デリカのプロペラシャフトのユニバーサル・ジョイント部の劣化およびエンジン(ミッション)・マウントの劣化点検のお願い
頻繁な重量物の運搬や走行距離が多い等、使用条件の影響によってプロペラシャフトのユニバーサル・ジョイントやエンジン(ミッション)・マウント部が劣化し、異音の発生や破損に至る事例が報告されております。
つきましては、車検時や定期点検時での点検実施をよろしくお願い致します。
対象車種
デリカ(型式:SK)
点検のお願い
1.プロペラシャフト点検時のお願い
プロペラシャフトのユニバーサル・ジョイントの「がた」点検と併せ、下記劣化状況の点検をお願い致します。
- ユニバーサル・ジョイントのキャップ部やオイル・シール部に亀裂、破損やそれを起因としたグリース漏れがないかを点検する。
リヤタイヤを回転させる等、プロペラシャフトを1回転させ、ミッション側およびリヤデフ側の各4か所のユニバーサル・ジョイントの全周を、目視にて確実に点検をお願い致します。 - 上記点検で異常が認められる場合、プロペラシャフトを交換する。

2.エンジン(ミッション)・マウント点検時のお願い
プロペラシャフトのユニバーサル・ジョイントの「がた」やキャップ部及びオイル・シール部に異常が認められる場合と、頻繁な重量物の運搬や走行距離が多い車両については、下記劣化状況の点検をお願い致します。
- エンジン・マウントおよびミッション・マウントのラバー部の亀裂やへたりの有無を点検する。
- 亀裂やへたりが認められる場合は、マウントを交換する。
- マウントのラバー部に亀裂やへたりが発生すると、プロペラシャフトのユニバーサル・ジョイントに過大な負荷がかかり、破損の原因となります。
