三菱自動車は、2011年の東日本大震災以来、PHEVを中心とした電気車両を、被災地に派遣してきました。

電気を自由に取り出せ、自ら発電もできる「三菱のPHEV」を、もっと早く届けたい。
PHEVの「走るチカラ」と「電気のチカラ」を、より多くの地域で役立ててほしい。
そんな思いで、2019年、「DENDOコミュニティサポートプログラム」を立ちあげました。

それから3年。47都道府県の自治体と災害時協力協定を締結。
協定を通じて、一つひとつ、支援の輪を広げてきました。

協定の締結は、ゴールではなくスタート。
私たちは今後も、「DENDOコミュニティサポートプログラム」を通じ、「三菱のPHEV」による支援を続けてまいります。

停電に備える

  • スイッチ一つで給電、
    1500Wの大容量※1

    車内にコンセントが装備されており、スイッチ一つの簡単操作で電気製品を使用できます
  • 「Vehicle to Home(V2H)」で、
    家全体に電力供給

    V2H機器と接続し、PHEVの電力を建物全体に供給。
    満充電、ガソリン満タンで最大約11日間分※2の電力を確保することができます

※1
●消費電力が1500Wを超えると、給電停止または出力低下となる場合があります。
●アクセサリーコンセントに、たこ足配線はしないでください。
●定格消費電力1500W以下でも使用できない機器があります。
●AC電源使用時は駆動用バッテリーの残量が少なくなると、自動的にエンジンが始動し充電をおこないます。車両の停止中にエンジンが始動した場合、アイドリングストップに関する条例に抵触することがありますので、十分にご注意ください。
●使用する電気製品に付属の取扱説明書や、製品に記載されている注意事項をご覧の上でご使用ください。

※2
●満充電の状態で一般家庭の最大約1日分、バッテリーチャージモードによるエンジンでの発電も組み合わせればガソリン満タンで、新型アウトランダーPHEVは最大約11日分、エクリプス クロスPHEVは最大約10日分の電力量を供給することが可能です。
●供給可能電力量は当社試算による(一般家庭での一日当たりの使用電力量を約10kWh/日として算出、V2H機器等の変換効率は含みません)。
●住宅との接続にはV2H機器が必要です。V2H機器については、当社販売会社スタッフまたは各V2H機器メーカーにお問い合わせください。
●V2H機器に接続している場合、エンジン始動による発電はできません。V2H機器については、V2H機器取扱いメーカーまたは営業スタッフにおたずねください。

避難に備える

  • 広いラゲッジスペース

    荷室は十分な広さがあり、緊急時にさまざまな物資を運搬する車両としても活躍します※3
  • 悪路でも安心の4WD性能

    カーブの多い山道や、荒れた道路を走る際も、PHEVの強い足回りが安心感を与えてくれます

※3
●2,3列目を倒した状態のイメージです。

DENDOコミュニティサポートプログラム
三菱自動車は
全国200以上の自治体と
災害時協力協定を
結んでいます

DENDOコミュニティサポートプログラムは「三菱のPHEV」を活用した自治体への支援活動です。
災害時協力協定を締結し、停電の際、改めて自治体と相互に必要事項を確認する時間的ロスをなくすことで、「三菱のPHEV」を速やかに被災地・避難所等へお届けします。

自治体との災害時協力協定

全国の自治体と災害時協力協定を締結することで、災害発生時、停電の発生している地域に、速やかに、かつ確実にPHEVをお届けし、給電活動にお役立ていただきます。

災害時における医療機器使用者の停電対策検証

川崎市における、PHEVを活用した、人工呼吸器の専用外部バッテリーへの充電検証に参画。
医療関係者の監修のもと、PHEVで充電したバッテリーを人工呼吸器に接続し、安定作動を確認しました。

