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MITSUBISHI MOTORS

復路の緑色の標識で安心できる 砂原康治さんと 三菱ギャラン フォルティス(2008年型) 9年20万3000km

20万km時にリフレッシュ整備

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三菱ギャラン フォルティスに9年20万3000km乗っている男性を石川県に訪ねた。

メーターパネルの距離計を見なければ20万kmも走っているとは思えないほど、きれいに乗られていた。車内も清潔に整えられている。

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乗っているのは、砂原康治さん(53歳)。

コンサルティング会社を経営している。

早いペースで走行距離を重ねているのは、遠くの仕事先でもギャラン フォルティスを運転していくことが多いからだ。

「仕事7割、その他3割でしょうか」

自転車が趣味なので、リアシートを畳んで自転車を乗せ、遠くまで出掛けて楽しんでいる。

「長距離を走るのも好きですね」

高速道路ではなく、一般道が好みだ。昨年11月には、仙台で開かれた自転車仲間の忘年会に出席するために一般道を片道12時間走って、一泊二日で往復した。その前の6月には、尾道から今治へのしまなみ海道を自転車で娘と走った。

雪が散らつく中、助手席に乗せてもらって、海の周りを走った。

ギャラン フォルティスはちょうど走行20万km時にサスペンションの各部品を交換してリフレッシュ整備を行なったので、とても快調だ。

交換したのは、4輪のショックアブソーバーとブッシュ、スタビライザーリンクなど。

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「このクルマ以前にも三菱のクルマに乗っていましたが、どれもしっとりとした乗り心地が好きでした。
リフレッシュしようと思ったのは、路面からのショックが一度で収まらず、揺れが残るようになったので思い切って交換することにしたのです。正解でした。満足しています」

舗装のつなぎ目、マンホール、ちょっとした段差などを越える時でも、新調したショックアブソーバーが大小の揺れを吸収している様子が眼に見えるようだ。

9年間でトラブルはなかった。CVTの作動音が大きくなったが、オイル交換したら治った。

スタリオンには乗っておくべきだった

「19歳の時に父親が買ってくれた初めてのクルマが三菱シグマの1600だったんですよ」

中古車店でいろいろなクルマを試乗して選んだ。

「その中でも、最もエンジンのトルクがあって、サスペンションのロールも大きくなかったのがシグマ1600でした」

コンサルタントだからなのか、砂原さんの理路整然とした話しぶりはわかりやすくて助かる。

「2台目もシグマを買いました。今度はシグマ1800。角形のヘッドライトです。このクルマもしっとりした乗り心地が良かったです」
大阪の会社に就職し、このクルマも乗って行った。

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「3台目もシグマで、GSRターボです。7年15万km乗りました。走行3万kmの中古車でした。同時に赤いスタリオンも選択肢に入っていたのですが、今の言葉で言うところの"空気を読み"過ぎて、目立ち過ぎるのではないかとシグマGSRターボの方を選んでしまいました。 スタリオンの方が好きだったので、後悔しています。でも、GSRターボはエンジンパワーもあっていいクルマだったので、通勤の他に長野の山へドライブによく出掛けていました」

世間体など気にせず、乗りたいスタリオンに乗っておくべきだったと砂原さんは悔やんでいる。

4台目にパジェロに乗り換えた。その頃、ウインドサーフィンを始め、ボードやウエットスーツを積み込めて、浜辺まで出ることができるのでパジェロにした。3年6万km乗った。

「250万円で買いましたが、3年後に200万円で下取りしてくれたのはうれしかったですね」 買い換えたのが、パジェロ・ディーゼル。買い換えの前後に砂原さんは独立している。それまで勤めていた電子回路設計会社を辞め、製品を製造するメーカーになろうとした。 仕事は最初から順調だった。

「毎日何か一つの製品を考案し、各業界を回るようにしていました」

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そうして訪れたあるゼネコンから、"電線の切れない道路工事用信号機を造れないか?"と問い合わせを受けた。砂原さんはLEDを用いたコードレスの道路工事用信号機を考案。ゼネコンも気に入り、特許を取って製造し、ロングセラーとなった。
パジェロ・ディーゼルに乗って、日本全国のゼネコンや道路工事会社を営業して回った。

「18時間で1000km走ったこともありますよ。それも、一般道700km、高速300kmです。特にリアタイヤが良くグリップしていました。サスペンションとシャシーの性能が優れていたのだと思っています」

“考えること”を仕事に

信号機はたくさん売れ、競合する製品も現れなかった。ずいぶんと儲かったが、砂原さんはそれでは満足できなくなっていた。

「約7年間、信号機を作って売っていましたが、製造ではなく"考える"ことだけを仕事にしたくなっていきました」

製造工程まで手掛けていたら、いずれ大手や既存メーカーとの競争に負けてしまう。それに加え、砂原さんは何よりも今までにないものを考え出すことが好きなので、純粋にアイデアだけで勝負したくなったのだ。新しい商品を考え、それに付随する特許を取得して、その使用料で稼ぐビジネスモデルに変えていった。

企業や公共団体などのアドバイザーを務めながら、並行して特許を出願し、特許収入を得る。

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一般的に、特許というのは出願してもお金になるのは0.2から0.3%ぐらいらしい。そこを、砂原さんの出願する特許案件は20から30%の割合で販売していった。

