エンジンフードまたはエンジン点検口を開けて

ブレーキ液の量

ブレーキ液の量

リザーバ・タンク内の液面が上限(MAX)と下限(MIN)の間にあるかを目視により点検します。

処置:
液面が下限(MIN)付近または下限(MIN)より低い場合は、早めに三菱自動車の販売会社にご相談ください。

ご注意事項
  • 下限以下のときや液の減り方が著しいときは、液漏れによるブレーキのきき不良のおそれがありますので走行しないでください。
  • ブレーキ液は吸湿性が強いので、通常はリザーバタンクのキャップを開けないでください。
  • ブレーキ液は、指定されたブレーキ液のみを使用してください。粗悪品や他の銘柄品を混ぜて使用すると、ブレーキの性能が低下することがあります。
  • ブレーキ液を周辺の部品や車体にこぼしたときは、塗装保護のためすぐに拭き取ってください。

バッテリ液の量

バッテリ液の量

各槽のバッテリの液面が上限(UPPER LEVEL)と下限(LOWER LEVEL)の間にあるかを目視により点検します。

処置:
液量が少ない場合は,上限(UPPER LEVEL)まで蒸留水を補給してください。

警告
  • バッテリ液の量が下限(LOWER LEVEL)以下のままで使用しないでください。バッテリの劣化を早めたり,発熱や爆発するおそれがあります。
  • つぎのような場合は、火災や爆発の原因となることがありますので三菱自動車の販売会社で点検を受けてください。
  • 液漏れがある場合
  • バッテリの外観に異常がある場合
  • 異臭がする場合
  • バッテリ液の減り方が著しい場合
  • バッテリに火気を近づけないでください。バッテリからは可燃性ガスが発生しており爆発するおそれがあります。
  • バッテリ液は希硫酸です。皮膚についたり、目に入るとやけどや失明の原因となります。すぐに多量の水で洗い、速やかに専門医の治療を受けてください。
  • バッテリには,蒸留水以外(水道水、希硫酸など)は入れないでください。バッテリの寿命が短くなるおそれがあります。
  • 上限(UPPER LEVEL)以上は補給しないでください。液漏れにより車体が腐食するおそれがあります。
  • バッテリ液が周辺の部品についたりこぼれたりしたときは,ウエス等でふき取った後,水で十分洗ってください。
ご注意事項
  • バッテリ液を補給するときは、必ずエンジンを止めて行ってください。
  • バッテリ液を補給するときは、換気の良い場所で行ってください。また、ゴム手袋、保護メガネを着用してください。
バッテリ液の量

インジケータ付きバッテリは、バッテリ上面にあるインジケータでバッテリの状態を確認することができます。インジケータの色が緑色なら正常です。バッテリ液の量が適正でインジケータが白色の ときは三菱自動車の販売会社で点検を受けてください。

冷却水の量

冷却水の量

冷却水温が低いときにコンデンス・タンク内の冷却水面が、上限(FULL)と下限(LOW)の間にあるかを目視により点検します。

処置:
冷却水量が少ない場合は、三菱指定のダイヤクイーンスーパーロングライフクーラントと水道水を1:2(寒冷地は1:1)の割合で混合した冷却水を、コンデンス・タンクの上限(FULL)まで補給してください。

ご注意事項
  • ラジエーターキャップは、冷却水の交換およびオーバーヒート時に冷却水を補給するとき以外は開けないでください。
  • 冷却水の温度が高いときには正しい冷却水の量は点検できません。
  • 水だけの補給はしないでください。冷却水が凍結したり、防錆力が低下します。
  • 上限以上に冷却水を補給しないでください。
  • 冷却水を補給しても著しく量が減少する時は三菱自動車の販売会社にご相談ください。

エンジンオイルの量

エンジンオイルの量

エンジンをかける前または、エンジンを止めて5分以上たってから行います。
オイル・レベル・ゲージをきれいに拭き取り、元に戻してから再び抜いて、オイルが上限と下限の間にあるかを目視により点検します。

処置:
オイル量が下限以下の場合は、オイル注入キャップを取り外してオイルを補給してください。補給後、しばらく待ってから再度オイル量を点検し、上限と下限の間であれば、オイル注入キャップとオイル・レベル・ゲージを確実に取り付けます。

ご注意事項
エンジンオイルの量
  • 補給するときは、オイル注入口からゴミなどが入らないようにしてください。
  • 上限以上は補給しないでください。エンジン不具合の原因となります。
  • オイルをこぼした場合は、完全に拭き取ってください。
  • オイル注入口の下方にオルタネータがある車種は、オイル注入時にオイルがこぼれないよう、オイルジョッキやじょうごを使用してください。万一オイルがこぼれても、オルタネータにかからないよう、オルタネータに布などをかぶせてください。
アドバイス
  • エンジンオイルはお車の使用により消耗します。オイル量を点検しオイルが不足している場合は、交換時期以前でもオイルを補給してください。
  • エンジンオイルの交換時期は、オイルの品質とお車の使用状況により異なります。
  • 長時間アイドリング状態で使われる頻度が高い場合、オイル劣化が促進されて潤滑性能が低下し、オイル消費が早くなることがありますので、こまめな点検をお勧めいたします。
ご注意事項
  • オイル量が著しく減少する時は三菱自動車の販売会社にご相談ください。
エンジンオイルの量

使用オイルについて:

  • 三菱指定エンジン・オイルまたはエンジン・オイルの缶にILSAC認証マークの入ったエンジン・オイルをお使いください。
  • お車により使い分けが必要です。お手持ちの『取扱説明書』の「サービスデータ」をご覧ください。

ウインド・ウォッシャ液の量

ウインド・ウォッシャ液の量
  • ウォッシャータンクのキャップを開け、レベルゲージで液量を点検します。
アドバイス
  • ウォッシャ・タンクの位置とウォッシャ液量の点検方法は車種により異なりますので詳しくは取扱説明書をご覧ください。
ウインド・ウォッシャ液の量
  • ウインド・ウォッシャ液の量が少ない場合は,ウォッシャ・タンクのキャップを外し、三菱指定のダイヤクイーンウインドウウォッシャー液を下表に従って補給して ください。
使用地域・季節 希釈割合 凍結温度
通常 原液1に水2 -10℃程度
寒冷地の冬期 原液1に水1 -20℃程度
極寒冷地の冬期 原液のまま -50℃程度
ご注意事項
  • ウォッシャ液の代わりに石けん水などを使用すると,塗装のしみなどの原因となることがありますので使用しないでください。