プレスリリース
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[第3・最終レグ速報]

三菱ランサーのトミー・マキネン、
リタイアするもポイント・リーダーは堅持
グループN部門は、三菱ランサーが2〜3位

三菱、APRCマニュファクチャラーズ/
ドライバーズ/ グループNドライバーズ確定

9月19日 (第3・最終レグ)
SS距離 86.46km
総走行距離 377.08km



田口勝彦、APRCダブル・チャンピオン獲得。
9月19日、チャイナラリーは最終第3レグを迎え、悪天候と悪路に悩まされ続けたドライバー達も、久々に晴天となった青空と中国の雄大な山々、そして万里の長城の景観の素晴らしさに最終日にしてようやく胸をなで下ろすことができた。すでにリタイアした三菱のトミー・マキネンは、今回優勝のトヨタのD・オリオールに並ばれたものの、依然としてリーダーの座は堅持した。また、併載のアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)では、三菱ランサー・グループNマシンを駆る田口勝彦がポイントを伸ばし、見事に初のAPRCドライバーズ・タイトルを確定的とした。田口はすでに手中にしている同グループNドライバーズ・タイトルと合わせてダブル・タイトルの獲得となった。さらに三菱はAPRCマニュファクチャラーズ・タイトルも確定的とし、ドライバーズと合わせ、トリプル・クラウンを達成した。

マールボロ三菱ラリーアートの2台がすでにリタイアという残念な結果に終わったいまや、三菱の注目はAPRCタイトルの動向に寄せられた。この最終日、田口がAPRCドライバー(WRCワークス・ドライバー以外のドライバー)のなかで6位以内でゴールすれば、田口の逆転チャンピオンが確定するという状況だった。その状況下、田口は第2レグを6位で終え、チャンピオンに向けて着実なステップを踏んでいた。PHOTO明けてこの日、田口は慎重な走行を展開し、SSを走行するごとにチャンピオンに一歩一歩近づいていった。さらに前走車がリタイアするという幸運も重なり、最終的にはAPRC4位にまで浮上し、そのままゴール。見事、すでに確定としたAPRCグループNドライバーズ・タイトルとともにドライバーズ・チャンピオンを手中にし、ダブル・チャンピオンの栄光をつかんだ。これで田口は篠塚建次郎、藤本吉郎に続く日本人3人目のAPRCチャンピオンとなり、さらにグループNドライバーとしては1988年のシリーズ創設以来初めての総合チャンピオン獲得という偉業を達成した。加えてダブル・タイトルの獲得も史上初の達成となった。さらに加えるなら、27歳でのチャンピオン獲得もAPRCでは最年少記録であり、こうして田口はさまざまな記録を塗り替える偉業をやってのけた。

その一方で今回、APRCチャンピオンに最も近い位置でラリーに臨んだ片岡良宏(三菱)は、最終日のこの日は第1レグで予期せぬエンジン・トラブルに見舞われ、すでにリタイアしていた。もはや自力でのチャンピオン獲得の可能性はなかったが、田口がリタイアすることになれば、チャンピオンは片岡の手中に舞い降りることになる。可能性がゼロになったわけではなかった。田口がもはやアグレッシブな走行をする必要がなかったとは言え、ここまで各ドライバーを苦しめてきた悪路がいつ何時田口の足元をすくうとも限らなかった。しかし、結果的に田口はAPRC4位でゴールし、片岡の悲願成就は昨年に続きまたもや叶わなかった。

アルワハイビ、まさかのリタイア。タイトル争いはトレレス有利。
WRCのグループN争いでは、部門2位につけていた三菱ランサーのH・アルワハイビが、終盤にリタイアするという波瀾があった。最大のライバル、G・トレレスを従えて慎重な走行を展開していたアルワハイビだったが、突然のエンジン・トラブルに襲われ、前戦フィンランドラリーに続く2戦連続のリタイアという残念な結果となった。ライバルのトレレスはアルワハイビの脱落で部門2位に浮上。8ポイントを追加し、アルワハイビをポイントでさらに引き離した。グループN優勝は終始ラリーをリードしたスバルの新井敏弘が飾った。新井の優勝により三菱ランサーは昨年の最終戦から続く連勝記録を、これで11でストップする残念な結果となってしまった。

