フロントサスペンションロワーアームASSYから
異音が発生する場合の処置要領
低速での段差乗り上げ、低速操舵などでフロントサスペンションロワーアーム後側ブッシュすぐり部から異音(ギュ・クシュ・ギシなど)が発生する場合があることから、異音発生時の処置要領をご案内いたします。
対象車種
B11系(eKワゴン、eKスペース)
使用するもの
-
(A)シリコングリース (図1)
部品番号:MZ100275(100g)/ MZ100277(10g) -
(B)刷毛相当品
作業要領
- 異音が発生しているフロントサスペンションロワーアーム(図2)を取り外す。
(注)スタビライザーバー装着車の場合、スタビライザーリンクとスタビライザーバーの結合ナットを外してロワーアームを取り外す。スタビライザーリンクASSYとロワーアームを結合しているセルフロックナット(再使用不可)は取り外さないこと。 - 後側ブッシュのすぐり部の汚れ(砂、泥など)を除去する。
- グリースを刷毛または手(指)に取る。
- 図3の斜線部にグリースを塗布する。塗布指示範囲以外にはグリースが付着しないよう注意すること。
(締結不良防止のため、締結座面、ボルト、ナットに付着させないこと) - 処置したフロントサスペンションロワーアームを取りつける。
作業終了後の点検
低速での段差乗り上げ、低速操舵などで異音が発生しないことを確認する。
整備作業時の注意事項
作業に使用したシリコングリース(刷毛、手袋、作業者の手についたグリースも含む)は、電子部品のスイッチ等に付着した場合、導通不良などの異常が生じる可能性があるので、車室内に持ち込まないこと。
(シリコングリースが付着した手や手袋等で車室内を触れないこと)