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[第2レグ速報]

三菱ランサーのトミー・マキネン、総合3位へ浮上
ロイックスも総合5位躍進

グループN部門は、三菱ランサーが圧倒的な強さを発揮

10月12日(第2レグ)
SS 167.98 km
総走行距離 712.94 km

 

マキネン、驚異の追い上げで優勝も射程圏内に。トップと差は22秒09
10月12日、世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリーサンレモは2日目を迎え、この日第2レグが行なわれた。前日よりも狭くツイスティーでスリッピーな路面は百戦錬磨のワークス・ドライバーをも脅かし、スバルのバーンズ、フォードのマクレーが相次いでリタイヤ。しかし、そのなかランサーのトミー・マキネンは驚異の追い上げを展開し、総合3位へと浮上。さらにチームメイトのフレディ・ロイックスも総合5位へと浮上し、三菱勢は2台ともに観客の目を奪う素晴らしいパフォーマンスを見せた。

第1レグを総合6位で終えた三菱のマキネンは、チャンピオン争いの最大のライバルであるトヨタのD・オリオールを抑えて、まずまずのスタートを切った。すでに今回を含めて3戦を残すばかりとなった今や、ひとつひとつのラリーでの優勝よりも、ライバルの動向に注意し、彼らを抑えてシリーズチャンピオンになることがより重要視すべきことであり、またそれが最大の成果である。そのため、今後のマキネンの戦いはオリオールを抑えることが最大の焦点となる。

マキネンのランサー、SS8カ所中4カ所でトップタイム!
この日序盤に、C・マクレー(フォード)、M・グロンホルム(プジョー)の PHOTO 相次ぐ後退で総合3位まで浮上したマキネンは、その後怒涛のトップ追走劇を展開したのである。第10SSで今回はじめてのトップタイムをマークしたマキネンは、続くSSも快調に飛ばし、連続でトップタイムをマーク。徐々にトップとの差を詰め始めた。その後のSSではスピンを喫したが、この日終盤のSSでは、再び連続トップタイムをマークし、合計8カ所のSS中4カ所でトップを駆け抜ける驚異的な追撃。一時は1分近くあったトップとの差を23秒にまで縮め、優勝を十分に狙える位置につけた。

残すは1日、4カ所のSSのみであるが、そのなかには40kmに及ぶWRCでも屈指ロングステージが控えている。23秒という差はこの長距離ステージ1カ所だけでも逆転可能なタイム差だけに、マキネンの走りには注目が集まる。さらに注目はオリオールとの戦いだ。マキネンが総合3位にまで浮上したように、オリオールも着実にマキネンに追走し、総合4位でゴール。前日よりタイムは開いたが、このままゴールすれば、ポイント上ではわずか1ポイント差に過ぎない。チャンピオン獲得のためには、マキネンはさらにオリオールを引き離したいことだろう。その点でも明日の最終日は両者のデッドヒートが展開されるはずだ。

マキネン以上に、ロイックスはこの日大きな躍進を見せた。前日の総合10位から総合5位にまで浮上し、ポイント圏内でゴール。タイム差はあるが、オリオールにプレッシャーをかける位置につけた。グループN部門では、前日同様、地元イタリア勢がラリーをリードした。前日トップの三菱ランサーを駆るG・ガリがさらにリードを広げ、チームメイトのM・スターニを引き離し、2年連続優勝に向けて大きく前進した。

プジョー依然としてトップをキープ
ラリーがスタートする前には、カタルニア、ツール・ド・コルスとターマック(走路)ラリーに2連勝を飾ったシトロエンが、優勝候補の筆頭と予想された。 PHOTO 三菱ランサーやワールドラリーカー(WRカー)勢に対し、エンジン出力は同程度ながら重量が約250kgも軽いシトロエンF2キットカーが絶対的に有利だと見られていた。しかし、今回は様子が違った。カタルニア、ツール・ド・コルス以上にスリッピーな路面は、F2キットカー唯一の弱点とも言うべき2輪駆動では、トラクション不足は否めず、思うようにタイムは上がらないようだった。2日目を終えて、総合11位に沈んでいる2連勝の立役者P・ブガルスキーにもはや優勝の望みはない。そして実際にトップ争いを繰り広げているのは、プジョー勢だった。ワールドラリーカーのプジョー206はホイールベースの短いコンパクトな車体を生かして、サンレモラリーのようなツイスティーなコースを得意とする。初出場のグロンホルムが度重なるコースアウトなどで後退したが、F・デルクールとG・パニッツィのターマック・スペシャリスト勢は、チームメイト同士ながらデッドヒートを展開。終盤までトップを守ってきたデルクールをついにパニッツィが最終SSで逆転し、WRC初優勝に向け大いなる意欲を見せた。しかし、その差はわずかに3秒。さらに後方にはマキネンも虎視眈々と優勝を狙っており、まだまだパニッツィは安心していられる状況にはない。優勝争いはこの3人に絞られ、明日の最終日を迎える。

【暫 定 成 績 (第2レグ終了後)】

*1. G・パニッツィ/ H・パニッツィ F/F プジョー206WRC 3時間08分59秒3 Gr-A
*2. F・デルクール / D・グラタループ F/F プジョー206WRC 2秒8 Gr-A
*3. T・マキネン/R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューションVI
22秒9 Gr-A
*4. D・オリオール/D・ジロウデ F/F トヨタ・カローラWRC 49秒7 Gr-A
*5. F・ロイックス / S・スミーツ B/B 三菱ランサー
エボリューションVI
2分20秒1 Gr-A
6. A・アギーニ / L・ロギア I/IF トヨタ・カローラWRC 2分49秒3 Gr-A
7. S・ジャン・ジョセフ /
F・ギャラガー
F/GB フォード・フォーカスWRC 3分30秒0 Gr-A
*8. J・カンクネン / J・レポ FIN/FIN スバル・インプレッサWRC 3分32秒7 Gr-A
9. M・グロンホルム /
T・ラウティアイネン
FIN/FIN プジョー206WRC 4分26秒4 Gr-A
10. G・クニコ / L・ピロッロ I/I スバル・インプレッサWRC 4分33秒0 Gr-A
25. G・ガリ / G・ダモーレ I/I 三菱ランサー
エボリューションVI
14分10秒4 Gr-N
(Gr-N1位)
28. M・スターニ / R・パガノーニ I/I 三菱ランサー
エボリューションVI
15分42秒1 Gr-N
(Gr-N2位)
30. M・ストール / P・ミュラー A/A 三菱ランサー
エボリューションVI
16分20秒0 Gr-N
(Gr-N3位)
32. S・ソチル/L・ド・リッゾ I/I 三菱ランサー
エボリューションVI
17分07秒2 Gr-N

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差

Nationality;
A=オーストリア / B=ベルギー / E=エストニア / F=フランス / FIN=フィンランド / GB=イギリス / I=イタリア / J=日本 / MAL=マレーシア / ROU=ウルグアイ

エボリューション・クラブ

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