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[第4レグ速報]

篠塚、シュレッサー両者のデッドヒート
篠塚はパンクで惜しくもトップをシュレッサーに譲る

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【ミナクラベーロ(アルゼンチン)24日】
FIAワールドカップ、クロスカントリー・シリーズ第7戦のポーラス・パンパス・ラリーは24日、ミナクラベーロを発着点として631キロ(SS 同)を行い、J-L・シュレッサー(シュレッサー・ルノー)がこの日トップタイムをマーク。篠塚健次郎(三菱パジェロ)から首位を奪還した。

快走していた篠塚を広大なパンパスに生えるブッシュがストップをかけた。この日のハイライトは道のないパンパスの中をGPSのナビゲーションだけで突破する区間。サボテンをはじめ、乾燥した地帯のブッシュは鋭いトゲを持つ。それが頑丈なラリータイヤを突き抜けるのだ。

「どうしようもない。1日に4回もパンクするのは長いラリー生活でも初めてです。よほど丈夫なものを作らないと、このラリーは走れない」(篠塚談) サービスポイントに入ってくるラリー車の何台かはスペアを使い果たし、さらにパンク。悲惨にも金属のホイールだけでたどり着くものもあった。しかも規則で、はじめに搭載した予備以外に新たなタイヤの補給が禁止されているから大変だ。篠塚は残り約200キロの給油地点で3本が硬く、細い木やトゲが刺さってスモールリークのため交換。残りは1本になってしまっていた。 シュレッサーとの激しい競り合いで、ペースを落とすわけには行かない。抜き、抜かれ、抜き返す繰り返しの中で、4本目がパンク。ついにスペアを使い果たした。 「パンパスの中で止まってしまうのかと思った。心配で走れなかったですよ。スペアタイヤがなくなるほど怖いことはないですから…。ペースを落とし、着ければいいという走りになりました」といかにも残念そうに篠塚は語った。ライバルのシュレッサーがパンクを逃れ、大きく時間を稼ぐことになった。

シュレッサーは強運だ。昨年のアトラス・ラリーで篠塚に追い上げられ、逆転のピンチに立ちながら辛うじて首位を保ったことがあったが、そのときゴールしたら右後輪のタイヤの空気は半分に減っていた。あと5キロも距離があれば、篠塚の勝ちだった。 今度もそうだ。パンクはなかったのか、と尋ねたらこう答えた。
「2本スローパンクチャーだった。幸いなことにビバークに戻ってくうきが減っているのに気づいた。危なかったよ」 シュレッサーは後輪の予備は1本しかない。危うくピンチを逃れたわけだ。ただ、シュレッサーはプロトタイプのバギー。篠塚のパジェロより重量が500キロも軽い。これはパンパスの“トゲ”を避けるのにかなり有効のようだった。

ようやく緑が戻ってきたパンパスも篠塚にとっては、春の喜びとはほど遠いものとなった。

(写真提供:中島祥和)
 

【 暫 定 総 合 成 績 (第4レグ終了後)】

1. J-L・シュレッサ- シュレッサーバギー 20時間02分39秒 T3
2. 篠塚建次郎 三菱パジェロ 20時間23分36秒 T2
3. J・レカルデ 三菱パジェロ 22時間47分30秒 T2
4. C・ペレス トヨタ・ランドクルーザー 25時間12分18秒 T2
5. M・スティロ KIA 27時間17分07秒
【 S S 総 合 成 績 (第4レグ/SS終了後)】

1. J-L・シュレッサ- シュレッサーバギー 6時間31分02秒 T3
2. 篠塚建次郎 三菱パジェロ 6時間55分02秒 T2
3. J・レカルデ 三菱パジェロ 7時間51分41秒 T2
4. C・ペレス トヨタ・ランドクルーザー 8時間16分30秒 T2
5. M・スティロ KIA 9時間49分14秒


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