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[第3・最終レグ速報]

マールボロ三菱ラリーアート
マキネン、ロイックス総合3-4位でゴール

マキネンはドライバーズポイント単独首位
グループN部門は、三菱ランサーのアルワハイビが優勝

6月9日(第3・最終レグ)
SS 108.47km
総走行距離 266.11km



6月9日、世界ラリー選手権(WRC)第8戦アクロポリスラリーがゴールし、マールボロ三菱ラリーアートから三菱ランサーで出場のトミー・マキネンとフレディ・ロイックスが、近年まれに見るサバイバル戦を戦い抜き、総合3位-4位で4日間の激しい戦いを終えた。相次ぐリタイアで次々と姿を消したワークス出場車中、2台完走は三菱ランサーだけであった。この結果、マキネンはチャンピオンシップのリードを36ポイントとしてさらに広げ、単独首位に立った。

マキネン、猛追で総合3位。ドライバーズポイントの首位堅持
サバイバル戦。まさにこの言葉が当てはまる今回のアクロポリスラリーだった。最終日のこの日も、さまざまなマシンがトラブルに遭遇し、プジョーのデルクールが悪路の犠牲となった。 PHOTO そして総合3位からトップを狙うマキネンもアクシデントとは無縁ではなかった。最終レグは序盤からハードに攻めると意気込みを語っていたマキネンだったが、この日最初のSSでリヤ・サスペンションにトラブルを抱え、チームメイトのロイックスと入れ替わるように4位へと後退。さらにサービスではその修理に時間を要し、50秒のペナルティを受けてしまう。これでトップから4分弱の差をつけられたが、マキネンの気迫は削がれていなかった。残る3カ所のSSのうち、2カ所でトップタイムをマークすると、ロイックスを逆転し、総合3位に浮上。チャンピオンシップ・リーダー、そしてエースドライバーとしての意地を見せつけ、度重なるトラブルに見舞われながらも表彰台の一角を獲得した。

ロイックス、見事完走。マニファクチャラーズポイント獲得に貢献
PHOTO 今回のロイックスの目標は、上位で完走すること。初出場でないとは言え、経験の少ないこのサバイバルラリーにおいては完走することが重要。第1レグ、第2レグとライバル勢と同様、トラブル・フリーではなかったロイックスだったが、着実に走行し総合4位の座を確保していた。さらにこの日は、マキネンのトラブルなどの影響で一時は総合3位にまで上り詰めた。安定感のあるドライビングによりロイックスは総合4位でゴール。完走という目標を達成し、三菱のマニファクチャラーズぽいんと獲得に貢献した。

グループN部門では、三菱ランサーのハメド・アルワハイビが優勝し、シーズン3勝目を挙げた。終盤まで部門2位につけていたマンフレッド・ストールは、1カ所のSSを残して惜しくもリタイアした。

スバルがアルゼンチンに続いて連覇。WRC後半戦は熾烈な戦いへ
総合優勝はスバルのバーンズが前日までのリードをキープしてそのままゴール。総合2位にはトヨタのサインツ。5-6位にはリタイアしていくワークス勢を尻目にプライベーターのマーティン、キルコスがそれぞれ入賞した。プライベーターの入賞は今シーズンはサファリラリーのダンカン以来の快挙。これで8戦を終了した今シーズンは、三菱、フォード、シトロエン、スバルがそれぞれ2勝を挙げる結果となり、近年まれに見る混戦模様を呈している。トヨタも未勝利ながらチャンピオンシップでは大きくリードしており、いつ勝ってもおかしくない状態にある。WRC後半戦の緒戦から混戦を思わせる波乱の戦いのアクロポリスラリーであった。

T・マキネン:「今回のラリーは、かつてないほどのタフなラリーだった。不運なこともあったけれど、とにかくチャンピオンシップのリードを広げることが出来てうれしい。今後は自分の好きなラリーが控えているので楽しみだ」

F・ロイックス:「今日はいいスピードで走ることが出来た。三菱に貢献できる成績を残すことが出来て、非常に満足している」

【暫 定 成 績 (第3・最終レグ終了後)】

*1. R・バーンズ/R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 4時間21分21秒2 Gr-A
*2. C・サインツ/L・モヤ E/E トヨタ・カローラWRC 1分01秒3 Gr-A
*3. T・マキネン/R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
3分40秒0 Gr-A
*4. F・ロイックス/S・スミーツ B/B 三菱ランサー
エボリューションVI
4分12秒4 Gr-A
5. M・マーティン/T・キツィング EE/EE トヨタ・カローラWRC 8分41秒5 Gr-A
6. L・キルコス/
J・スタフロプール
GR/GR フォード・エスコートWRC 13分56秒5 Gr-A
7. L・クリメント/A・ロマーニ E/E スバル・インプレッサ 14分03秒9 Gr-A
8. A・バカシャブ/M・パーク SA/GB トヨタ・カローラWRC 14分57秒3 Gr-A
9. 新井敏弘/R・フリーマン J/GB スバル・インプレッサWRC 15分44秒4 Gr-A
10. F・ドール/D・ブレトン F/F スバル・インプレッサWRC 17分55秒2 Gr-A
11. H・アルワハイビ/
T・シルコム
OM/NZ 三菱ランサー
エボリューションV
20分14秒5 Gr-N
(N-1位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差

Nationality;
A=オーストリア / B=ベルギー / D=ドイツ / E=エストニア / EE=スペイン / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / GR=ギリシャ / I=イタリア / J=日本 / NZ=ニュージーランド / OMオーマン / RA=アルゼンチン / ROU=ウルグアイ / S=スウェーデン / SA=サウジアラビア / TR=トルコ

★WRCシリーズポイント(全14戦中8戦終了時)
[マニュファクチャラーズ]
1位:トヨタ 73 /2位:三菱 48 /3位:スバル 46 / 4位:フォード 35 /5位:セアト 8
[ドライバーズ]
1位: マキネン(三菱) 36 / 2位: オリオール(トヨタ) 32 / 3位: サインツ(トヨタ) 29 /
4位: マクレー(フォード) & バーンズ(スバル) 23 / 6位: ブガルスキー(シトロエン) 20 /
7位: カンクネン(スバル) 18 / 8位: ピュラス(シトロエン) & ロイックス(三菱) 6
[グループNドライバーズ]
1位:トレレス(三菱) 48 /2位:アルワハイビ(三菱) 44 / 3位: ストール(三菱) 14


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