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[第3・最終レグ速報]

三菱ランサーのマキネン、総合4位でゴール
ポイント・リーダーを堅持

ロイックスは惜しくもリタイア
グループN部門は、三菱ランサーのトレレスが優勝

5月25日 (第3・最終レグ)
SS:132.42km
総走行距離:474.04km

PHOTO

5月25日、1999年世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリーアルゼンチンの最終第3レグが行なわれ、三菱ランサーエボリューションで出場のトミー・マキネンが総合4位でゴールし、開幕戦以来のポイントリーダーの座を保持した。

今回のラリーアルゼンチンは、マキネンにとって明らかに3連覇を飾ってきたこれまでとは様子が違うものとなっていた。これまでの2日間でトランスミッション・トラブル、パンク、ハンドリング不調などトラブル続きだったマキネンは、総合5位という彼にとっては不本意な結果に甘んじていた。 PHOTO この日の最終レグで奇跡の逆転優勝を期したいマキネンだったが、それは、わずか1レグを残してトップから1分以上の差を考えれば、現実的にはまさに「奇跡」と言えた。したがって、マキネンにとってのこの日の最大の目標は、ひとつでも順位を上げることだった。しかし、この日も前日同様、パンクに見舞われることとなり、出ばなをくじかれてしまう。だが、ミシュランのムースタイヤがうまく機能し、若干のタイムロスで抑えられたのは幸いだった。その後のマキネンとランサーは非常に好調に走行し、トップタイムを一度マーク。コンスタントに上位タイムを重ねていった。ステージを経るごとに前走するトヨタのサインツに肉迫し、サインツがトランスミッション・トラブルを抱えたことも働き、ついに逆転。総合4位へと浮上した。さらにその前をいくオリオール(トヨタ)追撃も狙いたいところだったが、わずか最終SSを残す時点となっては、その望みは叶うはずもなかった。結局、マキネンはそのまま総合4位でゴールし、3ポイントを獲得。オリオールに並ばれたものの、ドライバーズ・ポイントトップの地位は守った。

PHOTO マキネン同様、可能な限り順位を上げ、ポイントを獲得したいフレディ・ロイックスだったが、その目標はこの日の最初のSSで早くも潰えることとなった。前日までは立ちこめていた霧に視界を奪われ、スピンするなどアルゼンチンの洗礼を受け続けてきたロイックスにとっては、ラリー期間中初めて晴れやかな天候となったこの日が、勝負どころと思われたが、スタート早々の第17SSでコーナリング時にクラッシュを喫し、マシンを破損。そのままリタイアという結果となってしまった。

グループN部門では、三菱ランサーで出場のグスタボ・トレレスが前日同様、最終日のこの日も同部門を席巻した。その結果、部門優勝はもちろんのこと総合6位入賞も目前の総合7位という誇るべき成績でゴール。前戦ツール・ド・コルスに続く2連勝を飾るとともに、三菱ランサーに今シーズン不敗の7勝目をもたらした。さらに部門2位にも、かつてランチアのワークスマシンを駆ったこともある地元ドライバー、ホルへ・レカルデが三菱ランサーで入賞。前日の部門4位から躍進したうえでの結果だった。

マキネンの同ラリー4連覇を阻んだのは、不運の連続によるものだったのかもしれない。もしくはスバル勢の好調さだったかもしれない。それほど今回のスバル勢の活躍は際立っていた。カンクネン、バーンズの順位で1-2フィニシュを達成、特にカンクネンにとっては1994年ポルトガルラリー以来の優勝となった。これで前半7戦を終了し、三菱、フォード、シトロエンがそれぞれ2勝、スバルが1勝と非常に戦いは拮抗している。トヨタに至っても、オリオールとサインツの両ドライバーが確実に上位入賞を果たしていることで、未勝利ながらマニュファクチャラーズ・ポイントをリードしている。シリーズ後半に突入すれば、これまで以上の接戦が繰り広げられることは想像に難くない。

★WRCシリーズポイント(全14戦中7戦終了時)
[マニュファクチャラーズ]
1位:トヨタ 67 /2位:三菱 41 /3位:スバル 36 / 4位:フォード 35 /5位:セアト 8

[ドライバーズ]
1位: マキネン(三菱) & オリオール(トヨタ) 32 3位: マクレー(フォード) & サインツ
(トヨタ) 23 / 5位: ブガルスキー(シトロエン) 20 6位: カンクネン(スバル) 18 /
7位:バーンズ(スバル) 13 ・・・・・・・10位: ロイックス(三菱) 3

[グループNドライバーズ]
1位:トレレス(三菱) 48 /2位:アルワハイビ(三菱) 31 / 3位: ストール(三菱) 14 
4位: デュエツ & プハッカ & カンポス(三菱) 13

【暫 定 成 績 (第3・最終レグ終了後)】

*1. J・カンクネン/J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 4時間17分15秒4 Gr-A
*2. R・バーンズ/R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 2秒4 Gr-A
*3. D・オリオール/D・ジロウデ F/F トヨタ・カローラWRC 39秒6 Gr-A
*4. T・マキネン/
R・マニセンマキ
FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
1分25秒2 Gr-A
*5. C・サインツ/L・モヤ E/E トヨタ・カローラWRC 2分28秒1 Gr-A
6. T・ラドストローム/
F・ギャラガー
S/GB フォード・フォーカスWRC 4分51秒9 Gr-A
7. G・トレレス/
M・クリスティー
ROU/RA 三菱ランサー
エボリューションV
22分30秒8 Gr-N
(N-1位)
8. J・レカルデ/
J・ガルシア
RA/RA 三菱ランサー
エボリューションV
23分53秒6 Gr-N
(N-2位)
9. C・メンヅィ/R-A・オルティス RA/RA スバル・インプレッサ 24分17秒6 Gr-N
(N-3位)
10. F・ドール/K・ゴームリー F/GB スバル・インプレッサ 28分02秒8 Gr-A

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差

Nationality;
E=スペイン/ F=フランス/ FIN=フィンランド/ GB=イギリス/ I=イタリア/ OMオーマン/ PYパラグアイ/ PLポーランド/ RA=アルゼンチン/ RI=インドネシア/ ROU=ウルグアイ/ S=スウェーデン


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