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中国で初のWRC開催
三菱、チャイナラリー初制覇に挑む!

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1999年世界ラリー選手権(WRC)第11戦*555チャイナラリーが、9月16日〜19日にかけて首都北京の北西約50kmに位置する懐柔(HUAIROU/ホゥアイロウ)を拠点として開催される。今回のチャイナラリーは3回目を迎えるが、WRCとして開催されるのは初めてのことで、アジアにおいてもインドネシアに次いで2番目の開催となる。そのため同イベント出場経験のあるチーム及びドライバーも限られており、これまでのラリー以上に展開の予想は難しい。終盤戦へと突入した現在、シーズンを占う上でWRC初開催のこのアジアン・イベントが持つ意味は予想以上に大きい。

マップ マールボロ三菱ラリーアートは今回、トミー・マキネンとフレディ・ロイックスにランサーエボリューションVIを託した不動の布陣で臨むが、チーム、ドライバーを含めて同ラリーへの出場は初めてとなる。しかし、チームは同ラリーの前身である香港〜北京ラリーでは95年、96年と2年連続優勝しており、このときの経験が少なからず好影響を及ぼすものと考えられる。ただし、ドライバーに関してはマキネン、ロイックスとも香港〜北京ラリーを含めても中国でのラリーは初めてのことだ。しかし、今回出場するワークス勢のなかで、同ラリーを経験したドライバーは、C・マクレー(フォード)とP・リアッティ(セアト)のふたりのみで、その意味ではライバル勢と比較しても決して不利ではない。ここまで10戦を終了した今シーズンは三菱、スバルが3勝ずつ飾り、トヨタが未勝利ながらポイントリーダーの座についている。一方、ドライバーズ争いではマキネンがD・オリオール(トヨタ)に対し10ポイント差をつけ、開幕以来のリーダーの地位を堅守している。今回のラリーでは、グラベル路面において進境著しいピレリ・タイヤを履くスバルと過去2年連続で同ラリーを制しているマクレーが、三菱とマキネンの前に大きく立ちはだかる存在となりそうだ。

Photo 中国で初のWRCとなるチャイナラリーは、1985年から開催された香港〜北京ラリーを前身とし、1997年から名称を変更して、現在のようなスタート地点を中心としたコースを走るクローバーリーフ・スタイルの競技が行なわれるようになった。路面は荒く、一見アクロポリスラリーを想起させ、山岳地帯ではツイスティなコースがドライバーの技術を問い、多くのドライバーをふるいにかける。万里の長城を間近に見る壮大な景観も熾烈なバトルを展開するドライバーにとってはとても鑑賞している余裕はない。今回のラリーは総走行距離1,423.38km/SS距離 385.72km(第1レグ:151.12km/第2レグ:148.14km/第3レグ:86.46km)で競技が行なわれ、初日の16日にはオープニング・セレモニーのみが開催され、競技は翌17日から展開される。また、今回はアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)の最終第4戦も兼ねており、同ポイントでチャンピオン争いを展開する片岡良宏(三菱)とP・ボーン(スバル)の最終決戦も注目される。尚、グループNに出場する田口勝彦は、前回のAPRC第3戦ニュージーランドラリーで、今季のAPRCグループNカップドライバーズチャンピオンを確定させている。

※555:ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の1ブランド。中国は同ブランドの最大の市場として知られている。

●ドライバーのコメント

マキネン:
「初出場だが、勝つチャンスはあると思う。自分同様初出場のドライバーが多いから、コースの習熟度がそれほど大きな意味を持つとは思えない。だから、何も心配していない。逆に初めてのコースを走れることに今から期待している」

ロイックス:
「このラリーのことはほとんど何も知らない。ただ、路面はアクロポリスとポルトガルをミックスしたようなコースだと聞いている。ここまで僕は初めてのラリーが多かったけれど、今回は他のドライバーも条件は同じだ。非常に楽しみにしている」

★WRCシリーズポイント(全14戦中10戦終了時)
[マニュファクチャラーズ]
1位:トヨタ 85 /2位: スバル 68 / 3位:三菱 61 / 4位:フォード 35 / 5位:セアト 16
[ドライバーズ]
1位:マキネン(三菱) 48 / 2位: オリオール(トヨタ) 38 / 3位: サインツ(トヨタ) & カンクネン(スバル)34 / 5位バーンズ(スバル) 29 / 5位:マクレー(フォード) 23
[グループNドライバーズ]
1位:トレレス(三菱) 61 / 2位:アルワハイビ(三菱) 52 / 3位:プハッカ(三菱) 26

★APRCシリーズポイント(全4戦中3戦終了時)
[マニュファクチャラーズ]
1位:三菱 20 /2位: スバル 16 / 3位:フォード 10 / 4位:トヨタ 6 / 5位: VW 1
[ドライバーズ]
1位:片岡良宏(三菱) & ボーン(スバル) 35 / 3位: 田口勝彦(三菱) 30 / 4位:シン(フォード) 20 / 5位: カール(トヨタ) 15 / 6位:トレレス(三菱) 12
[グループNドライバーズ]
1位:田口勝彦(三菱) 33 / 2位:トレレス(三菱) 13

●ラリースケジュール

日 付 レグ スタート ゴール SS距離
(SSの数)
総走行距離
9月16日(木) 車検 ホゥアイロウ
17日(金) 第1レグ ホゥアイロウ
06:30 [07:30]
ホゥアイロウ
18:34 [19:34]
151.12km
(8)
527.80km
18日(土) 第2レグ ホゥアイロウ
06:30 [07:30]
ホゥアイロウ
19:52 [20:52]
148.14km
(8)
518.50km
19日(日) 第3レグ ホゥアイロウ
06:30 [07:30]
ジン・シャン・リン
14:39 [15:39]
86.46km
(6)
377.08km
表彰式 ホゥアイロウ
[    ] 内は日本時間      合 計 385.72km
(22)
1,423.38km


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