
| ||
|
| 1999世界ラリー選手権(WRC)
11月7日
|
|
![]() ラリーオーストラリアは11月4日に西オーストラリアの州都パースをスタート。初日はパース市内の特設ステージでSS(競技区間)1を行ない、翌日の11月5日から本格的なラリーが始まった。第1レグの2日目は春たけなわの南半球に加え、熱波の影響で25度まで気温が上昇。この中、序盤をリードしたオリオール(トヨタ)が第6SSでリタイア。これでマキネンは今回総合3位以上になればチャンピオンが確定することになる。そのマキネンは第8SSで首位に進出。しかし第9SSでは不運なパンクに見舞われて4位に後退して第1レグをゴールした。一方、ロイックスは序盤こそ出遅れたが、7位から6位、さらに5位と順位を上げて第1レグを終了。第2レグでは第12SSで3位のマクレー(フォード)がリタイアしたため、マキネンはチャンピオン獲得圏内の3位に浮上。ランサーとマキネンの組み合わせはその遅れを取り戻す事は可能だが無理な優勝争いはせず、確実な走行に切り換えてポジションを守り第2レグをゴール。ロイックスも4位に続く。 ラリー最終日の第3レグは伐採地、バンニングスで4個所のSSが行なわれたが、ここでもマキネンは3位でゴールすることだけに焦点を絞り、各SSを確実なペースで走行。第21SSでは岩でボディフロント部に小さなダメージを負うというアクシデントもあったが、残りふたつのステージを快調に駆け抜けた彼はバンニングスに設けられたラリーゴールにランサーとともに凱旋。
マキネンは3位にゴールしたことで合計62ポイントのドライバーズポイントを獲得。ポイントランキング2位のオリオールは52ポイント、もし最終戦でオリオールが優勝して10ポイントを獲得、かつマキネンがノーポイントで終わったとしても、優勝回数がマキネン4回、オリオールが2回となり、優勝回数で上回るマキネンがチャンピオンの資格を得るため、最終戦グレ-トブリテンラリーを待たずしてマキネンのチャンピオンが確定した。マキネンのドライバーズチャンピオン獲得は1996年以来4年連続。チャンピオン通算4回獲得はユハ・カンクネンの持つ記録(86,87,91,93)と並ぶレコード。そして4年連続はすでにマキネンが打ち立てている3年連続を自ら更新してWRC史上初の快挙となった。 一方、グループNドライバーズカップでは最終日までランサーのニッテルがリードしていたが、最後に岩をヒットして後退。結局2位オーディンスキー、3位ニッテル、4位田口と2位から4位をランサー勢が占める結果となった。また第1レグでポイントランキング2位のハメド・アルワハイビがリタイアしたことによってランサーのグスタボ・トレレス(ウルグアイ/45才)がグループNドライバーズカップ4年連続タイトルを確実にした。三菱車を駆るドライバーとしては1995年のルイ・マデイラ以来5年連続の快挙となり、この記録は数あるメーカーを大きく凌ぐ史上初の快挙ともなった。こうして三菱はグループA、グループN双方のドライバーが世界タイトルを獲得する偉業で三菱ランサーの総合性能の高さを証明することになる。 T・マキネン:「4度目のチャンピオン確定は最高の気分だ。チームの皆もよくやってくれた。長いシーズンを通してサポートしてくれた。マールボロ三菱ラリーアートチームに係わったすべての人間に感謝したい」 |
| *1 | R.バーンズ/R.レイド | GB/GB | スバル・インプレッサWRC | 3時間44分31秒5 | Gr-A |
| *2 | C.サインツ/L.モヤ | E/E | トヨタカローラWRC | 11秒6 | Gr-A |
| *3 | T・マキネン/R・マニセンマキ | FIN/FIN | 三菱ランサー エボリューションVI |
4分31秒4 | Gr-A |
| *4 | F・ロイックス / S・スミーツ | B/B | 三菱ランサー エボリューションVI |
7分32秒5 | Gr-A |
| *5 | M・グロンホルム / T・ラウティアイネン | FIN/FIN | プジョー206WRC | 8分01秒9 | Gr-A |
| *6 | H.ロバンペラ/R.ピエティライアネン | FIN/FIN | セアトコルドバWRC | 8分12秒8 | Gr-A |
| *7 | T.ラドストローム/F.ギャラガー | S/GB | フォードフォーカスWRC | 8分29秒6 | Gr-A |
| 8 | 新井敏弘/R.フリーマン | J/GB | スバル・インプレッサ | 21分18秒3 | Gr-N (Gr-N1位) |
| 9 | K.エリクソン/S.パーマンダー | S/S | ヒュンダイ | 21分26秒9 | Gr-A |
| 10 | M.ロウ/D.リンガー | GB/GB | ルノー | 21分57秒6 | Gr-A |
| 11 | E.オーディンスキー/I.スチュワート | AUS/AUS | 三菱ランサー エボリューションV |
22分08秒4 | Gr-N (Gr-N2位) |
| 12 | U.ニッテル/T.ハリーマン | D/GB | 三菱ランサー エボリューションVI |
22分32秒4 | Gr-N (Gr-N3位) |
| 15 | 田口勝彦/R.テオー | J/MAL | 三菱ランサー エボリューションVI |
27分37秒3 | Gr-N (Gr-N4位) |
(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差
|
Nationality; AUS=オーストラリア / B=ベルギー / D=ドイツ / E=エストニア / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / I=イタリア / J=日本 / MAL=マレーシア / S=スウェーデン |
| ★WRCシリーズポイント(全14戦中13戦終了時) | |
| マニュファクチャラーズ | 1位 トヨタ 109/2位 スバル 89/3位 三菱 81 4位 フォード 36/5位 セアト 19 |
| ドライバーズ | 1位 マキネン(三菱) 62/2位 オリオール(トヨタ) 52 3位 バーンズ(スバル)45 /4位 サインツ(トヨタ) 44 5位 カンクネン(スバル) 38/6位 マクレー(フォード) 23 7位 ブガルスキー(シトロエン) 20/ 8位 ロイックス(三菱) 12 |
| グループNカップ | 1位 トレレス(三菱) 69/2位 アルワハイビ(三菱) 53 3位 新井敏弘(スバル) 29 |

Copyright by Mitsubishi Motors Corporation. |
||
![]() |
Webマガジンにもどる |
![]() |