『i MiEV』は、軽自動車『i(アイ)』をベースとして、エンジン、燃料タンクなどの代わりに モーター、電池、充電器などの電気自動車(EV)部品を搭載しています。 大容量のリチウムイオン電池は床下に搭載、モーターやインバーターは、 従来エンジン・トランスミッションのあったスペースに搭載することで、ベース車両同様に おとな4人が乗車できる充分な居住スペースと後部の大きな荷室スペースを確保し、 さらに低重心化も実現しています。
『i MiEV』では、エネルギー密度が高いリチウムイオン電池を採用。 縦置き、横置きとも可能な構造により、大容量電池パックを車体床下へ取りつけることが可能となりました。 この電池を搭載して、2006年度は130kmの航続距離を、2007年度には160kmを目指します。
モーターは、エンジンに比べ、コンパクトに作ることができます。 『i MiEV』では、小型・軽量・効率の高いモーターを採用しており、 ガソリンエンジン(660cc)と同等の出力と、軽快で静かな走りを実現できました。
『i MiEV』は一般家庭などで充電する家庭用充電(100V、200V)と、 短時間で充電できる急速充電の3通りの充電方法に対応。 安価な深夜電力を用いて経済的に充電することも可能です。 3相200V・50kWの急速充電器を使用した場合、約20分で80%の充電が可能です。