混迷を極めていくタイトル争い。
優勝は今シーズン初めてとなるトヨタのD・オリオールが、この日驚異的な速さで、スバルのR・バーンズを突き放して飾った。トヨタとしても優勝は今シーズン初めてのこと。これでオリオールはマキネンと並んでドライバーズ・ポイント・リーダーに立った。残るは3戦。マキネンとオリオールの間で主にタイトル争いが繰り広げられることになるだろうが、このところ際立った速さを常に見せているバーンズの動向にも注意しなければならないだろう。バーンズとトップ2人のポイント差は13。しかし、バーンズが得意とするオーストラリアとグレートブリテンが控えていることから、このポイント差がどのように推移するかは予想しがたい。さらにサインツ(トヨタ)、カンクネン(スバル)も当然タイトル争いに絡んでくるに違いない。今後はますます混迷を極めていくことになりそうだ。

【暫 定 成 績 (第3・最終レグ終了後)】

*1. D・オリオール/D・ジロウデ F/F トヨタ・カローラWRC 3時間38分36秒6 Gr-A
*2. R・バーンズ/R・レイド GB/GB スバル・インプレッサWRC 55秒8 Gr-A
*3. C・サインツ/L・モヤ E/E トヨタ・カローラWRC 2分19秒4 Gr-A
*4. J・カンクネン/J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 5分18秒1 Gr-A
*5. H・ロバンペラ/R・ピエティライアネン FIN/FIN セアト・コルドバWRC 9分15秒4 Gr-A
6. V・イシク/E・ボドゥール TR/TR トヨタ・カローラWRC 16分05秒7 Gr-A
7. 新井敏弘/R・フリーマン J/GB スバル・インプレッサ 19分55秒9 Gr-N・1位
8. G・トレレス/M・クリスティ ROU/RA 三菱ランサー
エボリューションV
27分57秒0 Gr-N・2位
9. 田口勝彦/R・テオ J/MAL 三菱ランサー
エボリューションVI
31分10秒2 Gr-N・3位
*10. A・マクレー/D・シニア GB/GB ヒュンダイ・クーペ・
エボリューションII
33分15秒1 Gr-A

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差

Nationality;
B=ベルギー / E=エストニア / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / J=日本 / MAL=マレーシア / ROU=ウルグアイ / SA=サウジアラビア / TR=トルコ

 

★WRCシリーズポイント(全14戦中11戦終了時)
マニュファクチャラーズ 1位:トヨタ 99 /2位:スバル 77 /3位:三菱 61 /4位:フ ォード 35/ 5位:セアト 18
ドライバーズ 1位: マキネン(三菱) & オリオール(トヨタ) 48 / 3位: サインツ(ト ヨタ) 38/4位: カンクネン(スバル) 37 / 5位: バーンズ(スバル) 35 / 6位: マクレー(フ ォード) 23
グループNカップ 1位:トレレス(三菱) 69 /2位:アルワハイビ(三菱) 52 / 3位: プ ハッカ(三菱) 26

 

★APRCシリーズポイント(全4戦終了時)

マニュファクチャラーズ 1位: 三菱 24 /2位:スバル 22 / 3位:トヨタ 16 /4位: VW 1
ドライバーズ 1位: 田口勝彦(三菱) 40/ 2位: 片岡良宏(三菱) 35 / 3位: トレレ ス(三菱) 24
グループN
ドライバーズカップ
1位: 田口勝彦(三菱) 40 /2位: トレレス(三菱) 23 / 3位: 新井敏弘(スバル) 18

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