2002World Rally Championship
  第51回 Uddeholm スウェディッシュラリー
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- 2月3日発行 -

【2月2日(土) 第2レグレポート】
(総走行距離674.20km/内SS6〜11:6カ所距離129.47km)
天候:晴れ時々雨/気温:2〜7度前後
路面:スノー・一部シャーベット状

暖冬のカールスタッド、溶け出した路面に苦戦
「マールボロ三菱ラリーアート」三菱ランサーエボリューションWRC
A・マクレー総合8位 パーソネン総合17位

プロダクションカー選手権は三菱ランサーエボリューションが上位5台を独占


三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.2.2 レグ2)

 2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦スウェディッシュラリーは2月2日、第2レグを行った。「マールボロ三菱ラリーアート」のアリスター・マクレー(英国)は前日11位から一気に8位まで順位を上げた。前日4位のヤニ・パーソネン(フィンランド)はSS(競技区間)7で岩にホイールをヒットして17位に後退。第1レグSS5でタイムを大きく落としたフランソワ・デルクール(フランス)は48位。
 グループNでは上位5台を三菱ランサーエボリューションが独占。ユハ・カンガス(フィンランド)がスティグ・オロフ・ワルフリドソン(フィンランド)に代わり首位に立った。ラリー最終日の第3レグはカールスタッド北方でSS5カ所128kmを戦う。天気予報では明日も気温が上がる模様で、ウェットなシャーベット状の路面でのトリッキーな戦いになりそうだ。

雪のスウェディッシュで、路面がグラベル状態に!
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
J・パーソネン/A・カパネン
(写真:02.2.2 レグ2)
 2日目のSS6カ所129kmに向けてこの日スタートを切ったのは68台。朝、ラリーカーがカールスタッドをスタートする時点で気温は早朝にも関わらず2度。最初のSSが始まるときには5度まで気温が上がり、路面の氷と雪は溶け出し、一部は池のような状態となった。更にSS7が始まる頃から雨が降り出し、雪と氷はどんどんなくなり、SS7のコースの半分はグラベルとなる異常状態。ますますSSがトリッキーとなり、多くのドライバーがその罠にはまった。

アリスター・マクレー奮闘!
 アリスター・マクレーはこの日最初のSS6で昨日までの総合11位から8位まで一気に順位を上げてきた。次のSS7では兄コリン・マクレー(英国、フォード)がホイールトラブルで順位を下げたのと入れ替わるように6位まで進み、7位ユハ・カンクネン(フィンランド、ヒュンダイ)、8位ケネス・エリクソン(スウェーデン、スコダ)と秒差の戦い。この時点で3位から8位の間はわずか20秒差の激戦となった。第2レグを終わった時点ではアリスター・マクレーは8位となったが、前をいくヤネ・トヒノ(フォード)とはわずか1.2秒差。4位のフレディ・ロイックス(ベルギー、ヒュンダイ)からもわずか27秒差で、最終日に大きな希望を繋いだ。
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.2.2 レグ2)
 「昨日のセッティングからトランスミッションを交換したところ、ツイスティーなコースでのフィーリングがグッと良くなった。」とマクレー。「今日のステージは雪が解けて柔らかくなっていてかなり難しかった。最後のSS3つは昨日走っていない場所だったからそれほどでもなかったけれど。今日はいい日だったと思う。すぐ後ろのカンクネンとは20秒近くの差をつけているけれど、もちろん十分な差とは言えない。明日はノーミスできっちりと走って、ポイント圏内の6位を狙っていきたい」と話していた。

 前日4位だったパーソネンはSS7で隠れていた岩に当たり、ホイールが外れるアクシデント。このため17位と大きく後退。
 「今日のコンディションは難しかった。SS7で3分もタイムロスしてしまって残念だが、リタイヤにならなくて良かった。今日はぐっすり寝て、明日気持ちを切り替えてアタックすることにします。とにかく絶対に完走する」とパーソネンは話していた。
 昨日、SS5でのスタックの脱出に手間取り総合67位と出遅れていたデルクールは「少し車のセッティングを変えたところ、トラクションが良くなった。今日のロードコンディションは最悪だった。勝負にならないと分かっていて走り続けるのは確かに気持ちがふさぐけれど、車の情報を少しでもたくさん収集するために明日もプッシュする」と話していた。

プロダクションカー選手権はランサー同士の争い

三菱ランサーエボリューション
K・カンガス/M・オヴァスカイネン
(写真:02.2.2 レグ2)
 グループNによるプロダクションカー選手権では三菱ランサーエボリューションが上位5台を占めており、激しい攻防が繰り広げられている。
 第2レグではユハ・カンガスが首位に立った。「今日は車の調子も良かったのでアタックしてみました」と満足そう。「グリップが一定でなくてとても苦労します。まだ先は長いですから気を引き締めて頑張ります」とカンガス。2位は僅か4秒1差でダニエル・カールソン(スウェーデン)。

トリッキーな路面に苦戦。SS7で4台のワークスカーが岩にヒット
 第2レグ2つめのSS7。右コーナーの出口、水が路面から路肩を覆ってその下に何があるか分からない場所。ここでやや膨らんだラインを取ったエリクソン、トーマス・ラドストロム(スウェーデン、シトロエン)、パーソネン、コリン・マクレーは同じ岩をヒットしてホイールが割れるというアクシデント。エリクソンは幸運なことにホイールの一部が欠けながらもSSを走り切ったが、それ以外のドライバーはホイールが完全に壊れたためにその後でタイヤ交換により約3分をロス。上位にいたドライバーには大きな痛手となった。コリン・マクレーはブレーキまでダメージを受け、続くSS8も苦戦。総合11位へ後退した。
 トップ争いでは前日首位のマーカス・グロンホルム(フィンランド、プジョー)がSS6か所のうちSS6以外の5か所ですべてトップタイムを取り、2位のハリ・ロバンペラ(フィンランド、プジョー)との差を一気に50秒まで広げた。3位はトップと2分21秒差でカルロス・サインツ(スペイン、フォード)がつけている。
 第2レグのワークス勢ではペター・ソルベルグ(ノルウェー、スバル)がエンジントラブルで、トニ・ガルデマイスター(フィンランド、スコダ)がコースアウトでリタイヤした。


■第2レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
M・グロンホルム/T・ラウティアイネン プジョー206WRC
2時間12分16秒0
2
H・ロバンペラ/R・ピエティライネン プジョー206WRC
50秒1
3
C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC
2分21秒5
4
F・ロイックス/S・スミッツ ヒュンダイ・アクセントWRC
2分52秒2
5
R・バーンズ/R・レイド プジョー206WRC
2分52秒7
6
K・エリクソン/K・トルナー スコダ・オクタビアWRC
2分58秒0
7
J・トヒノ/P・ヴィハヴァイネン フォード・フォーカスWRC
3分18秒4
8
A・マクレー/D・セニアー 三菱ランサーエボリューションWRC
3分19秒6
9
J・カンクネン/J・レポ ヒュンダイ・アクセントWRC
3分37秒3
10
S・リンドホルム/T・ハンタネン プジョー206WRC
3分47秒7
17
J・パーソネン/A・カパネン 三菱ランサーエボリューションWRC
6分32秒2
24
K・カンガス/M・オヴァスカイネン 三菱ランサーエボリューション
(グループN1位)10分56秒2
48
F・デルクール/D・グラタルー 三菱ランサーエボリューションWRC
23分48秒1
2位以下のタイムはトップとの差

 


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