自治体による災害時の活用事例

提供:仙台市社会福祉協議会・
仙台市ボランティアセンター

2011年3月 東日本大震災

i-MiEV

当時、被災地ではガソリンが不足しており、2009年に発売した電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)を貸与。当時は主に輸送手段として活用いただきました。
被災者の「この電気を取り出せたらいいのに」という声から「駆動用バッテリーから電気を取り出す」という点に着目し、2012年に給電装置「MiEVパワーボックス」を発売。京都府と、当社初となる、電動車を活用した災害時協力協定を締結しました。

2016年4月 熊本地震

アウトランダーPHEV

熊本地震の際には、アウトランダーPHEVを貸与。地震発生後には、地割れ等により路面が荒れていることも多く、職員の方からも「カーブの多い高速道路や市内の荒れた道路を走る際、アウトランダーPHEVの強い足回りが、高い安心感を与えてくれました」と感謝のお声をいただきました。

1日防災学校の様子

2018年9月 北海道胆振東部地震

アウトランダーPHEV

北海道庁からの要請を受け、札幌をはじめ石狩地方を中心にアウトランダーPHEVを貸与しました。
幸いなことに停電は比較的早く復旧しましたが、その後も、4WDによる走破性を活かして被災地の視察に使用されるなど、道内の復興にお役立ていただきました。
道庁の主催する「1日防災学校」や北海道総合防災訓練等でも活用いただき、住民の方に災害時のPHEVの有用性について理解醸成を図りました。

2019年9月 令和元年房総半島台風

アウトランダーPHEV

千葉県南部を中心に長期に亘る大規模停電が発生した令和元年房総半島台風の折には、君津市や鋸南町の高齢者福祉施設を中心にアウトランダーPHEVを貸与。
電子レンジや冷蔵庫、電動ベッドなど、さまざまな電化製品に電気を供給しました。
特に、台風一過で非常に暑く、洋服を頻繁に着替えていたことから、入居者や施設職員などの洗濯物が大量にたまっていました。そこで、約200人分の洗濯物を一晩で洗濯・乾燥し、たいへん喜んでいただきました。

2017年7月 九州北部豪雨
2018年7月 西日本豪雨
2020年7月 令和2年7月豪雨

アウトランダーPHEV
MINICAB-MiEV

過去の豪雨災害発生時には、主に、各地から集まるボランティアや自治体の応援要員の移動手段および支援物資の輸送手段として、アウトランダーPHEVをお役立ていただきました。
また、西日本豪雨の際には、総社市にMINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)の貸与も行いました。

2021年1月 秋田市豪雪被害

アウトランダーPHEV
エクリプス クロスPHEV

2021年1月7日からの大雪の影響で大規模停電となった秋田市に、災害時協力協定※に基づき、1月8日、アウトランダーPHEVおよびエクリプス クロスPHEVを、市内のコミュニティセンターへ貸与。テレビや照明、ストーブなどの電気製品に給電を行いました。

※2020年2月に秋田市と協定を締結済。

  • 東日本大震災
  • 熊本地震
  • 北海道胆振東部地震
  • 令和元年房総半島台風
  • 豪雨災害
  • 秋田市豪雪被害

新型コロナウイルス(COVID-19)
協力支援

COVID-19ワクチン
接種支援車両

自治体におけるワクチン接種支援のため、アウトランダーPHEVを貸与しています。PHEVの給電機能を活かし、ワクチン輸送中の保冷剤冷却や医療チームの皆さまの移動手段としてご活用いただきました。

COVID-19ワクチン接種会場の冷房機器への給電支援

ワクチン接種会場となる公民館の暑さ対策のため、平塚市にアウトランダーPHEV2台を無償貸与。医師及び看護師等医療スタッフ用のスポットクーラーの電源としてご活用いただきました。

全国自治体と災害時協力協定の
締結状況

締結中の自治体数258

2024年10月16日現在

※ 系列販売会社と自治体 二者間の締結は除く

NEWS

  • 2024年10月16日

    伊賀市と締結

  • 2023年9月4日

    大阪市と締結

  • 2024年7月30日

    白井市と締結

  • 2024年2月1日

    時津町と締結

  • 2024年1月26日

    志摩市と締結

  • 2023年10月25日

    大野城市と締結

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