長野県はクルマ社会で、1人1台という家庭も珍しくはありません。我が家も息子が運転免許を取り、3台目が必要になったので妻用の車にeKクロス EVを検討しました。決め手は、3つ。まずは、毎日使うクルマは環境に優しいものを選びたかったこと。
2つ目は、ランニングコスト。ガソリン代よりも充電で使う電気代のほうが安かったこと。
最後は決め手というか条件ですが、軽EVのサイズ感。
自宅の駐車スペースを考えると、別で駐車場を借りなくても3台並べておける軽EVは、ベストな選択でした。

奥さま：平日は私の通勤と、仕事帰りにスーパーに寄って買い物をするくらいです。職場まで片道4kmほどなので、1日10kmくらい走ります。休日には隣市のショッピングモールへ家族で買い物に行くこともありますが、それでも走行距離は往復20kmほど。充電は週1回くらいです。

ご主人：「妻用の車は近場の移動」という目的で購入しました。私もたまに借りますが、ECOモード100％で運転しています。だからといって走りを犠牲にしている感じもありません。クルマ通りが少ない田舎道では、気がついたら「あっ、スピード出ちゃってた！」ということもあるくらいです（笑）。

家で充電できることですね。地方都市の場合、「住宅街にポツン」というよりは、幹線道路沿いに大きなガソリンスタンドがあることが多いですよね。私の場合も最寄りのガソリンスタンドまでは、自宅からクルマで10分ほどかかります。しかも通勤路ではないので、遠回りしないといけません。仕事帰りにガソリンスタンドに寄るときは、そこからさらにスーパーに向かうのが面倒で「今日は買い物、やめとこうか」という日もありました（笑）。今はそれもないです。クルマの都合に合わせるのではなく、自分の都合に合わせて、家で満タンにできる。ガソリンスタンドに行かなくていいというのは、ほんとうに便利です。

私たちが住む地域は市の両端で高低差があって、平地よりも坂道が多い地域です。アクセルペダルだけで速度調整ができるイノベーティブペダルは、下り坂でもペダルを踏みかえる手間がなく、ハンドル操作に集中できるので「便利だなあ」「あってよかったなあ」と思います。
私が感激したのは、ステアリングヒーター、シートヒーター。クルマの暖房だと車内を暖めるのに時間がかかりますが、これだとすぐに手元や座席が暖かくなるので助かっています。うちの近所は標高500ｍほどあって、冬の最低温度も平地より低くなる地域。以前は冬場になると手袋をつけて運転していましたから、快適さは段違いです。

軽自動車の場合、「かっこいい」よりも「かわいらしい」クルマが多いですよね。女性ウケがよさそうな、丸っこくてかわいらしい感じというか。eKクロス EVは、全体的に見た目のフォルムがかっこいいと思いました。内装も落ち着いていてシックな印象ですし、エアコンの操作部分もボタンやダイヤルがなくスッキリしています。私はどちらかというと「女性はこういうのが好きでしょ」というようなファンシーっぽいものが苦手なので、そういう女性にもおすすめできますし、主人や息子たちが運転することになっても、かっこよく乗れるクルマなんじゃないかなと思います。

これまでは、仕事と子育てが中心の生活でした。クルマも「自分のクルマ」というよりは、どこかで「子どもたちを何人も遠くまで乗せていけるか」という視点で選んでいました。子どものクラブ活動で週末に練習試合があれば、「親御さんが順番で送迎を担当する」なんてことも、田舎ではよくある話です。2人の息子も手がかからなくなってきたので、これからはいろいろな場所に行ってみたいです。地元にもおしゃれなカフェや地元の素材を活かしたパン屋さんもあるみたいなので。今まで車は単に生活の足だったけど、見た目もかっこいいeKクロス EVは、友だちにも自慢できる存在。ぜひ友だちを乗せて一緒に行けたらなあ、と思っています。

ご主人：全国屈指の避暑地ですが、幼少期と比べ温暖化を実感することが増え、何かできることをやらないとと思うことが多くなりました。車無くして生活ができない田舎暮らしの中で、温暖化防止の取り組みに関わってるという気持ちでこの車を運転しています。また、昔から自給自足を感じながら生きて来ました。そんな自然の恵みを得られる故郷に愛着もありますし、この景観を守っていきたいと思っています。エネルギーの自給自足について、自らが率先して取り組みながら情報発信できればいいなと感じています。

奥様：ガソリン車だとエンジン音ってありますが、eKクロス EVはほんとうに静か。職場の駐車場で「気づいたらすぐそこにいて、びっくりした」と言われたこともあります。それくらい静かなので、ガソリン車と違って燃料を燃やしてエンジンを回して排気ガスを出していないんだな、と思います。世の中ではカーボンニュートラルとか言われていますが、乗るクルマを軽EVにしたことで、「少しは温暖化防止に貢献できているかな」、「みんなより早く取り組めているかな」と実感しています。