今回新しく搭載されたスマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA]には、Apple CarPlay、Android Auto™に対応オーディオを搭載。スマートフォン経由で取得した最新の地図データを使ってナビルート案内が可能となりました。また、スマートフォンの高精度の音声認識を利用しているので、目的地を文字入力するわずらわしさを解消。わずらわしい手入力をせずに音声で簡単に安全に目的地を設定したり、電話やテキストメッセージの送信もできます。
アウトランダーPHEVに乗るお客様は、PHEVがもたらす新しい走行性能やライフスタイルなどに魅力を感じる、感度の高い方が多い傾向にあります。その他のクルマでもスマートフォンとオーディオの連携が進む中、アウトランダーPHEVとしてはさらにもう一歩進化させ、ドライバーの安全も意識した、より使いやすいシームレスな連携を目的に開発しました。お客様が初めて使うときでも、実行したい操作がすぐにできるように分かりやすくシンプルな画面設計や、普段お使いのスマートフォンと同じような操作感・レスポンスの速さを意識して造り上げています。
SDAはレスポンスの速さや、画面構成、タッチしやすいボタンの大きさ等、SDAのユーザビリティやデザインに関しては、日本のみならずアメリカやドイツでも試験・評価や意見交換を行い、その結果を反映しています。また、開発で大変だった点は、スマートフォンのOSのバージョンアップのタイミングが早いこと。開発への要求が途中で何度も変わるので、その対応には苦労しましたが、最新のスマートフォンでもお客様にご満足いただける機能・操作感を追求しました。
また今回SDAの機能拡大のひとつとして、三菱自動車独自の電動車両用アプリを開発しております。充電ステーションがコンビニエンスストアやスーパーなどに設置され、年々数が増えています。そこで、ドライブプランの組み立てに役立ててもらえたらと思い、充電ステーションまでの案内や空き情報が分かるアプリを作りました。さらに今後の目標としては、自分のスケジュール管理や車両の電池残量を考慮したドライブプランを立ててくれるなど、よりお客様のライフスタイルに寄り添い、クルマに乗って出掛ける楽しみが生まれるような機能を実現できるといいなと考えています。
iPhoneならAppleマップ、Android™スマートフォンならGoogleマップ™で事前に目的地を設定し、クルマに乗ってオーディオにつなぐと、その情報をSDAに引き継ぐことができます。クルマに乗る前と乗ってからがよりシームレスになるので、スマートフォンでドライブルートや旅先の情報を調べるといった準備がもっと楽しくなるはずです。また、アウトランダーPHEVからは、PHEVのエネルギーフロー、電池残量や減速時の回生エネルギーの積算量などの多くの走行情報を取得し、表示できるため、運転のサポートとしても役に立ちます。さらに、施錠時のライトの点滅回数や、ルームランプの消灯時間の長さなどの車両装備の設定を、SDAを介してカスタマイズすることも可能です。アウトランダーPHEVにSDAが加わることでもっと広がる走りの楽しさを、ぜひ味わっていただきたいと思います。
Notes
※Google、Android Autoとその他のマークはGoogle Inc.の商標または登録商標です。
※iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
※iPhone、Apple CarPlayは米国その他の国で登録されたApple Inc.の商標です。