i(アイ) 凍結防止剤による部品腐食に対する保守点検整備上の注意点

積雪寒冷地で冬期に散布される凍結防止剤は、年々その量が増え、自動車部品の腐食に対する影響は厳しさを増しております。お客様には取扱説明書にて、凍結防止剤が散布された道路を走行した後は、ただちに洗車をしていただくようお願いしておりますが、手入れの行き届いていないケースも散見されます。
下記対象車両において、エンジンルーム内の配管に腐食による穴あきが発生し、オイル漏れに至ったケースやヒートプロテクタ取付部が腐食し外れかけているものがありました。ついては、点検整備時の注意点をご連絡致しますので、法定点検等の機会に腐食を発見した場合には早めの修理をお願い致します。

対象型式

  • HA1W

点検整備時の注意点とお願い

法定点検等の機会に、●ヒートプロテクタ等の取付部((1)(2))、●配管((3)(4)(5)(6))、●配管固定用クリップの赤錆がひどく、かさぶた状の膨れが見られる場合には部品の交換をお願いします。
下回りに装着されている部品は凍結防止剤の影響は避けられず、自動車を安全・快適にご使用頂くためには、日ごろのメンテナンスや法定点検時等の機会に確実に点検・処置することが必要です。 また、腐食は使用過程で進行するため早めの処置が必要です。

点検整備時の注意点とお願い