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世界ラリー選手権(WRC)第10戦
ネステ・ラリーフィンランド


マキネン、ランサーで4年連続総合優勝!!
グループN部門も三菱ランサー1位から6位独占!
マニュファクチャラーズポイント、ドライバーポイント2位

8月24日 第3レグ
総走行距離:424.79km
内SS距離:199.44km



1998年世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリーフィンランドは8月23日(日)午後4時10分にユバスキラへゴール。3日間に渡る熱戦の末に三菱ラリーアートチームからランサーエボリューションVを駆って出場したトミー・マキネンが総合優勝を飾った。この優勝で、ランサーエボリューションはラリーフィンランド4年連続優勝となり、マキネン個人としては、5年連続優勝となった。また、チームメイトのリチャード・バーンズは、初出場のハンディにもかかわらずベテラン勢を相手に健闘。総合5位でラリーをゴール。今回獲得したポイントによって、マキネンはドライバーズ選手権ランキング2位に、三菱はマニュファクチュアラーズ選手権ランキング2位へと、ポジションを上げることになった。

世界最速の平均速度を持つラリーとして知られるラリーフィンランド。8月末の北欧は夏の終わりに当たり、雨が多いことでも知られる。今年もその例に漏れず、8月21日(金)の第1レグは豪雨に見舞われることになった。第1レグのコースはラリーのスタート&ゴール地点となるユバスキラ郊外を西から東に回り込み、ユバスキラに戻るというルート。悪コンディションをついてマキネンは序盤からスパートし、雨で滑りやすい状態の中、第3SSでは首位に進出した。マキネンはその後も首位をキープしたまま第1レグをゴール。フィンランド優勝に向けて好調な滑り出しを見せる。またバーンズも6位につける健闘振りを見せ、初日を終了した。

ユバスキラの南西に設けられたスペシャルステージで争われた8月22日(土)の第2レグは今回のラリー最長の1日。第1レグ後半には好転した天候が第2レグスタート前に再び崩れ、またしても激しい雨がラリーコースを濡らした。前日を僅差の首位でゴールしたマキネンは、この日最初のSSアタックを開始。連続ベストタイムで2位につけるサインツ(トヨタ)との差を広げる。さらに天候が回復した第2レグ後半の第17SSでマキネンは後続との差を決定的にするスーパータイムを記録。前人未踏の記録に王手をかけることになった。一方、前日を6位でゴールしたバーンズは難しい状況の中でコンスタントなドライビングを続け、この日は5位に浮上。チーム三菱ラリーアートは2台ともポイント得点圏内でラリー最終日に臨むことになった。

ラリー最終日の第3レグは8月23日午前7時にユバスキラをスタート。ユバスキラの南東にある森林地帯での6つのスペシャルステージが行われた。前日までの雨はついに止み、曇天となったこの日最初の第19SSではバーンズが今回初めてのベストタイム。さらにマキネンが2番手タイムで三菱はSSタイムの1-2位を記録。この後、マキネンは後続との差が十分と見てわずかにペースダウン。それでも2位サインツとの差を一定に保つクレバーなドライビングでSSをこなしてユバスキラにゴール。マキネンは今季3勝目を達成するとともにラリーフィンランド4連勝を達成することになった。一方、バーンズは前後のドライバーと間隔が開いたこともあり、ゴールを目指してクルージング。経験がもっとも重要と言われるフィンランドに初出場にしてして5位入賞を飾ることになった。

またグループN部門では第1レグからランサーエボリューション同士がトップ争いを展開。各レグごとに首位が替わる混戦となったが、第2レグ後半に首位に立ったウルグアイのグスタボ・トレレスが最後までリードを保って優勝。2位にはスペインのルイ・クリメンが入った他、ランサーエボリューションはグループN1位から6位を独占することになった。


マキネン:「ここでの優勝は1998年のシリーズに大きな影響を及ぼすだけに本当に必要だったんだ。もちろん歴史的な優勝でもあるけど、それ以前にこれまでの長いトンネルの先に光明が見えたことを喜びたい。これで残り3戦だが、どのラリーにも全力を尽くし、チャンピオン獲得に挑戦したい」

バーンズ:「今回のラリー出場は将来のための勉強の意味が大きかったが、本当に走って楽しいラリーだった。5位は予想していたより良い順位だ。ぜひ来年もここで戦い、もっと良い成績を上げてみたい」




【最 終 総 合 成 績(暫定)】

*1 T・マキネン 三菱ランサーエボリューション 3時間16分56秒1 Gr-A
*2 C・サインツ トヨタカローラ 35秒6 Gr-A
*3 J・カンクネン フォードエスコート 45秒2 Gr-A
*D・オリオール トヨタカローラ 2分29秒2 Gr-A
*5 R・バーンズ 三菱ランサーエボリューション 2分56秒8 Gr-A
6 T・ラドストローム トヨタカローラ 3分10秒9 Gr-A
7 M・グロンホルム トヨタカローラ 4分05秒9 Gr-A
*8 J・キトレート スバルインプレッサ 6分50秒3 Gr-A
9 P・ハグストローム トヨタセリカ 11分15秒3 Gr-A
10 B・ティリー フォードエスコート 13分09秒4 Gr-A
...        
16 G・トレレス 三菱ランサーエボリューション 24分49秒6 Gr-N
20 L・クリメント 三菱ランサーエボリューション 29分54秒4 Gr-N
(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)

Nationality;
A=オーストリア/ AUS=オーストラリア/ E=スペイン/ CZ=チェコ/ D=ドイツ/ F=フランス/ FIN=フィンランド/ GB=イギリス/ GR=ギリシャ/ I=イタリア/ J=日本/ MAL=マレーシア/ MC=モナコ/ NZ=ニュージーランド/ OMオーマン/ P=ポルトガル/ PYパラグアイ/ PLポーランド/ RA=アルゼンチン/ RI=インドネシア/ ROU=ウルグアイ/ S=スウェーデン/ T=タイ/ TR=トルコ共和国/








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