2006年〜
4代目パジェロ
オールラウンド4WDに求められる要素をより熟成
2代目で誰でも安心してオフロードを走れる4WDを目指し、3代目で卓越したオンロード性能を獲得。オールラウンド4WDとしてたゆまぬ進化を続けてきたパジェロは、世界約180の国と地域に向けて累計生産台数が250万台に達しました。
世界基準のオールラウンド4WDとして25年にわたり進化し続けてきたパジェロを熟成させる。このような思いで開発したのが4代目でした。
“熟成”といっても、既存のパーツを単に手直しすることではありません。歴代モデルが大切にしてきたオフロード性能、オンロードでの操縦安定性、快適性、デザイン、そしてフラッグシップとしてのプレミアム性をさらなる高みへと引き上げるため、「時間と手間を惜しまず、徹底的なこだわりでクルマを作り直す」ことを意味していました。開発陣は「進化に気付かないほど、乗り手が不自然さを感じずに自然に運転できること」を理想として追い求めたのです。
そのために、高地や極寒の国、砂漠や荒地など世界中の過酷な走行状況を想定した数々の試験を実施するとともに、ダカール・ラリーで得た技術やノウハウをフィードバック。結果、実に70%もの構造を見直して、実質的な全面再設計を施しています。
オンロードとオフロードの性能を追い求めて辿り着いた
オールラウンド4WDの完成形
パジェロはこれまで力強さ、そして日常での使用に優しい機能性や快適性をデザインに落とし込んできました。4代目はオフロード走行時の機能性を形にした歴代パジェロのデザインテイストを継承し、フロントフェイスにパジェロのネーミングの由来である野生の山猫の目をモチーフにしたデザインを取り入れています。
ビルトインフレームモノコックボディは信頼性と耐久性を高めるためにスポット溶接部位を拡大し、カウルトップの高剛性化、高張力鋼板採用による軽量化と高剛性化、適所に構造用接着剤を採用するなどの改良を施しました。
3代目のマイナーチェンジで上級グレードに標準装備したアクティブスタビリティ&トラクションコントロール(ASTC)には、「リヤデフロックの作動状態を検出する機能」を新規に追加。これにより、これまで困難とされていた「電子制御(ASTC)による安全性」と「機械式直結のリヤデフロックによる泥濘地での圧倒的な走破性」の同時装着・協調制御を達成したのです。
歴代パジェロの完成形として2006年にデビューした4代目パジェロは、2019年まで13年にわたり国内で販売しました。日本での販売が終了した後も海外では販売を継続し、2021年に生産が終了しました。
しかし、生産終了後もパジェロへの思いがなくなったわけではありません。歴代パジェロが紡いできた「あらゆる道を誰もが安心して走れるオールラウンド4WD」という考えを継承し、現代のフラッグシップモデルにふさわしい快適性と安全性、上質感を備えたクルマへと進化した、新世代パジェロが間もなく登場します。多くのお客様に、いつでも安心して、いつまでも運転したくなるような楽しさをお届けするために。