三菱 軽自動車のハブナット整備作業時の
注意事項について(遵守のお願い)

下記整備作業において、トルクが規定値を外れますと、最悪の場合、タイヤが脱落する恐れがありますので、定期点検・車検整備作業時の注意事項についてお知らせします。
定期点検または車検にて整備が実施された車両において、セルフロックタイプのナットにゆるみが発生したものがございます。調査の結果、規定トルクで締め付けられていなかった事が判明致しました。ナット締め付けに際しては、整備解説書通りの締め付け方法の遵守をお願い致します。

対象型式

H20系、H30系、H40系、H50系、H81W、H82W、HA1W、U40系、U60系

整備作業時の注意事項

  • リヤブレーキ整備時、ドラムの脱着が必要となりますが、ドラム装着の場合、特殊工具を使用し(必要な場合)、下記に記載した規定トルクにて締め付け願います。
  • フロントハブナット整備時も、下記の通り規定トルクにて締め付け願います。
  • セルフロックタイプのナットは、再使用すると弛み止め効果がなくなりますので、新品使用願います。
  • 割ピンタイプのナットは、再使用可能ですが、割ピンは新品を使用願います。但し、摩擦係数安定剤付きのナットの場合には、割りピンタイプのナットでも新品を使用願います。
    {現在、eKワゴン(H82W)、ミニカ(H47V)、及びアイ(HA1W)で採用}

作業時のナット締め付けトルク(単位:N・m)

  対象型式車種
仕様 H20系、
H30系
ミニカ、
ミニカトッポ
H40系
ミニカ、
トッポBJ
H81W
eKワゴン
H82W
eKワゴン
HA1W
アイ
H50系
パジェロミニ、
パジェロ
ジュニア
U40系
ミニキャブ、
ブラボー
U60系
ミニキャブ、
タウンボックス
ハブナット
(リヤ用)
2WD セルフロックタイプ 84±14 84±14 84±14
割ピンタイプ 59±19 144~190
4WD セルフロックタイプ 255±30 255±30
割ピンタイプ 157~284 221±63
144~176
144~176 144~190
ハブナット
(フロント用)
2WD
4WD
セルフロックタイプ 304±20 304±20 304±20 304±20
割ピンタイプ 210±30 144~176 144~190 2WD
196~255
4WD
196~255
2WD
20→0→5
4WD
118~205

※摩擦係数安定剤付きナット(割りピンタイプ)又はセルフロックタイプのナットは、新品ナットを使用願います。
☆H40系の4WD車は、生産時期でナットの仕様が異なりますので、ご注意願います。以下参照願います。
 (221±63N・m → ナット部品番号MF431188:切替時期;初号 ~ '01年式)
 (144~176N・m → ナット部品番号3715A092:切替目安;H47V-1304250~ )

【 リヤの構造断面 】

eKワゴン(H82W)、ミニカ(H47V)、及びアイ(HA1W)で使用している割ピンタイプのナットは摩擦係数安定剤付きのため、取り外した場合は新品を使用願います。