクレーは最初のSSでスピンしタイムロスがあったものの、大きなトラブルもなく完走した。
 「車の信頼性は完璧だった。こういう厳しい戦いの中で完走できたことも良かったと思う。ここまでチームはリタイアを出してないというのは大事なことだよ。自分自身もここ22戦のうち19戦は完走している。次のグラベル戦ではパフォーマンスももっと上がるだろうし、ここまで培ってきたチームと車の本領を発揮できる場所になると思う。期待してほしい」とマクレーは話していた。

 「マールボロ三菱ラリーアート」チーム・マネジャーのデレック・ダウンシーは「3戦連続でポイントを獲得できて素晴らしい。特にデルクールの今日の走りには鬼気迫るものがあった。今シーズンはここまで4戦を戦い、三菱ランサーエボリューションWRカーは確実に前進している。次のターマック(舗装路)ラリーのサンレモ(9月)までまだ時間がある。それに向けて夏の間に精力的にテストを重ねていく予定だ。当面は次のキプロスに向けて大がかりにテストを行う。グラベルロード(未舗装路)は三菱ランサーエボリューションWRCに合っているから、今から楽しみだ」とコメントした。

グループNは三菱ランサーエボリューションが優勝

三菱ランサーエボリューション
P・チョーエン/D・コルバンダーズ
(写真:02.3.24 レグ3)
 グループN車両ではP・チョーエン(ベルギー)が初日からのリードを守り2位に11分52秒5の大差をつけて優勝。上位4台を三菱ランサーエボリューションが独占、グループN車両で完走した7台のうち、5台が三菱ランサーエボリューションだった。

 

WRCも中盤戦へ。次戦は今季初のグラベルラリーのキプロスラリー
「マールボロ三菱ラリーアート」は3台体制で挑む。

 WRC第5戦は4月19(金)〜21日(日)に今シーズン初のグラベル(未舗装路)戦となるキプロスラリーが開催される。ツイスティーでラフな路面を走る指折りのラフロードで車の信頼性が極限まで試されるラリー。昨年までは6月開催だったため、猛烈な暑さがラリーを一層過酷にしていたが、今年は4月開催のため多少おだやかな気候となる。「マールボロ三菱ラリーアート」はデルクール、マクレーの2台に加え、第3ドライバーに第2戦スウェディッシュラリーで活躍したヤニ・パーソネンを起用して3台体制で臨む。
>>RALLIART NEWS キプロスラリーの第3ドライバーにヤニ・パーソネンを起用

 

■第3レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
G・パニッツィ/H・パニッツィ プジョー206WRC
3時間34分09秒0
2
R・バーンズ/R・レイド   プジョー206WRC
37秒3
3
P・ブガルスキー/J・P・シャローニ  シトロエン・クサラWRC
1分13秒5
4
M・グロンホルム/T・ラウティアイネン  プジョー206WRC
1分42秒7
5
P・ソルベルグ/P・ミルズ  スバル・インプレッサWRC
2分01秒6
6
C・マクレー/N・グリスト  フォード・フォーカスWRC
3分27秒3
7
H・ロバンペラ/R・ピエティライネン  プジョー206WRC
3分40秒1
8
M・マーチン/M・パーク  フォード・フォーカスWRC
3分43秒9
9
F・デルクール/D・グラタルー  三菱ランサーエボリューションWRC
5分28秒6
10
F・ロイックス/S・スミッツ  ヒュンダイ・アクセントWRC
5分30秒6
13
A・マクレー/D・セニアー  三菱ランサーエボリューションWRC
8分21秒8
28
P・チョーエン/D・コルバンダーズ 三菱ランサーエボリューション(Gr.N1位)
28分41秒7
2位以下のタイムはトップとの差

 

■2002年世界ラリー選手権シリーズポイント 第4戦終了時(暫定)■

●ドライバーズ
順位
ドライバー名(チーム)
ポイント
1
M・グロンホルム(プジョー)
21
2
G・パニッツィ(プジョー)
20
3
R・バーンズ(プジョー)
13
4
T・マキネン(スバル)
10
5
C・サインツ(フォード)
9
6
P・ブガルスキー(シトロエン)
7
=7
S・ローブ(シトロエン)
6
=7
H・ロバンペラ(プジョー)
6
9
C・マクレー(フォード)
4
10
P・ソルベルグ(スバル)
3
11
A・マクレー(三菱)
2
●マニュファクチャラーズ
順位
メーカー
ポイント
1
プジョー
52
2
フォード
25
3
スバル
20
4
三菱
6
5
ヒュンダイ
1
6
スコダ
0

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