2002World Rally Championship
  51回 Uddeholm スウェディッシュラリー
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- 2月2日発行 -

【2月1日(金) 第1レグレポート】
(総走行距離704.24km/内SS1〜5:5カ所距離124.05km)
天候:晴れ時々雪/気温:0度
路面:スノー・一部シャーベット状

スカンジナビアの厳冬ラリー、スタート!
「マールボロ三菱ラリーアート」三菱ランサーエボリューションWRC
J・パーソネン総合4位、A・マクレー総合11位
F・デルクールはスタックで大きく後退


三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
J・パーソネン/A・カパネン
(写真:02.2.1 レグ1)

 2002年FIA世界ラリー選手権第2戦スウェディッシュラリーは2月1日(金)、カールスタッドで第1レグを行い「マールボロ三菱ラリーアート」のヤニ・パーソネン(フィンランド)が総合4位、アリスター・マクレー(英国)が11位、フランソワ・デルクール(フランス)は最終SS(競技区間)でのコースオフが響いて大きく順位を落とした。
 スウェディッシュラリーが今季初戦となるグループNでは上位6台を三菱ランサーエボリューションが独占。昨年同大会グループN優勝の地元スウェーデンのスティグ・オロフ・ワルフリドソンが首位に立った。
 第2レグは2日(土)、カールスタッド北方でSS6ヵ所129kmを行う。

アイスバーンの路面に苦闘するワークスチーム
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.2.1 レグ1)
 前夜、明々と照らされたカールスタッドの広場で華々しくセレモニースタートを切ったのは75台。ラリーはカールスタッドから80km北にあるハグフォルスのサービスパークを基点にSS5カ所124kmが実施された。冬の北欧らしくもなく前夜は雨が降り、気温も0度付近までぐっと上がっていた。このため各チームは路面予想に頭を悩ませることになったが、大方の予想通り午前中のSSでは新雪の下に固く凍ったアイスバーンがあるスウェデュッシュラリー特有の路面となった。SS3ではセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエン)、リチャード・バーンズ(英国、プジョー)、トーマス・ラドストロム(スウェーデン、シトロエン)の3台が雪の中でスタック。この界隈はオオカミの保護区として知られる地域で、チャレンジ精神あふれるトップドライバーと言えど、車の外に出るのは余り気が進まなかったことだろう。

三菱ランサーエボリューションWRCのパーソネン健闘!
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.2.1 レグ1)
 3位と12.1秒差の総合4位2000年のスウェディッシュラリーでグループN優勝経験がある期待のフィンランド人ドライバー、ヤニ・パーソネン(26才)はワークスチームデビュー戦初日で4位に入り好調な滑り出し。SS3では総合3位につけ、その後コリン・マクレー(英国、フォード)にかわされはしたが、その差は12秒1。完走を前提にした抑えめの走りでこのタイムは上々だ。
 「最後のSS2カ所では雪が降り出していて、メインライトを使うと雪の反射が目に入って走れないので、バンパーのライトだけで走った。今日のところはとても満足している。ランサーWRCはとても走りやすい。明日以降に向けていい位置につけられたと思う」パーソネンは機嫌よく話した。
 アリスター・マクレーは3位にいる兄のコリン・マクレー(英国、フォード)から40秒差の総合11位。SS2までは7位につけていた。
 「午後になってタイヤを違う種類のものに交換したが、それが良くなかったようだ。それでずいぶん順位を落としてしまった。最初のSS3カ所は良かったんだが…。明日は6番手スタートになった。今晩雪が積もらなければSS自体は今日のリピートだから心配することはないと思う。明日はタイムを取り返して、更に上位を狙う」アリスター・マクレーは巻き返しを誓った。
 デルクールは散々な目にあった。この日最後のSS5で雪に車輪をとられ、脱出するまでに実に19分のタイムロス。ラリーの最後尾まで下がってしまった。「自分のミスだ。左コーナーでライン取りを間違えて、車が大きく横に滑って雪の吹きだまりに突っ込み、溝にはまってしまった。高速の急カーブを曲がった後だから、後続の車には自分たちが見えない。だから車が来るたびになんとかよけなければならなかった。辺りに観客も5人しかいなくて一気に車を動かせない。それで雪をさんざん掘ってやっとの思いで復帰したんだが…」デルクールはぐったりだ。

プロダクションカー選手権(グループN)はランサーの独壇場!
 プロダクションカー世界ラリー選手権開幕戦は、三菱ランサーエボリューションが上位6台を独占。首位のワルフリドソンは、スウェーデンでも特にラリーが盛んなトースビー育ち。「とてもいい形でラリーをスタートすることができた。もちろん、先は長いしすぐ後ろにライバルがたくさんつけているけれど、このペースを守って勝利につなげたい」と語る。地元のダニエル・カールソンが僅差で2位。

激しいトップ争い。コンマ9秒差でグロンホルムが首位
 トップはマーカス・グロンホルム(フィンランド、プジョー)とハリ・ロバンペラ(フィンランド、プジョー)との激戦となり、わずか0秒9差でグロンホルムが初日の首位となった。リチャード・バーンズ(英国、プジョー)はコースオフが響いて13位。3位はパーソネンをかわしたコリン・マクレー。モンテカルロラリーで足首を骨折した後スピード復帰したフレディ・ロイックス(ベルギー、ヒュンダイ)が5位。そのロイックスからわずか1秒差でペター・ソルベルグ(ノルウエー、スバル)、さらに7秒差でユハ・カンクネン(フィンランド、ヒュンダイ)と続く。モンテカルロラリーの勝者トミー・マキネン(フィンランド、スバル)はSS4で雪だまりにヒットし、冷却系統を破損、そのままリタイヤ。ワークス勢の中ではこの日唯一のリタイヤとなった。


■第1レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
M・グロンホルム/T・ラウティアイネン プジョー206WRC
1時間06分11秒9
2
H・ロバンペラ/R・ピエティライネン プジョー206WRC
0秒9
3
C・マクレー/N・グリスト フォード・フォーカスWRC
41秒5
4
J・パーソネン/A・カパネン 三菱ランサーエボリューションWRC
53秒6
5
F・ロイックス/S・スミッツ ヒュンダイ・アクセントWRC
1分01秒5
6
P・ソルベルグ/P・ミルズ スバル・インプレッサWRC
1分02秒7
7
J・カンクネン/J・レポ ヒュンダイ・アクセントWRC
1分09秒1
8
C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC
1分09秒2
9
J・トヒノ/P・ヴィハヴァイネン フォード・フォーカスWRC
1分16秒3
10
S・リンドホルム/T・ハンタネン プジョー206WRC
1分20秒5
11
A・マクレー/D・セニアー 三菱ランサーエボリューションWRC
1分20秒7
22
S・O・ワルフリドソン/L・バックマン 三菱ランサーエボリューション
(グループN1位)4分05秒5
67
F・デルクール/D・グラタルー 三菱ランサーエボリューションWRC
21分05秒5
2位以下のタイムはトップとの差


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