アウトドアコーディネーター。
アウトドア料理のレシピ開発や料理教室の主宰、
アラスカでのカヤック・ガイドツアーなど、大自然を舞台にアクティブに活動中。
今回、マイルドハイブリッドで、アウトドアクッキングの達人・小雀陣二(こすずめ・じゅんじ)さんとデイキャンプへでかけたのは、お出かけが大好きな坂本さんファミリー。将吾さん、亜紀子さん、4歳の息子の伊織くんの3人家族だ。
「仕事で忙しい毎日の中で、時折家族と過ごす時間を大切にしたいですね」というパパの将吾さんのリクエストで選んだのは、富士裾野の人気キャンプ場「PICA富士吉田」。設備が整ったお洒落なキャンプ場としてファミリーの人気を集めるキャンプ場だ。
「PICA富士吉田」を目指す自宅から2時間ほどのドライブの後半は、富士山を目指してまっしぐらにクルマを走らせるルート。「近づくにつれて少しずつ大きくなってくる富士山を見ながらのドライブに、一気にアウトドア気分になりました」(ママ・亜紀子さん)
今回のデイキャンプで、パパの将吾さんが息子の伊織くんに挑戦させたいと考えたのが、自分の手でたき火をおこし、料理をする体験。それも着火剤などは使わずに、自分で拾った小枝や木の葉を使った少し高度なたき火だ。
パパの将吾さんと小雀陣二さんが、松かさ・小枝・木の葉を集めて火をつけ始めると、最初は遠巻きに見ていた4歳の伊織くんは好奇心を抑えられず、自分でも木の枝や木の葉を両手いっぱいに集めて参戦した。
しかし、やはりそこは4歳。火をつけようとしてもなかなか火が木の葉に燃え移らなかったり、燃え移っても薪につく前に消えてしまったりして苦心する様子を見守りながら、パパの将吾さんは、「まずは、小さな燃えやすい木に火をつけて、炎が大きくなってきたら薪につけていくのだよ」と丁寧に教えていく。
小雀さんも、「空気が通りやすいように薪はこうやって格子状に重ねるといいよ」と優しくアドバイス。ママの亜紀子さんは、その様子を優しく見守りながら、バックヤードでテーブルなどの準備をはじめた。
ようやく火がつくといよいよ料理タイム! 実は伊織くんはこれまで包丁を使った経験はない。
しかし食材の大きなマッシュルームやスナップエンドウを指さして、「これは何? これはどうするの?」とパパの将吾さんと小雀さんに聞いたり、お米を洗うのを手伝ったりと自分からお手伝いを始めた。
その様子に「子どもって、興味があるとお手伝いも嫌がらずに、むしろ自分からすすんでするのですね」と、ママの亜紀子さんも感心顔。
今日のメニューのテーマは「男の料理でママをおもてなし!」。バーベキューグリルのついたたき火台と、鍋をつるすキャンプツール「トライポッド」でごはんとスープ、メインディッシュのローストチキンを一気に作りあげて、いただきます!
ママの亜紀子さんは「うわー!こんなに上手に作れるのね!パパ、伊織くん、小雀さん!いただきます!」と大喜び!
自分もお手伝いをして作り上げたお料理に伊織くんも手を伸ばし、「おいしい!」。「ママおにぎりにして!ぼくもっと食べたい!」。
自然の中で家族一緒に食べる食事、火おこしからお料理まで自分で作って食べることで、食欲もいつもよりも旺盛な伊織くん。
「こんな時間を何度ももちたいね」「次はどこに行こうか?」そんな話をしながらの食事は忘れられない思い出になったようだ。
【今回のお出かけ場所】
PICA富士吉田
住所:山梨県富士吉田市上吉田4959-4
http://yoshida.pica-village.jp/