キャンバー走行とは、斜面を水平に（クルマが横傾斜をするように）走ること。クルマが前後に傾斜するヒルクライム・ヒルダウンに比べ、キャンバーでの横傾斜の方が一般的に「乗っていて怖い」と感じるようです。
キャンバーに進入したらハンドルを真っ直ぐに保持し、重力によってクルマが谷側へ降りていく動きに対しては、ある程度の許容が必要です。
キャンバーでしがちな操作は「ハンドルを山側（キャンバーの高い方）へ切る」こと。
谷側へ落ちたくない、という心理からどうしても山側へハンドルを切りたくなってしまうのですが、そこはガマン。
山側へハンドルを切ることは、重力に逆らうこととなり、タイヤが抵抗になってクルマが前へ進めなくなってしまう他、挙動がより不安定になってしまうからです。