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[第3・最終レグ速報]

マールボロ三菱ラリーアート
三菱ランサーエボリューション、6連勝達成!

グループN部門、三菱ランサーが圧倒的なパフォーマンス
部門1〜11位独占の快挙

2月13日 第3・最終レグ
総走行距離:429.22km
内SS距離:98.80km

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1999年世界ラリー選手権(WRC)第2戦インターナショナル・スウェディシュラリーが2月14日、カールスタッドでゴールを迎え、三菱ランサーエボリューションを駆るトミー・マキネンが開幕戦に続き今季2連勝目を飾った。また、この勝利により昨シーズンから続く三菱ランサーの連勝記録は6に伸びた。今年のスウェディッシュラリーは2月12日から14日にかけて、例年どおり首都ストックホルムの西部に位置するカールスタッドをスタート/ゴールに開催された。通常ならば雪上バトルが醍醐味の同ラリーだが、今年は暖冬の影響で積雪は少なく、路面はアイスバーン状態。この気まぐれな天候がラリーを大きく左右した。

PHOTO スカンジナビアン以外の勝者を拒み続けてきたスウェディッシュラリーも、今年は少し様子が違っていた。雪、氷、グラベルと様々な路面状況が見られた今年のラリーでは、雪道に不慣れなノンスカンジナビアンにも十分なチャンスがあるように見えた。実際、12日の第1レグでまず飛び出したのはトヨタのサインツだった。しかし、スカンジナビアン・ドライバーもホームイベントとも言うべき同ラリーで黙って見ていることはなかった。第1レグはサインツに加え、フォードのラドストローム、そして三菱のトミー・マキネンの3人による激しいシーソーゲームが展開された。その結果、マキネンが初日をトップで終えた。

第2レグに入ると、マキネンのスピードはさらに磨きがかかった。この日6ケ所のSSのうち、マキネンは5ケ所のSSでトップタイムをマーク。前日2秒でマキネンの後方にピタリとつけたサインツを徐々に引き離しにかかった。さらにサインツにとっては誤算があった。 PHOTO 前日の予報ではこの日は降雪が見込まれていた。そのため、雪かき役となるトップスタートを敬遠し、前日の後半はペースを落として2番手につけたサインツだったが、実際には降雪は見られず、路面は前日同様、雪、氷、グラベルのミックス路面。サインツの思惑は見事に外れたのだった。こうしてマキネンはサインツを30秒後方へと追いやり、ラドストロームに対しては50秒の差をつけた。また、厳寒用セッティングのピレリ・タイヤを持ち込んだスバル勢は、暖冬の影響でタイヤがグリップせず、トップ争いに加われないなどマキネンにとっては、2日 目にして優勝への可能性が大いに高まった。さらにチームメイトのロイックスも、前戦の轍を踏まぬよう、初出場のラリーに苦しみながらも慎重なドライビングに徹し、徐々にではあるが順位を浮上させた。

最終日にも降雪は見られず、大きな波乱は見られなかった。マキネンはこの日の最初のSSでトップタイムをマークすると、その後はサインツやラドストロームの動向に注意しながらの走行を展開し、ペースを落とし着実に走りきる作戦をとった。マキネンは終始ラリーをコントロールし、その結果サインツに対し、18秒差をつけてトップでカールスタッドに凱旋。見事にモンテカルロラリーに続き2連勝を飾った。また、ロイックスも最後まで見事に走りきり、価値ある総合9位を獲得した。三菱ランサーはこれで6連勝を達成し、かつて無敵を誇ったランチア時代を思い起こさせた。また、三菱は今回でスウェディッシュラリー通算5度目の勝利を飾り、WRC制定後としては最多記録の樹立となった。今年こそはノンスカンジナビアンにもチャンスがあるかに思われたスウェディッシュラリーだったが、やはり、その壁は思いのほか厚かったようだ。

グループN部門においては、三菱ランサーの強さはさらに際立っていた。部門1位〜11位まで独占という快挙の達成は、他メーカーのクルマにつけいる隙を全く与えなかった。優勝争いは、初日から昨年の同部門優勝者S-O・ワルフリドソンとJ・プハッカの両者による激しい争いが続き、その結果プハッカがワルフリドソンを見事に下し、部門優勝を飾った。

マキネン:トミー・マキネン 「今年はこれまで以上にハードだった。何と言ってもほとんど全開アタックだったからね。とても疲れたよ。でもランサーは本当に何の問題もなかった。素晴らしいというほかない。三菱に6連勝目をプレゼントできてうれしい。今後もさらにプレゼントの数を増やしたいけど、そうそう簡単には勝てるものじゃないけどね」

チームマネージャー フィル・ショート:「トミーのパフォーマンスにはただただ驚くばかりだ。彼の判断力はすばらしいの一言につきる。また、ロイックスも今回はよくやった。貴重な経験を彼も得ることができただろう」

【総 合 成 績 (第3・最終レグ終了後)】

*1.T・マキネン/R・マニセンマキ FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューション
3時間29分15秒6 Gr-A
*2.C・サインツ/L・モヤ E/E トヨタ・カローラWRC 18秒1 Gr-A
*3.T・ラドストローム/F・ギャラガー S/GB フォード・
フォーカスWRC
37秒8 Gr-A
*4.D・オリオール/D・ジロウデ F/F トヨタ・カローラWRC 40秒3 Gr-A
*5.R・バーンズ/R・リード GB/GB スバル・
インプレッサWRC
5分49秒3 Gr-A
*6.J・カンクネン/J・レポ FIN/FIN スバル・
インプレッサWRC
5分54秒4 Gr-A
7.P・ハグストローム/T・ガルデマイスター FIN/FIN トヨタ・カローラWRC 8分24秒0 Gr-A
8.M・マーティン/T・キツィング EE/EE フォード・
エスコートWRC
9分42秒0 Gr-A
*9.F・ロイックス/S・スミーツ B/B 三菱ランサー
エボリューション
10分06秒2 Gr-A
10.B・ティリー/S・プレボット B/B スバル・
インプレッサWRC
10分33秒3 Gr-A
...



13.J・プハッカ/J・ホンカネン FIN/FIN 三菱ランサー
エボリューション
15分32秒9 Gr-N(N/1位)
14.S-O・ワルフリドソン/J・スバンストローム S/S 三菱ランサー
エボリューション
15分44秒3 Gr-N(N/2位)

(*マニュファクチャラーズポイント獲得ノミネートドライバー)
※2位以下はトップとの差

Nationality;
A=オーストリア/ AUS=オーストラリア/ E=スペイン/ EE=エストニア/ CZ=チェコ/ D=ドイツ/ F=フランス/ FIN=フィンランド/ GB=イギリス/ GR=ギリシャ/ J=日本/ MAL=マレーシア/ NZ=ニュージーランド/ OMオーマン/ PYパラグアイ/ PLポーランド/ RA=アルゼンチン/ RI=インドネシア/ ROU=ウルグアイ/ S=スウェーデン/ T=タイ/


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