「世間の100倍ですよ。フフフフフフッ」

そうは言っても、その特許を元手にしてガッポリと儲けようとしているように見えないのが砂原さんの不思議なところだ。

「特許というのは、"知恵の道場破り"のようなところがあります」

仕事ではあるのだけれども、その言葉通りに新しい特許を考案することをどこか楽しんでいるように見えるのだ。
港のそばのレストランにギャラン フォルティスを停め、お昼をいただきながら話の続きを聞いた。古い建物をそのままに、内部をきれいにリフォームして明るい雰囲気を出している。若いスタッフがキビキビと働いていて、見ていて気持ちがいい。最近、全国でこうした店が増えてきたのは、とても好ましいことだと思う。

シャシーとサスペンション

やがて仕事も忙しくなり、ウインドサーフィンに行くこともなくなると、クルマも換えたくなってきた。

「パジェロは重かったので、軽いクルマに乗りたくなってきましてね。軽い方が加速も燃費も優れるはずですから」

で、乗り換えたのが、ギャラン。GDIエンジンを搭載していた。

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「加速も良く、速かったです。燃費も良かったですよ。58リッター入るタンクを満タンにして、淡路島まで往復できましたから。私にとっての燃費の良さとは、このギャランのように航続距離の長さを伴うものでなければ意味がありません」

淡路島往復は約980kmだから、燃費は16.9km/Lだ。その後、輸入スポーツカーを買い足し2台態勢となったが、しばらくしてインターネットオークションで19万円で購入したミニバン一台態勢に。

「19万円で購入しましたが、整備や修理で思わぬ出費があったので、新車を購入した方が経済的に思えて、このクルマにしました」

ギャラン フォルティスは、2.4リッターエンジンを搭載したアメリカ仕様を個人輸入してナンバーを取ろうかと考えた。

「パワーがあって速いのではないかと考えまして」

しかし、日本仕様を試乗してみると2.0リッターでも十分にパワフルに感じたので、自然と立ち消えになった。

「濡れた上り坂で強めにアクセルを踏んで発進しようとすると、ホイールスピンを起こすことがあるくらいチカラがありますよ」

ギャラン フォルティスからも他の三菱のクルマと同じように感じられるのは、シャシーとサスペンションの優秀性だと砂原さんは言う。

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「シャシーがしっかりしているから安定性が高く、サスペンションが柔軟に動くのでショックをうまく吸収している。それが私が乗ってきた三菱のクルマに共通する美点ですね」

砂原さんの三菱のクルマに対する評価は一貫している。シャシー&サスペンションとエンジンの優秀性だ。また、それを砂原さんらしい言葉で表現していた。

「三菱のクルマだと、復路の高速道路の緑色の標識を見ただけで安心できるんですよ」

つまり、遠くへ出掛けた時の、帰り道で高速道路の乗り口が近付いてきた瞬間のことだ。

「"ああっ、あとはコレに乗って走りさえすれば家に着く"って、ひと安心できますね」

それだけ、高速道路での安心感が高いと言うことだ。
このように、ギャラン フォルティスに20万km以上乗り続けている砂原さんの評価はとても高い。
ひとつだけ不満点があるが、クルマそのものについてではない。

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「新車時に装着されていたタイヤがとても良かったのですが、量販店やインターネットで手に入らないのです」

仕方がなく、同じサイズで似たものを購入している。

「最初のタイヤはバランスが取れている上に横方向のグリップに優れているのが印象的だったのですが、今までこれを超えるタイヤに出会ったことがありません。現在履いているのも、コーナリングでブロックがツブれて踏ん張りが効かないことがあります」

音楽ホール

再びギャラン フォルティスに乗り込み、港の周りをグルッと走って、広く静かな一角に出た。

「ここに音楽ホールを建てたいんですよ」

さっきレストランで熱く語っていた計画の予定地だ。昔から音楽は好きだったが、5年前に地元のフルートとピアノデュオが病院のロビーで演奏した「ふるさと」を聞いて、大いに感動した。

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「演奏が始まって2秒で涙が出ました」

それまで、世界的な演奏家のコンサートに出掛けたり、CDでクラシックやジャズを聴いたりしてはいたが、涙が出るほど音楽に感動したことはなかった。

「仕事として演奏しているのではなく、"美しい曲を奏でたいから演奏する"という芸術の本質に触れた気がしました」

それ以来、高校生の吹奏楽部の演奏を聴いても涙が出るようになった。フルートとピアノのデュオは他に3名仲間がいて活動していることもわかり、演奏会に通い詰めている。

「音楽に対して真摯に向き合っている姿勢に共感したのかもしれません。音楽の素晴らしさは、肩書きや知名度とは関係ないんですね」

ごく少数の聴衆のためだけのホールをここに建て、5名に心置きなく演奏してもらいたいと願っている。

「もうじき、ある特許を出願します。それが認められて、どこかの企業と契約できればホールを建てる資金が確保できます。それだけの価値を持っている特許なんです」

儲けるために建てるわけではないから、もちろん維持費などもすべて砂原さんが支払う。 「私はパトロンになりたいんです。芸術家にはなれなかったから、芸術家を支えるためにこの特許をモノにしたい」

夢のある話を聞かせてもらった。夢で終わりそうに思えない。僕も、実現を願っている。 実現する時には、ギャラン フォルティスはもっともっと距離を重ねているのだろう。

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