Cross-Country Rallies
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[第8・最終レグ速報]

4月18日(日)
総走行距離:288 km(SS距離:228 km)

「チームPIAAラリーアート」
三菱パジェロの篠塚建次郎、総合2位でゴール!
女性ドライバー、J・クラインシュミットは総合4位
T1部門では三菱パジェロが1-2-3位

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●三菱パジェロ、T1部門で今季3連勝
PHOTO 1999年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップシリーズ第3戦ラリーOPTIC2000チュニジア(以下:チュニジアラリー)が、4月10日〜18日に開催され、「チームPIAAラリーアート」から三菱パジェロで出場の篠塚建次郎が総合2位でジェルバ(チュニジア)にゴールした。今大会はめまぐるしくトップが入れ替わる、クロスカントリーラリー史上でも稀に見る熾烈なバトルが展開された。また、T1(市販車無改造)部門では三菱パジェロが1〜3位を独占し、開幕戦ダカールラリー以来、部門3連勝を達成した。

第3戦チュニジアラリーは、4月10日に南仏のニースで行なわれた車検とプロローグランを皮切りに、地中海に浮かぶサルディーニャ島(イタリア)を経て、北アフリカのチュニジアを縦断する9日間、総走行距離2,720km/SS1,630kmで競技が行なわれた。10日のプロローグランでは、2連勝を狙う三菱の篠塚がトップタイムをマーク し、幸先の良いスタートを切った。翌11日には各マシンはサルディーニャ島へと渡り、同島中西部に位置するオリスターノを拠点に第1レグを戦った。同島の山間部で行なわれたこの109kmのSSをトップで走行したのは、女性初のダカールラリー表彰台を獲得したJ・クラインシュミットの三菱パジェロ。篠塚はコース上の岩にヒットしてパンク。ライバル勢に後れを取った。

PHOTO ラリーは12日にはチュニジアへと上陸し、この日は同国北部に広がる地中海沿岸の森林地帯がラリーの舞台となった。ここで篠塚がトップタイムをマーク。総合トップの地位はシュレッサー・バギーのJ-L・シュレッサーに譲ったものの総合3位へと浮上した。一方、前日トップのクラインシュミットはパンクに泣き、総合4位へと後退した。この後、進路を南へと取ったラリーは、4月15日の第5レグでチュニジア最南方に位置する石油採掘地のエル・ボルマへと到達した。この間、クラインシュミット、シュレッサー、篠塚がそれぞれトップタイムをマークし、クラインシュミットが第3レグで総合トップに返り咲くと第4レグまで2日連続でトップを堅持した。一方、篠塚は第3レグで総合2位へと浮上し、第5レグでトップタイムをマークすると、いよいよ総合トップを奪取。三菱パジェロは2日間、総合1−2位をキープしていた。ラリーも終盤に差し掛かった第6レグは、今大会最大の難所と予想されていたサハラの「東部大砂漠」が戦いの舞台となり、ここでシュレッサーがトップタイムをマークするとともに、総合トップを篠塚から奪回した。しかし、両者との差はわずかに2分30秒余り。さらに総合4位のクラインシュミットまでの差も6分と僅差のバトルは終盤に入り、白熱の展開となった。続く第7レグでは篠塚が通算3度目となるSSトップタイムを奪取し、再び総合トップに返り咲いたものの、シュレッサーとの差はわずかに1分。勝負の行方は最終レグへと持ち越された。

18日の最終レグ。篠塚とシュレッサーに絞られた優勝争いは、1分という僅かな差だけが両者を隔てていた。ほとんど無いに等しいこの両者の差は、最終レグを先にゴールした方が、間違いなく優勝の栄冠を手にすることを表していた。コースはワインディング路もある高速のダートロード。パジェロとシュレッサー・バギーにとってはほぼ五分五分のコースだった。まさにゴール直前まで勝敗の予想がつかない展開だった。しかし、スタートして100kmの地点で篠塚のパジェロが痛恨のミスコース。これで勝負は決した。先にゴールに到着したのはシュレッサー。篠塚は惜しくも6分17秒差で総合2位に終わり、2戦連続優勝はならなかった。プロローグを含めて通算4度のトップタイム獲得は最多だっただけに、非常に惜しい結果だった。また、一時総合トップを快走したクラインシュミットは、パンクやスタックで後退を余儀なくされ、結局総合4位でゴールを迎えた。一方、T1(市販車無改造)部門では、スタートから終始三菱パジェロ勢が部門上位を快走し、一時は8位までを独占。最終的には、今年のダカールラリーでも同部門優勝を飾った、元スキーの世界チャンピオンL・アルファンを筆頭に1〜3位を独占して、ゴールのジェルバにたどり着いた。

●ゴール後のコメント(第8レグ終了時/4月18日)
篠塚建次郎:
「ひとつのミスコースで勝利を逃した。残念だが仕方がないことだ。しかし、今回最多のトップタイムをマークできたことは誇りに思う。最終日を前に1分という差は、今回のラリーが非常に白熱していたことを本当に物語っていた。それだけに絶対に優勝したかったが、勝負はまさに時の運ということもある。次戦は必ず優勝するつもりだ」

J・クラインシュミット:
「総合4位は決して満足できる成績ではないけれど、最終日の今日は好調に走れたと思う。でも、ラリーを振り返ってみると、調子が上がるとパンクし、チャンスを逃したのは非常に残念だった。次は絶対にシュレッサーにも篠塚にも負けたくない」

写真提供:中島祥和

【総 合 成 績 (第8・最終レグ終了後)】

4月18日(日)
総走行距離:282km(SS距離:228km)

1. J-L・シュレッサー シュレッサーバギー 20時間08分20秒 T3
2. 篠塚建次郎 三菱パジェロ 20時間14分37秒 T2
3. J-M・セルビア シュレッサーバギー 20時間21分03秒 T3
4. J・クラインシュミット 三菱パジェロ 20時間24分50秒 T2
5. G-D・メビウス 日産パトロール 22時間00分53秒 T3
6. T・ドラベルニュ 日産パトロール 22時間19分58秒 T3
7. F・ゲルマネッティ 日産パトロール 22時間27分02秒 T3
8. M・トラグリオ 日産パトロール 23時間14分22秒 T3
9. S・メンデス セアト・トレド 23時間36分33秒 T3
10. L・アルファンド 三菱パジェロ 23時間58分05秒 T1
12. W・スナイプ 三菱パジェロ 24時間22分58秒 T1
17. S・クワント 三菱パジェロ 25時間37分45秒 T1

【第8・最終レグ/ SS成績】

1. J-L・シュレッサー シュレッサーバギー 2時間17分09秒 T3
2. J・クラインシュミット 三菱パジェロ 2時間18分49秒 T2
3. J-M・セルビア シュレッサーバギー 2時間20分13秒 T3
4. 篠塚建次郎 三菱パジェロ 2時間24分33秒 T2
5. T・ドラベルニュ 日産パトロール 2時間27分37秒 T3
6. G-D・メビウス 日産パトロール 2時間29分44秒 T3
7. F・ゲルマネッティ 日産パトロール 2時間30分09秒 T3
8. M・トラグリオ 日産パトロール 2時間33分28秒 T3
9. L・ボーグノーン 日産パトロール 2時間33分33秒 T3
10. L・アルファンド 三菱パジェロ 2時間35分01秒 T1
12. W・スナイプ 三菱パジェロ 2時間38分18秒 T1

■ 現地からの詳細レポート (中島祥和ホームページ)

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