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2000

パリ〜ダカール〜カイロラリー

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記念すべきミレニアムを迎えた第22回大会は
アクシデントが多発


記念すべきミレニアムを迎えた第22回大会は、アフリカ大陸を横断する史上初の壮大な計画のもとに、ゴール地として親しまれてきたダカール(セネガル)からカイロを目指し、スタートした。
三菱勢はラリーアートが強力サポートを行なう5台の三菱パジェロ(篠塚建次郎/増岡浩/J-P・フォントネ/J・クラインシュミット/M・プリエト)と1台の三菱ストラーダ(C・スーザ)に加え、総計27台の車両が参戦し、通算6度目の総合優勝と各部門での優勝を目指した。スタートから序盤は三菱勢は快調に走行したがリビアのステージからの高速なフラット路が続くステージでは、テクニカル・ステージを得意とするパジェロの性能を発揮するには厳しく、軽量で最高速が勝るシュレッサーバギーなどのT3(プロトタイプ部門)勢に有利なコースだったため、T2(市販車改造部門)で出場の三菱勢は苦戦を強いられた。

巻き返しを図りたい三菱だったがアクシデントが襲う。篠塚、スーザ、プリエト、G-D・メビウス(日産テラノ)の4台が同じ地点で次々にクラッシュ。ドライバー/コ・ドライバー8人すべてが医療処置を受ける事態となった。 しかし、ラリーがエジプト入りしてからは、ステージの様相も一変。ツイスティなコースや砂丘、岩場など多様な路面が姿を見せ、フォントネと増岡が2日連続でSSトップを獲得。総合力が要求されるバラエティに富むコースでは、パジェロは基本性能の高さを遺憾なく発揮した。

今大会の当初の予定では第8レグ終了後にアガデス(ニジェール)で休息を取るはずだったが、史上最大とも言うべきアクシデントがパリダカを中断させた。TSO(主催者)がニジェールでのテロ襲撃予告を受けたことで、急遽ニジェールでの競技を中止。結果的に前半戦は第6レグで終了し、競技はリビアから再開されるという異例の事態となった。

結果、三菱勢は、フォントネの3位を最上位に、(1年前女性として初めてパリダカの表彰台に立った)クラインシュミットは序盤はパンクに悩まされたが、不屈の闘志は健在で徐々にジャンプアップし5位、増岡が6位でカイロにゴール。篠塚らの無念のリタイアに上位完走で報いた。総合優勝はレギュレーションで許された軽い車体重量の利点を十分生かしたT3(プロトタイプ)のシュレッサーバギーを駆るJ-L・シュレッサーが昨年に続き2連覇を達成、総合2位にはかつての三菱パジェロプロトタイプのノウハウを受け継いだS・ぺテランセル駆るメガ・デザートが入った。T1(市販車無改造)部門では、ブラジル人ドライバーのK・コルバーグが三菱勢として最上位の部門2位に入り、惜しくも優勝は逃したものの、2年連続で2位の好成績を残した。高速ステージが例年以上に多く見られた今大会だったが、半数以上のSSでトップタイムをマーク。総合性能の高さを改めて実証した。今大会、ラリーの中断もあって、4輪の完走率は67%と比較的高かったが、三菱車は27台中20台が完走し、74%の完走率を記録、その信頼性も改めて証明された。

総合成績


順位 Car No. ドライバー メーカー 総合タイム
1. 250 J-L・シュレッサー シュレッサーバギー 45:06:03
2. 270 S・ぺテランセル メガ・デザート +0:12:33
3. 251 J-P・フォントネ 三菱パジェロ +00:27:33
4. 253 J-M・セルビア シュレッサーバギー +00:38:50
5. 256 J・クラインシュミット 三菱パジェロ +01:09:00
6. 271 増岡浩 三菱パジェロ +01:41:12
7. 252 B・サビー フォード・プロトラック +02:43:15
8. 255 T・ドラベルニュ 日産テラノ +03:39:28
9. 276 H・ペスカロロ 日産パトロール +05:03:10
10. 283 R・ヴィラ・アルテミル 日産パトロール +06:46:26

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