雪道性能を進化させろ
MISSION.05
市橋拓馬 TAKUMA ICHIHASHI | 三菱自動車エンジニアリング 車両実験部

 車両試験グループで実用性試験を行なっています。2015年から現行モデルを担当、新型デリカD:5は立ち上げの段階から携わっています。
 実用性試験の一環で、毎年寒冷地試験を担当してきました。寒冷地では、雪国特有の使われ方を考慮して厳しく試験に臨みます。一連の試験にパスするのはもちろんですが、もしものことを考えてふかふかの新雪や水を含んだ融雪、シチュエーションを変えて朝から晩までテスト走行を繰り返します。新型デリカD:5は尿素SCRシステムを初搭載するということで、このシステムを積んだクルマがどのように使われるかを考慮した上で、遭遇しうるシーンを全て洗い出し、細かくチェックを行いました。これだけのテストを重ねてきましたから、寒冷地における性能には絶大な自信を持っています。

 現行から大きくモデルチェンジを行った内外装についても、マイナス30度にもなる厳寒の北海道から真夏の酷暑の本州までを想定して耐熱・耐寒試験を行なっています。どちらの試験も過酷な環境で行うので楽なものではないですが、現場に入ると「自分はやっぱりクルマが好きなんだ」って気づかされるんです。例えば何かトラブルが生じた際、なんとか解決したいという気持ちを持って何通りもの対策を考え、試行錯誤する。ようやく問題が解決したとき、この仕事をやっていて良かったと、心の底から充足感を味わえます。

 走る喜びはもちろん、所有する喜びも味わえるようなクルマを作っていきたい、そんな気持ちで向き合った新型デリカD:5。初めて立ち上げから量産まで携わったこのクルマが、私を鍛えてくれたと感じています。

TOPページへもどる
PAGETOP