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MITSUBISHI MOTORS

イノシシにぶつかり、100km歩く

※お客様より了承を頂戴し、ナンバープレートを隠さず掲載させて頂いております。

ラジエーターから冷却水が……

ラジエーターから冷却水が……

クルマを運転していてボディに虫がぶつかることは日常的だが、動物の例はあまり聞かない。
オーストラリアではカンガルーにぶつかってもクルマのダメージを減らすために“カンガルーバー”なるものが存在しているし、北欧の国々では大量に生息しているトナカイが道路を日常的に渡ったりしているので不慮の衝突事故が起きていたりする。
そのような海外の例は聞くけれども、日本ではあまり聞かない。
しかし、イノシシに衝突した人がいるのである。
大分県で三菱ミラージュに5年15万2000km乗り続けている衛藤洋一さん(54歳)は、今年の3月にそのミラージュで夜道を走っていたら、ガツンと大きなショックを受けた。

ラジエーターから冷却水が……

すぐにコンビニの駐車場に乗り入れて、降りて見たところ、フロント部分がヒドく凹み、ラジエーターから冷却水が漏れ出ていた。

「これは、ダメだ」

衛藤さんは走り続けられないと判断した。

いったい、日本でイノシシにぶつかるような場所って、どんなところなのだろうか?
ちょうどご自宅へ向かう途中にあるそうなので、ミラージュで連れて行ってもらった。
大分空港から国道や県道を3,40分走り続け、切り通しのようなところに入り、登り勾配が下りに変わった。

「この辺りです。あのガードレールの先ですね」

ラジエーターから冷却水が……

両側に木々が生い茂っている片側一車線の長い下り坂の途中が、イノシシとの衝突事故現場だった。

「ここですよ」

道路の両側は木々が茂っているけれども、はるか人里離れた山の中というわけではなく、人家や商店などもすぐそばにある。イノシシの生活圏は人間のそれと近いところにあるのかもしれない。さぞやイノシシも驚いたことだろう。
衛藤さんのミラージュは長い付き合いのある大分三菱自動車販売大分本店に運ばれ修理され、元通りになった。ラジエーターだけでなく、エアコンのコアまで損壊していた。
直後の画像を見せてもらうと、ダメージの大きさは明らかだ。バンパーとナンバープレートは内側に折れ曲り、ボンネットも浮き上がってしまっている。その裏側にあるラジエーターとエアコンのコアが壊されてしまったのも無理ないだろう。

ラジエーターから冷却水が…… ラジエーターから冷却水が……
ラジエーターから冷却水が…… ラジエーターから冷却水が……

頼りになる営業マン

頼りになる営業マン

そこから遠くないご自宅にお邪魔すると、なんとekワゴンとタウンボックスがガレージに駐められてあった。eKワゴンはお母さんの、タウンボックスは奥さんのものだ。

「嫁に行った娘もeKカスタムですよ」

なんと、家族4人のクルマすべてが三菱の、それもコンパクトなクルマなのだった。

「ディーラーの営業担当の谷村さんがとても良く面倒を見てくれるから、4台になってしまいました」

衛藤さんは、ミラージュの前にはコルト1300に、その前にはパジェロミニに乗っていた。その前は、違うメーカーのクルマだった。

頼りになる営業マン

「谷村さんは、整備や修理が終わって数日すると“調子はどうですか?”と確認の電話を小マメにくれるので助かります。メカニック出身なのでクルマに詳しく、こちらからの問い合わせにも即答してくれるので、家族みんなで頼りにしています」

定期点検や車検などはもちろん、今回のイノシシとの衝突のような突発的なアクシデントに対しても、素早く適切な処置をしてくれたから信頼は増すばかりだ。
クルマの営業パーソンに限ったことではないが、顧客との信頼関係を強固なものにするためには、やはり想定外の事態での対応ぶりが問われる。

ノルディックウォーキング

15万2000kmというミラージュの走行距離の多くは、片道70kmの通勤によって重ねられたものだ。今は、単身赴任をしているので4kmを徒歩で通っている。
ミラージュを見せてもらうと、スニーカー、それもスポーツモデルがたくさんトランクルームに積まれていた。ストックもある。

「ウォーキング用のものですよ」

衛藤さんが着ている青いTシャツの袖には、「team 一期一会 100km walk」と記されている。
100kmも歩くのですか?

「ええ。100kmを18〜19時間ぐらい掛けて歩く競技会に出場します」

ノルディックウォーキング ノルディックウォーキング

100km歩き続けるなんて、スゴ過ぎて、ちょっと想像できない。
ストックはノルディックウォーキングのためのものだ。ノルディックウォーキングは、もともとノルディックスキーの選手が雪のない季節のトレーニングとして始まったもので、スキーと同じようにストックを左右に持って歩く。

「肩甲骨を大きく動かしながら歩くので、何も持たずに歩くよりも運動量が2割多くなります」

なるほど、ストックを突きながら歩くから歩幅も大きくなり、動物のような4足歩行に近いわけだから、おそらく安定性が高まりつつ早く歩けるのだろう。
衛藤さんは5年前からウォーキングを始めた。久しぶりに体重計に乗ったら90kgを超えていて、それではマズいと歩き始めた。

