凍結防止剤による自動車部品腐食に対する
保守点検整備上の注意点

積雪寒冷地で冬期に散布される凍結防止剤は、年々その量が増え、自動車部品の腐食に対する影響は厳しさを増しております。お客様には取扱説明書にて、凍結防止剤が散布された道路を走行した後は、ただちに洗車をしていただくようお願いしておりますが、手入れの行き届いていないケースも散見されます。
洗車などの点検整備を怠りますと、車両の下回り及びエンジン補機部品等が腐食する原因となります。
また、腐食が進行すると故障に至る場合もあります。
腐食予防のため、定期点検・車検での点検整備にあたっての注意点とお願い事項を次にご連絡します。
なお、本内容については以前にも掲載済みですが、確認ポイントを追加の上、再度ご案内いたします。

【点検整備時の注意点とお願い】

  • 凍結防止剤散布地域を走行した後は、凍結防止剤を含んだ水分、泥等が車両下回り及びエンジン補機部品に付着堆積している場合があります。堆積した水分、泥等を適切に除去することが腐食の予防には大切です。点検整備時には十分な確認と必要な清掃を実施下さいますようお願い致します。
  • 注)
    外観による目視確認だけでなく、アンダーカバー等を取り外して内部に泥の侵入・堆積がないかの確認も必要です。また、自車のタイヤによる巻上げや、前を走行する車両からの影響を受ける場合がありますので、エンジンルーム内の配管等を含むエンジン補機部品についても確認をお願いします。
  • 確認の結果、ひどい腐食が認められた場合は、あわせて修理をお願い致します。また、凍結防止剤散布地域のお客様には日頃から下回りの清掃及びエンジン補機部品についての点検整備を実施頂くよう注意喚起をお願い致します。

【主な確認ポイント】

主な確認ポイント