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三菱 500

三菱自動車工業とモータースポーツとの関わりは1962年より始まる。三菱は1917年(三菱造船時代)に、すでに三菱A型の開発に着手することで自動車産業界への第一歩を踏み出していた。その後1950年代半ば、欧州において超小型乗用車が普及し、自動車生産量が急激に上昇していたことから、日本でも超小型乗用車開発の気運が高まる状況となった。それを受け、新三菱重工業(三菱自動車工業の前身)も1957年に超小型乗用車の開発に着手することとなった。

その後数度にわたるテストを経て、ようやく三菱初の乗用車が誕生したのは1960年のことだった。「三菱500」の名称で発表されたこの超小型乗用車は、翌1961年には排気量が594ccにアップされ、さらに加速性、耐久性などの点で改良が施された。こうして完成した車両が、三菱にとっての初のレーシングマシンとなった「三菱500スーパーデラックス」だった。同車両は1962年11月に開催された第9回マカオグランプリに出場し、750cc以下のクラスで外川一雄のドライブにより優勝を飾り、さらにクラス4位までを独占する快挙を達成した。こうして三菱自動車工業のモータースポーツ活動は、デビューウィンという華々しい成果でその幕を明けたのである。

主要戦績:

1962 第9回マカオグランプリ 1〜4位(Aクラス)
1963 第1回日本グランプリ 8位(C2クラス)


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