ノルディックウォーキング

指導員の資格も取り、今ではイベントのサポートや初心者の指導も行うようになり、ノルディックウォーキングの普及に努めている。

「月に数回はウォーキングのイベントに参加しています。初心者から中級者の指導を行なっています」

以前は、マウンテンバイクに夢中になっていた時もあり、レースにも出ていた。

「その前は1300ccのスポーツバイクや大型のアメリカンバイクに乗っていましたが、ウォーキングをするようになって止めました。でも、また欲しくなってオーストリア製の250ccを手に入れました」

大きなオートバイの高性能は素晴らしいが、それほどスピードを出さなくても楽しめるようになったというのは興味深い。僕はオートバイではなく、スキーで同じような想いを抱いている。踏み固められたゲレンデでスピードを追い求めるよりは、林の中を滑り降りてくるバックカントリースキーの方が楽しめるようになってきたのだ。お互いに年齢を重ねてきたからなのだろう。

世界戦略車

そんな衛藤さんのミラージュ評は、次のようなものだ。

「マジメ過ぎるくらいマジメに造ってある。コルトには遊びがあったけど、ミラージュはマジメ。マジメに造らざるを得なかったんでしょうね」

世界戦略車

ミラージュはタイの工場で年間に10万台も生産され、93か国に輸出されている三菱の世界戦略車だ。

「手頃なサイズだから取り回しが楽で、軽量だから燃費も良い。街を走っていて、他にあまり見掛けないところも良いですね」

それまで乗っていたコルト1300の走行距離が33万6000kmを超え、燃費も悪化してきたのでミラージュに買い換えた。他メーカーのコンパクトカーも検討したが、ハイブリッドではなくエンジンだけで好燃費を実現している点を評価し、谷村さんの存在もあってミラージュに決定した。

「コルト1300は新車で購入し、9年で33万6000km乗りました。バブルの頃の設計だったので、乗り心地や細部の造りなどもしっかりしたものでした」

コルト1300の前はパジェロミニに乗っていた。軽自動車なのに、その2台前に乗っていた3.0リッターV6エンジンを搭載するSUV並みの燃費で、往生させられた。23万6000kmの頃に高速道路を走行中にエンジンから発煙し、修理しても復活することはなかった。

スタッドレスタイヤにも履き替えている

前述のように、今は勤め先から近いところに単身赴任しているから以前のようにミラージュの走行距離が伸びることはなくなった。しかし、週末に家族の元に帰ってきたり、ウォーキングのイベントに出掛けたりするのになくてはならない“相棒”であることは間違いない。
九州の大分といえども、雪が降ることがあるので、冬になるとスタッドレスタイヤに交換して備えている。
車検整備やエンジンオイル交換などは谷村さんのいる大分三菱自動車販売大分本店で行なっていて、スタッドレスタイヤへの交換は自分で行なっている。

「以前にパンクで苦い経験をしているので、標準装備のタイヤ補修剤だけでなく、スペアタイヤとジャッキも積んでいます」

スタッドレスタイヤにも履き替えている スタッドレスタイヤにも履き替えている
スタッドレスタイヤにも履き替えている スタッドレスタイヤにも履き替えている

ミラージュには概ね満足しているが、不満点もある。

「エアコンを入れていて上り坂に差し掛かると加速が弱まってしまいます。そういう時には、すぐにシフトレバーをSモードに入れればエンジン回転が上昇し回復しますが」

スタッドレスタイヤにも履き替えている

衛藤さんのミラージュのエンジンは1.0リッター3気筒で、最高出力と最大トルクも69馬力と8.8kgmと限られたものだ。現行のミラージュは2015年のマイナーチェンジで、エンジンはすべて1.2リッターに換わっている。

「あと、シートの造りがヤワで、すでに形状が変わってしまっています。コストの関係から致し方ないのかもしれませんがね」

功罪相半ばしているのがコーナリング時のロールの大きさだ。

「足回りが柔らかいので、カーブでのロールが大きいです」

ロールというのはボディの傾きのことだ。

「ハンドルを切ってもシャキッと曲がってくれません。ワンテンポ遅れて向きを変えるように感じます。でも、それが長距離を走った時に疲れない理由にもなっているんです」

スタッドレスタイヤにも履き替えている

反応が敏感なクルマは“運転している感”が強いが、疲れることは確かだ。衛藤さんが指摘するように、少しは鷹揚なくらいの方が疲れない。さすが、コルト1300やパジェロミニで距離を重ねてきた衛藤さんの指摘は本質を突いていると思う。

「ロールが大きいけど、そのぶんコーナリングは粘るようにしっかりと路面を捉えているので不安感はありませんね」

サスペンションをもう少ししっかりさせて走らせてみたいとも思うし、1.2リッター版の加速も気になっている。
アウトランダーPHEVはディーラーの1泊2日キャンペーンでじっくりと走り込み、モーターによる発進の滑らかさに驚かされて食指が動かないわけでもなかったが、もう大きなクルマは必要ないと考えると、欲しいのは軽トラックだったりするという。
とは言っても、ミラージュにはまだまだ乗り続けるつもりだ。イノシシがぶつかった跡だって、もちろんキレイに修理されている。

スタッドレスタイヤにも履き替えている

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