パリ〜シルト〜ル・カップ(ケープタウン)
三菱パジェロ、2度目の総合優勝
無敵の1-2-3フィニッシュ
1992年のパリダカは、これまでにないルートが設定された。ゴール地が従来のセネガ
ルのダカールではなく、南アフリカのケープタウン(ル・カップ)となり、呼称もパリ
ダカではなく、パリ〜ル・カップ(ケープタウン)。アフリカ大陸を縦断する非常に規
模の大きなラリーへと14年目を迎えたパリダカは、変貌を遂げた。サハラ砂漠、サバ
ンナ、赤道一帯の熱帯雨林など文字通りアフリカの大自然を通過する第14回大会は、
通過国11カ国、13,000kmに及んだ。三菱は必勝を期してこの大会に挑んだ。前年に投
入したニュー・プロトタイプ・パジェロを熟成し、さまざまな箇所を煮詰め、篠塚建
次郎、ジャン・ピエール・フォントネ、アーウィン・ウェーバーの従来のドライバー
に加え、パリダカ2輪王者のユベール・オリオールとWRC優勝経験者のブルーノ・サビ
ーという最強の布陣を擁してラリーに臨んだ。
三菱パジェロは序盤から果敢に攻めた
。ルート後半のジャングル地帯はコース幅が狭く、追い抜くには難があることを考慮
しての作戦だった。パジェロは序盤にしてライバルのシトロエンZXラリーレイド勢を
寄せつけない走りを展開した。この作戦は功を奏し、三菱パジェロはアフリカ南端の
地ル・カップ(ケープタウン)に1-2-3位独占という圧倒的な強さで到達した。さらに
シトロエン勢を4〜7位に従えてのゴールは、三菱パジェロが世界で最も優れた4WDオ
フロードマシンであることを見事に証明する最高の結果となった。総合優勝はオリオ
ール、2位にウェーバー、3位には篠塚が入り、三菱パジェロが表彰台を独占。オリオ
ールはパリダカ初の2輪と4輪の王者に輝いた。三菱はこれで1985年以来2度目の総合
優勝を達成し、パジェロが砂漠の王者の称号を得るにふさわしい優れたマシンである
ことが改めて実証された。
総合成績
| 順位 |
Car No. |
ドライバー |
メーカー |
総合タイム |
| 1. |
211 |
H・オリオールl |
三菱パジェロ |
20:42'30 |
| 2. |
210 |
E・ウェーバー |
三菱パジェロ |
00:04'53 |
| 3. |
213 |
篠塚建次郎 |
三菱パジェロ |
00:18'52 |
| 4. |
204 |
B・ワルデガルド |
シトロエンZX |
01:20'42 |
| 5. |
203 |
A・バタネン |
シトロエンZX |
02:25'09 |
| 6. |
205 |
J・イクス |
シトロエンZX |
04:08'46 |
| 7. |
206 |
P・ラルティーグ |
シトロエンZX |
04:49'12 |
| 8. |
208 |
S・セルビア |
ラダ・サマラ |
05:12'54 |
| 9. |
207 |
A・アンブロジーノ |
シトロエンZX |
05:37'07 |
| 10. |
221 |
P・ヴァンベルグ |
トヨタ・ランドクルーザー |
07:34'38 |
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